「目は口ほどに物を言う」は口ありきのことだったんだ
ご時世がご時世である
みんな顔半分が黒くて、顔半分が真っ白である
私は小学校の時くらいからはなから、
なんでもないのにマスクをする人が嫌いだった
理由は単純で何を考えているかわからないからである
とは言っても接客業のアルバイト先でなんかは利点もある
マスクしているからよく目で笑え、と言われるが、
表情に気合を入れてずに済むので。
しかし、やはり友達であったり、新しくバイト先に入ってきた子となど
コミュニケーションをとりたい場面では、
やっぱりつまらないなって思うのだ
変顔をしたり、相槌の表情だったりの一つで
会話は広がるし、笑いは起こる。
一年前まではそれがほんとに楽しかったし、バイトはそれだけでやる気になっていた。
我々日本人は、外国英でよく見る俳優さんたちの表情豊かな顔で、
気持ちだったりテンションだったりを表現なんてできないんだから。
眉毛の上げ下げと目ん玉の動きだけで感情を伝えられるハリウッド女優でもないんだから。
ましてや今やみんな眉毛なんて見えないパッツンヘアときのこマッシュヘアしかおらんだから。
「目は口ほどに物言う」は口があったから言えてたことなんだなって
どうでも良いことを発見しながら、今日もマスクを装着。
いってきます。
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