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夏を目前に

すでにベッドから起き上がった恋人の毛布を奪い取り、自分の分と二枚重ねて暖を取る。gelato pique の薄い夏用パジャマでは、この時期の朝の冷えには到底敵わない。しかし、夜に暖かい格好で寝ようとすれば寝苦しくてたまらない。結果、肌触りの良いgelato piqueを着ることになる。

そんな私もすでに夏バテ気味である。
お腹が空いても食事を取りたいと思えないほどに、重症だ。夏には少し早いが、アレに頼るしかない。

夏バテの味方、素麺(そうめん)

気温が高くなると、揖保乃糸の素麺を常備するようになる。値段が下がりはじめたナスと、冷凍の豚肉を油で炒めて、温かいめんつゆに入れたらスルスルと食べられる。

あとは、夏野菜カレーで食欲増進をはかるのである。

季節ものと言えば、近所のスーパーには既にハモが置かれていた。夏の風を感じ始めてから「そろそろハモが出る」と胸を躍らせていたので、喜びのあまりハモの頭と10秒間見つめ合った。

夏バテに負けている場合では無い。
ハモの天ぷらを食べるために明日も生きるのだ。

少しずつ夏を迎え入れる準備をしていこう。

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