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「ほぼ」未経験人事が成長し続けていく

はじめまして!heyグループのSTORES.jpで採用を担当している、近藤(@_mkondo)です。この記事は STORES.jp Advent Calendar 2019の1日目の記事です。

0. はじめに

ここで書くことは、わたしが取り組んできた2年間の振り返りと、これから挑戦することへの宣言がメインです。今も模索しながら取り組んでいる中で、成長と学び(失敗も含めて)を繰り返しています。

全力で駆け回りながら学んできた話を通じて、未経験だけど人事・採用担当に挑戦してみたい方、採用を任されたけど何をしたらいいのか悩んでいる方たちにとって、挑戦する勇気や施策を考えるヒントになれたら嬉しいです。

1. ざっくり、わたしの経歴

わたしのキャリアスタートは、自動車ディーラーの営業です。この話をすると「よく、IT企業に転職できたね」と驚かれます(笑)もともと車が大好きで、学生時代はガソリンスタンドで3年ほどアルバイトをしていました!

自動車ディーラーから、民泊の運営代行のスタートアップの営業を経て、2017年 11月にSTORES.jp(旧 Bracket)に人事として入社。2018年 2月に経営統合を行い、heyグループに出向という経歴です。

heyグループになった今も、担当領域は変わらず、STORES.jpの人事・採用を担当してます!

民泊の運営代行のスタートアップ時代に人事アシスタントを一部担当していましたが、決まった仕組みの中で業務を回ような「オペレーション人事」の経験のみ。

これがタイトルに「ほぼ」をつけた理由です。

2. STORES.jpに出会う前のわたし

民泊の運営代行のスタートアップを退職
民泊の運営代行の会社をやめてから、だらだらと転職活動をしていました。「なんだか楽しそう」という直感で選択して、生きてた人生。この時期が今までの人生の中で一番悩んだ時期であり、貴重な時間を過ごすことができました。

当時のわたしは、「2〜3社話を聞いたらどこかしら、受かるでしょう」という何の根拠もない自信で、転職活動をしていました。そんな甘い考えは、すぐに見透かされ、どこの企業も一次面接でお見送りの結果でした。

転職活動をはじめて、あっという間に、1ヶ月、3ヶ月、そして半年が過ぎていきました。このまま一生就職できないのでは…という負のループに陥っていました。

父からのアドバイス
幸いなことに、わたしの父は採用・人事を経験していて、親身に相談に乗ってくれたことを鮮明に覚えています。経験豊富な父から教わったことは、

とにかく人に会って、話を聞く

ことです。

父の紹介で、とあるベンチャーの代表取締役、自分で事業を運営されている経営者、わたしと年齢が近くてバリバリ働いている方など、たくさんの方からお話を聞き、相談に乗っていただきました。

頭の中の棚卸を進めていくと、だんだんとやりたいこと、将来の姿が見え始めてきました。

そんな様子を察知した父は、知り合いが経営している小さなエージェントさんを紹介してくれました。ここのエージェントさんから、数社紹介してもらった中に、STORES.jp(旧 Bracket)がありました。

3. STORES.jpに入社する

代表 塚原との出会い
とにかくちゃんとしなきゃと思い、髪の毛をしばり、ビシッとスーツを着て、心臓が張り裂けそうな気持ちで、面接に向かいました。

どきどきしながら会議室で待っていると、元気な声で「こんにちは〜!」と言いながら、塚原(@ayanadesu)が入ってきました。もう、はじめて見た瞬間に、雷が落ちました(笑)飾らない人柄、溢れ出てるパワー、すべてに魅力を感じました。

一通り自分の話をし終えて、塚原から今回のポジションについて話をしてもらいました。

STORES.jpとして、はじめての人事を募集していて、そこをまるっとお任せできる仲間を探していると聞いたときは、自分で務まるのかな?と不安はよぎりました。

この会社で頑張りたい、ここで自分を試したいという気持ちをぶつけた結果、その場で内定をいただくことができました。

「ほぼ」未経験人事のキャリアがスタート
ここから目まぐるしい毎日がはじまります。入社して3ヶ月くらいで取り組んだことは、

- 会社・事業を知る
まずはじめにやったことは、塚原と定期的に話す時間をもらい、会社・事業の歴史的なこと、将来のことを教えてもらいました。

- STORES.jpの採用基準を知る
塚原から採用周りの引き継ぎをするために、一緒に面談・面接に出ていました。塚原が一体何を語っているのか、候補者に何を聞いているのかをキャッチアップしていきました。

- 面談・面接のかたちを知る
独り立ちをしてからは、自分の言葉で伝えられるようにするために、1日5〜6件面談・面接をしていました。とにかく、場数を踏んで、体に覚え込ませました(笑)

- メンバーを知る
メンバーにインタビューをしていました。どんなキャリアのスタートなのか?、どういうきっかけで入社したのか?、今何をやっているのかな?を一通り聞いていくと、人となりを知ることができ、コミュニケーションがとてもしやすくなりました。


一部記事にしているので、よかったら見ていただけると嬉しいです。

4. heyになって、仲間が増える

入社してしばらくしてから、塚原からメンバーに向けて、重要なアナウンスがありました。それは、オフラインの決済サービスを提供しているCoineyと経営統合を行い、heyグループになるということです。

心強い、仲間が増える
2018年 2月に経営統合を実施、2018年 5月にオフィスのお引越し、Coineyメンバーと交流が増え、がらっと環境が変わりました。

そして「EX(Employee Experience)」チームが立ち上がり、Coineyのメンバー、heyの副社長 佐俣(@naokos)と一緒に仕事をするようになりました。このチームのミッションは、採用だけではなく、「heyではたらく人のheyでの体験を向上させる」ことを全方位で担っています。

EXチームで挑戦!
EXチームでは、heyの採用フレームワークをもとにして、試行錯誤を重ねながら、とにかく改善し続けています。

はじめに取り組んだことは、ATTENTION(heyの認知)です。誕生したばかりのheyを知ってもらうために、採用市場、コーポレートへの喚起に1年ほど時間を費やしました。今もATTENTIONは引き続き行いつつ、INTERACT(採用候補者へ魅力を伝える)の施策も進めています。

INTERACTの取り組みとしては、

 - オープンオフィス「Hello hey
 - 他社さんとタッグイベント
 - 自社主催のイベント・勉強会
 - Wantedlyインタビュー
 - スポンサード(Vue Fes JapanRubyKaigiなど)


Hello heyに挑戦!
「Hello hey」は、今もメイン担当として話をしています!このイベントは、heyの人と話してもらい、heyを知ってもらう場です。このイベントを通じて、新しいメンバーとしても、ファンとても、新しい仲間が増えるといいなっと思っています。

この取り組みから学んだことは、継続することの大切さです。

はじめたころは、社内も社外も認知度はありません。毎週木曜日に開催(現在は、第2第4木曜日に変更)し続けた結果、「良さそうなひとがいたら、まずはHello heyに誘ってみるね」と言ってもらえるようになりました。ほんとうに嬉しい!

1年半ほど運営していくと、Hello heyがきっかけで採用につながったケースが増えてきました。何度も参加して入社を決めてくれたメンバー、選考とは違ったリアルな空気感を知り安心して入社してくれたメンバーなど、さまざまなストーリーを目の前で見てきました。

スポンサードに挑戦!
Vue Fes JapanやRubyKaigiなどのスポンサードに初挑戦してみました。はじめて任された大きなスポンサードは、Vue Fes Japan 2018です。

プロジェクトマネージャーのような動きをし、何を目標に置くのか、いつまでに何をやるのか、ノベルティ・ブースの企画、当日の運営などを考えました。

正直、これは失敗ばかりで、基本となる学びを得ることができました。例えば、他チームとの連携・情報共有を密にすること、複数人とやりとりをするときは叩き案をもとに話すこと(意見が出すぎてまとまらないことがある)など、今でも役に立っています。

5. 専門的な経験を積んでいく

2019年 11月時点、heyグループは成長し続けています。とても嬉しいことに、EXメンバーも6名に増え、新たなチャレンジ、強化するべきことに取り組めるようになりました。

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ふたつのチームになる
2019年 10月からリクルーティングチームとエンゲージメントチームの体制になりました。エンゲージメントチームでは、オンボーディング、エンゲージメントに力を入れています。

わたしはリクルーティングチームに属し、採用人事してコミットしています。今までは、EXチームとして採用から入社後のオンボーディングまで幅広く関わってきました。今回の体制変更で、採用に振り切って仕事ができるようになりました。

新しい挑戦に挑みます!
今挑戦していることは、エンジニア採用強化です。横断プロジェクトを立ち上げ、STORES.jpのCOO 道廣(@ta_michihiro)とCTO 矢部(@tyabe)と一緒に進めています。heyとして、STORES.jpとして、両方の事業拡大に向けた準備のために、エンジニア組織の強化をしています。

わたしとエンジニア
改めて、STORES.jpに入社したころを振り返ってみると、今までエンジニアという職種と関わったことがなく、どんなお仕事をしているのかすら全く想像が付きませんでした。

「Ruby?」「JavaScript?」「GitHub?」

なんだそれ?

聞き慣れない言葉でいっぱいになり、大混乱でした。まずは、よく飛び交っている単語の洗い出し、意味を調べたり、エンジニアに聞いて用語集をつくっていました。久しぶりに当時使っていたノートを見返してみたら、面白い。

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今では、エンジニアと採用について意見を言い合えて、みんなで同じ方向を向けていると…わたしは感じています。こうやって振り返ってみると遠い昔のことのようで、少しは成長したかな?と思っています(笑)

このプロジェクトが立ち上がって、1ヶ月で取り組んだことです。

1. シミュレーション算出
採用目標達成のために必要な工数・投資予算の試算をする

2. 採用計画のざっくり算出
どのポジションを、どれだけ、いつまでに、どのようにアプローチするのか

3. 採用戦略の策定
ざっくりな着地を見立て、ポイントを絞り込み、動きを考える

4. 体制の考案
工数を見積もり、EXチームの運用負担軽減のための体制部分も考える

それと並行して、質・粒度を揃えるための面接官向け資料をつくりました。STORES.jpにおける、面接に対する考え方・姿勢、進め方を定めています。

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そして、あしたもまた挑戦していく
「ほぼ」未経験な状態で人事・採用担当になり、現在まで走り抜けてきた様子を書き出してみました。

誰かの役に立てるかはわかりませんが、未経験でも頑張っているよ!挑戦しているよ!ということが、誰かの勇気になったら嬉しいです。

6. おすすめしたい3つの行動

全力で駆け回ってきた2年間で学び、初心忘れるべからずではないですが、これからも大事にしていきたいことが3つあります。

1. 自分の言葉で語ること
会社・事業、メンバーについて、自分の言葉で語れる人事・採用担当は強いと思います。素直に魅力を候補者に伝えることができる。わたしは、面談・面接、イベントに来ていただいた方全員をファンにする気持ちでお話をしています!

2. メンバーを巻き込でいくこと
「スクラム採用」という言葉が生まれるくらい「全員で採用」という進め方が主流になっています。採用は、ひとりでは進めることができないお仕事です。各チーム、経営陣、エージェントさん、ときには他社さんを巻き込んでいかなければなりません。みんなで同じ方向を向けるような協力体制をつくることは大切だと思います。

3. 思いっきりってやってみること
採用広報を含む、採用施策は短期で効果はでません。まずは、大胆に!やってみてみよう!という気持ちでいます。もちろん失敗することもあるのですが、必ず自分の資産になります。

7. 最後に、感謝の気持ち

おっちょこちょいなわたしを、いつもサポートしてくれるメンバーたちには、感謝の気持ちでいっぱいです。いつも、ほんとうにありがとうございます。

heyグループでは、Unipos(ピアボーナス)という制度を導入しています。感謝の気持ちとしてポイントを送るもので、毎週足りなくて、未だに計画立てて使いこなせていません(笑)


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