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「きっかけ」編

私はいま、コミュニケーションロボットに興味があります。

きっかけはたくさんあるのですが、ここでは2つご紹介。

1. コミュニケーションのスタイルを模索したい

まず1つ目のきっかけとなる出来事は、分身ロボットカフェを訪れたこと。OriHimeやその関連技術を通じ、人と人が繋がっていくことは魅力的なことですし、世の中をより良くしていくツールとして、とても大きな可能性を感じています。

近年、コミュニケーションロボット界隈って賑わっていますよね。卓上サイズだとSotaやBOCCO、やや大きめだとLOVOT等、色んな企業が、既に販売やレンタルを開始していて活気付いてきています。

でも、それらを所持している人って、Maker界隈では見るけど、一般ユーザーでは正直まだあまり見かけません。そんな中でも、OriHimeってMakerよりも、一般ユーザーで有効活用しているケースがとても多いんですよね。

一応言っておくと、別にOriHimeを持ち上げたい訳ではありません。そもそもコミュニケーションって奥が深いものなので、それに伴うロボットの在り方も様々です。OriHimeはAIレスのテレワーク特化型「分身ロボット」。例えば、LOVOTは可愛さ重視のペット風「家族ロボット」。Sotaはサービス向けの「対話ロボット」。ただ一概にコミュニケーションロボットといっても、細かく見ていくと、使われ方に大きな違いがあるのですね。

私は本業がロボット開発なので、こういったロボット達がもっと世の中に普及してほしいという強い想いを抱いています。どういうスタイルのロボットだったら世の中に受け入れてもらいやすいのか?とても関心があります。だから少しでも自分が関わりを持つことで、そういう点を模索していきたいのです。ちなみに、ここでの「関わり」とは「自ら作る⇨試す」ということ。

2. 学習用のマイロボットが欲しい

もう一つのきっかけ(経緯)は、学習ツールとしてのロボットの在り方についてです。「ラズパイ使って何かやりたい!」「JetsonNano面白そう」とか、よくあるのだけれど、やってみても意外と続かないんですよね。私が飽き性なのもあるんですが、ただ基板と向き合って学習するのって、なんだかつまらない。顔認識できたからなんなの?って感じ。

やはり、何かしらの入出力を備えたロボット(ハードウェア)をハックし、役に立つ機能を実装することで学びたい。そうなると、既にそういう製品も世の中には沢山あるから買えばいいんだけど、自分が学習したいデバイス且つ、お気に入りの外装をした学習ロボットなんて、そんな都合よく存在していないのです…。(意外と高額だったりしますし)

そんな背景がありつつ、そもそも私はMakerなのだから「気に入ったものがなければ作ればよい」というスタンスで開発を始めることにしました。

開発を通じた目標について

まとめると、以下のようなかたち。

コミュニケーションロボットを自ら作り、試すことで…
 1. 社会に必要なコミュニケーションのかたちを模索すること
 2. 学習ツールとしての有用性を検証すること 

なんか、真面目に書いてしまった。実際は「ただ作りたい」という欲求があって、今回はたまたまコミュニケーションロボット開発を通じて、その想いの発散をしていきたいだけなのかもしれない。しかし「なぜコミュニケーションロボットなのか?」と聞かれたら、「こういう想いですよ」という、自分自身の考えを整理したnote。

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