🎾テニスから学んだこと

「自分一人で、自分を作り上げた人などいない」鴨頭嘉人
ep1(エピソードトーク)
僕は、高校生の時、テニスをしていました。ロジャー・フェデラーという選手がいます。彼は、『テニス界の生きる伝説』や『歴代最高のテニスプレイヤー』と呼ばれるほどの素晴らしい選手です🎾
そんな彼に憧れて、YouTubeで動画を見て、フォームを真似したりしていました。よく鏡を見て、素振りをしていたので、周りの人は、ちょっと笑ってました。(でも、本人は真剣でしたけど笑笑)
当時は、「フェデラーに似てるね」と言われるのが嬉しくて仕方なかった。(おそらく、女の子がオシャレに気を使ったり、モデルさんに憧れたりするのと同じ感覚だと思います。僕の場合は、それがフェデラーでした)
最終的に、僕は、『テニス選手』として成功することはありませんでした。初心者の時から比較すれば、勿論、上達しました。大学に進学してからも、テニス部に所属して大会に出場しました。
それでも、良くて３回勝つのがやっとでした。
周りの人から良く言われて、尚且つ、最も傷ついた言葉は、『練習は上手いけど、本番に弱いね』です。テニスだけじゃなくて、他の分野でも、こういう悩みあるんじゃないでしょうか？
本番に弱いという事に関して、誰でもできる解決策としては、『自分が出来る最大限の準備を徹底的に行うこと』が1番だと思います。
今回は、僕は、『テニス選手』として成功しなかったことに対して、どういうふうに意義付けしたのかを書こうと思います。
僕は、当時、これまた憧れで、『babysteps』というテニス漫画の主人公丸尾栄一郎に憧れて、テニスノートをつけていました。他の人は、頭の中で整理したり、携帯のメモ機能を活用していました。アナログな僕にとっては、ペンと紙が合っていたみたいで、約６冊くらい書きました。
(ちなみに、このノートを取る習慣は、後に活きることになりました。大学時代には、アルバイトでラーメン屋さんで、働いていたので、ラーメンノートをつけていました。そして、現在は、旅館で客室係として働きながら、職場で学んだことを日記のようにつけています。)
話を戻して、ノート作りをしていた事によって、自分の事がいくつか見えるようになりました。
①話したりするより、書くアウトプットが向いている。
②割りとロジカルで分析型の傾向がある。
③分析して、整理された情報を人に伝えるのは、得意
高校や大学だと進級すれば、後輩が必然とできます。その後輩たちに対して、テニスに限らず、何かを伝えようとする自分がいました。(実際は、先輩面をしていただけ笑)
ただ、結果的に『コーチ』や『先生』としての資質を見いだすことになりました❗
やはり、当時は、試合に勝ちたい気持ちがあったし、周りも『勝つのが正義』みたいな空気でした。選手としての自分しか評価されないコミュニティに所属していたので仕方のないことだと思います。
試合に勝てないくせに、人を指導したりするのは、ただの自己満足で、逃げの選択肢だと感じていました。
しかし、考え方が変わりました。というか時代が変わりました。
「ブルーオーシャン」や「ニッチ市場」など、「土俵を変える戦略」がメジャーになってきて、自分にもそれを当てはめてみることにしました。
そうすると、僕は、テニス選手としてではなく「先輩、コーチ、指導者」としての資質があることに気づきました。
それまでは、「選手として試合で勝利をおさめる」
ことでしか価値を、示すことはできないと思っていました。
しかし、考え方や見方を変えたことによって、テニスをより楽しめるようになりました。
周りは、「プレイヤーとしての価値」を大切にしている人ばかりだったので、僕の考え方は、受け入れてもらえませんでしたが、自分が納得する形を見つけられたので心から良かったと思います。

結論
自己評価も他者評価もどちらも大切ですが、まず、自分自身を納得させなければ、前に進めない。
人生には、無断なことはないと思います❗
経験を活かす為には、自分の意義付けが大切です。
経験を糧にできるかどうかは、自分次第です👍