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売れるLP(ランディングページ)の基本構成の話

おはようございます。デザイナーの"YO"です。

現在、友人と一緒にQiita(キイタ)アドベントカレンダー 2020にエントリーしています。ご興味ある方はぜひ以下のリンクからカレンダーを覗いてみてくださいね。

本日は12月17日、17日目の記事も僕が担当させていただきます。

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【執筆者】
Twitter:@YoinDesign
- 2018 WEBエンジニア
2019 - グラフィックデザイナー
2020.5 活かすグラフィックデザインWEBマガジン『NineCe』を開始
2020.10 -『NineCe』が合同会社Millkamoの公式運営メディアに。

今回は、「売れるLP(ランディングページ)の基本構成の話」というテーマについて書いていこうと思います。文字ベースでの記事になってしまいますがご容赦ください。

LP(ランディングページ)の構成のお話

世の中には数多のLPがありますが、大まかにそれぞれの構成には決まったシナリオがあることがよく知られています。例えば、ボタンは画面下部に追従したりFV(ファーストビュー)でユーザーへのメリットをビジュアルとコピーで訴求するなどは思い浮かべやすいかと思いますが、その他にも基本構成というのはある程度存在しています。

LPの役割は基本的に売るモノをユーザーに訴求することです。しかしながら、普通に特徴を謳っていくだけでは、元々買う気があって訪れたユーザーしか問い合わせまでたどり着いてくれません。

なので、ユーザーの心理状態を考えながら、いかに心を揺さぶっていくかが鍵になっているので、そのための構成をつくる必要があるというわけです。

では具体的にはどのような構成にすれば良いのか、基本的な考え方をまとめておきます。

売れるLPにするための基本構成

それでは早速ページの構成要素と順序の話に入ります。

これが全てというわけではありませんが、LPは大抵の場合が以下の基本パターン要素と順序で構成されることが多いので、参考になれば幸いです。

①ベネフィットの訴求
②結果
③根拠
④共鳴
⑤信頼
⑥感情とストーリー
⑦クロージング
⑧補強

上記で述べた順序に従ってページを構成することで、ユーザーの心理をうまく揺さぶりながら、下に読み進めてもらいフォームまでたどり着く確率が上がるかもしれません。

それでは少し丁寧にそれぞれの中身を解説してみます。

①ベネフィットの訴求

いわゆるFV(ファーストビュー)に持ってくる内容がここに当たります。サイトを開いて最初に目にするものは大きく印象を左右しますが、細かい文字で説明を並べても、興味を持っていないユーザーはそんなに深く見てくれません。

なので、ユーザー目線に立ってその商品がどういうメリットがあるのか、あなたの行動をどう変化させるのかを一言のキャッチコピーとビジュアルを通して訴求していくことが多いです。

この時気をつけたいのは、単なる強みを述べるのではなく、ベネフィットに変換したコピーを書くという点。

2週間で痩せるサプリがあったとしたら、「すぐに痩せる!」ではなく、「2週間後にはモテる!」という風にすることで、ユーザーの行動を想起させるようなベネフィット型のコピーにすることができます。

②結果

何かを話すときは回りくどいことはせず、まずは結論から話せとよく言われますが、LPの場合も同様です。

ここのセクションでは、その商品を使った結果一体どうなるのかという結果と事実をわかりやすく簡潔に述べることで、ユーザーの頭の中にイメージをさらに膨らませます。

③根拠

結果を述べたときユーザーはまだ半信半疑の心理状態が続いていることが多いので、ここで結果に対する根拠を論理的に並べ立てます。なぜそういう結果になると言い切ることができるのかの根拠や証拠についてを提示していくことで、ユーザーの疑心を少しだけ溶かすことが目的です。

④共鳴

ユーザーの疑いを少し解いたら、ここでその商品を使っている他の方の声を伝えます。心理的に人は、他人が良いと思うモノを良く思うという法則があるため、自分以外にもその商品に興味を持っている人がいて、オススメしてくれていると伝えることができれば、商品の購買に大きく背中を押す材料となります。

⑤信頼

④でユーザーの声を載せた場合でも、ここの人たちはサクラかもしれないと疑われてしまうことは大いにあります。なので、可能であれば、第三者機関のお墨付きや、有名なテレビ番組への出演、表彰などを掲載しましょう。

有名な芸能人も使っているなどの訴求でも十分な効果を発揮する場合もあります。

⑥感情とストーリー

ここまでは論理的にユーザーの心を揺さぶってきましたが、ここからは情緒的に訴えていきます。その商品ができるまでのストーリーや製作者の想いなど、できるだけリアルな感情と描写で伝えます。

人は論理的にモノを買うよりも感情でモノを買うことの方が多いとされています。一目惚れした服をサイズ違いしかなくても買ってしまうことがあるのはわかりやすい例です。

買った後でそれを論理で正当化していきます。

「最悪部屋着にしちゃえば良いや」

「合わなかったら親戚にあげよう」

など、経験がある方も多いのではないでしょうか。

⑦クロージング

ここまでで買うかどうかはほとんどの場合決定していますが、買おうと思ってくれた方も、後で買えば良いやとブックマークに入れて放置される可能性も高いです。

なので、その商品を今買う理由を付け足します。例えば、「今だけ10%OFF」「今買えば●●に間に合う!」などがクロージングを指します。

⑧補強

最後に、もしあれば買う理由をさらに補強します。例えば、「無料サンプルプレゼント」や「●%増量中」など、すでに買うと決まっている人に対して背中をさらに少し押すような補強ができればほぼ完璧です。

最後に

今回は駆け足ではありますが、売れるLPの基本構成について解説してみました。ノウハウというほどのものではありませんが、流れを追ってみて「確かに」と思う節も多かったのではないでしょうか。

もしLP制作やシナリオ作りに迷っている方は、フレームワークとして活用して行っても良いのではないかと思います。その上で、売れなければどこがダメだったのかを部分ごとに分析し、改善を繰り返すことで、ユーザーに届くLPにブラッシュアップしていけるのではないかと思います。


今回も長文になりましたが、読んでいただいた方、ありがとうございました。次回ボクのアドベントカレンダーは少し空いて12/19(土)です。楽しみにしておいていただけると幸いです。


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