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#047 3.11を思い出す「海神」


はじめに

こんにちは、40代のオッサンKINO↓です。
今回は読んでみて「3.11 東日本大震災」を思い出した書籍を紹介します。

紹介する書籍は・・・
映画化決定で再注目の『正体』、『悪い夏』で大ブレイク中の著者が放つ骨太の社会派ミステリー!染井 為人さん
『海神』です。

私はオーディブルで聞かせて頂きました。

リアルな震災描写と社会問題

「海神」では、東日本大震災の凄惨な描写が、リアルに描かれています。これは、震災の記憶を風化させず、読者にその重要性を再認識させる力があります。また、震災復興を名目にした不正行為がテーマとなっており、現実の事件をモデルにしたリアリティのある物語が展開されます。

登場人物たちの苦悩と成長

物語の中心には、復興を支援する人々や、震災で大切なものを失った人々の姿が描かれています。
NPO団体の不正を暴こうとする主人公や、過去のトラウマと向き合いながら生きる人々の姿が、希望と絶望の狭間で揺れ動く人間ドラマを紡ぎます。
登場人物の感情がリアルに描かれており、私は彼らに強く共感しました。

震災と復興、そして人間の本質

「海神」は、東日本大震災という大きな災害を背景に、人間の本質に迫る物語です。善と悪の境界線が曖昧になり、自己の利益のために他者を犠牲にする姿が描かれています。

個人的に印象に残った場面

ちょっとスピリチュアル的な要素も含まれている部分があり、子供を亡くしたことを受け止めきれない女性が子供の誕生日を祝う場面が印象的でした。
亡くなった子供が母親のために何かをします・・・😢

まとめ

「海神」は、震災と復興をテーマにした社会派ミステリーとして、多くの読者の心に深く刻まれる作品です。
リアルな描写と巧妙なストーリーテリングが融合し、震災の記憶を風化させないだけでなく、現代社会の問題を考えさせる力を持っています。
興味を持った方は、ぜひ手に取ってその魅力を堪能してみてください。
個人的にはオーディブルがお薦めです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
私も皆さんのnoteを拝見させて頂いて、多くの気づきを得ています。
本当に感謝🙏です。
今後ともよろしくお願いします


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