Flutterでメモアプリを作る(2)インポートとメイン関数


前回からの続きです。
今回はコードの解説にはいります。

[範囲]


インポート文とメイン関数。

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[解説]


<インポート文>


・パッケージの意義


プログラミングでは何かを作る際にライブラリ・モジュール・パッケージを使用することが非常に多いです。
自分で1からプログラムを作るよりも、これらを使うことで効率よく目的のものを作成することができます。
なぜ、どれか一つの呼び方ではないのかと言うと私が検索した限り、この3つの用語(ライブラリ、モジュール、パッケージ)は使い分けの明確な基準が定められていないように感じられたからです。
この連載では以降パッケージと表記させていただきます。

(参考リンク1)

(参考リンク2)

・今回インポートするパッケージ

Flutterでは多くのパッケージが世界中のプログラマによって作成・共有されています。
またその多くが参考リンクのサイトに集まっています。
(参考リンク)

これらのパッケージを使うためにはプログラムにインポート文を書く前に必要な処理が2つあります。
1.pubspec.yamlにパッケージ名を追加する。
プロジェクトを作成した際一番上にある「pubspec.yaml」に追加するパッケージ名+バージョンを書きます。
pub.devのパッケージの場合は下図のようにInstallingのタブにインストール方法が書いてあります。
多くの場合はpubspec.yamlにコピーするだけで十分です。
コピーした後にファイルを上書き保存するとvscodeでは自動的にファイルの更新をしてくれます。
問題がなければ下図のように「exit code0」と表示されます。

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2.ターミナル(コマンドプロンプト)をプロジェクトで開き(違う場合は移動してから)、 flutter pub get とコマンドを入力し、実行。
問題がなければ数行記述があった後そのまま次のコマンド入力待ちになります。

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エラーがあった際は「Failed」や「Error」と表示があります。
その場合は面倒ですが、そこで表示されるメッセージをコピぺして検索エンジンで検索してみましょう。
日本語情報で欲しい場合は日本語を検索情報に混ぜると日本語情報がヒットしやすくなります。

2つの作業を終えた後はプログラムの読み込みになります。
このプロジェクトではaからeまで5つのパッケージを読み込みます。
a.Flutterでプロジェクトを作成した際にデフォルトで使用されているマテリアルデザインを使用するためのパッケージです。
(参考リンク)
Material Design

b.スクロール用パッケージ
(参考リンク)
なし:紛失しました。申し訳ございません。

c.アイコン作成用パッケージ
icon作成時に利用するパッケージです。
(参考リンク)

d.リンク作成用パッケージです。
(参考リンク)

e.Shared preferencesと言うデータを一時保存する機能を提供してくれるパッケージです。
(参考リンク)


<メイン関数>
アプリを起動するための関数です。
過去には複数行ある関数がデフォルトでしたが、Dartにアロー関数が導入されてからはアロー関数を使っての1行での記述がデフォルトになりました。
runApp横のMyApp()は変更可能ですが()は必須です。

また、メイン関数内の変更と一緒にStateless Widgetの名前も同じ名前に変更しましょう。名前が揃っていないとエラーになりプログラムが動かなくなります。

(参考リンク)

[終わりに]
今回はインポート文とメイン関数までを扱いました。
次回はStatefulWidgetとそこを参照して生成されるStateを解説します。




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