美味しくて楽しい「八戸」
土日を使って一泊二日で行ってきました、八戸。本が好きな人、ローカルな雰囲気が好きな人、雑多な街から抜け出したい人にはオススメな街かも。
ということで、八戸の良きポイントを紹介させてください。
八戸の良さ①駅前も街中も「静か」
八戸駅は新幹線「はやぶさ」の発着駅。そこそこ賑やかなのかなと思っていたけど、良い意味で閑静。新幹線を降りたら人の少なさにびっくりした。普段東京に生息しているので、雑踏からの開放感が半端ない。
滞在先の最寄駅は本八戸駅で、JR八戸線に乗ったのだけど、Suicaが使えなくてびっくりした。駅員さんが券売機のところで「何駅に行きますか?」と声をかけてくれたので、スムーズに切符を購入。人の優しさが沁みてしまった限界OL。
電車はドアの開閉ボタンがあったり、ワンマン運転だったり、2両編成だったり。地方の高校に通っていたころに親しんだ電車に通ずるものを感じて懐かしかったな。
本八戸駅を降りてみると、地元のおばあが営んでいそうなブティックと理容室ぐらいしかお店は見当たらず。
理容室から出てきたイケイケ男子(たぶん)大学生がなんか良かった。彼は上京したい派かな?地元で活躍する派かな?と妄想しながらホテルまでてくてく。
八戸の良さ②街が少しカオス
街のあちらこちらに不思議なモニュメントがたくさん。たぶんお祭りの山車の一部かな。にしてもシュール。
八戸の良さ③激うま唐揚げ&しめ鯖
八戸、めちゃくちゃホワイト思考なのか、飲食店が日曜日にほぼお休みしてる。陸奥湊駅から歩いて数分の「みなと食堂」の名物「ひらめ漬け丼」がとんでもなく美味しそうなんだけど、日曜定休日だから要注意(食べたかった……)。
お目当てのご飯が食べられないことが確定したので、悔しさをバネに飲食店を探していたら出会ったのがここ、「串と季節の料理 おはな」。
TBSの飯テロ人気番組「バナナマンのせっかくグルメ」で紹介されたお店で、唐揚げが絶品らしい。そんなん食べるしかない。
土曜の17時過ぎに予約なしで伺うと、18時20分までならいいですよとのことだったのでお邪魔しました(人気店だから予約した方が良さそう!)。
せっかく八戸に来たので、唐揚げだけでなく、名物のしめ鯖も注文。
まずは唐揚げ。
味は3種、こいくち、うすくち、塩。
どれも本当に美味しかった…………。
人生で食べてきた唐揚げでNo.1かも。
ランチ限定で唐揚げ定食があるらしいけど、絶対この子たち米どろぼうだなってぐらい、お米とマッチする味付け。衣ザクザク、肉厚お肉がジューシー、濃すぎない味付けでお箸止まらない。
しめ鯖もめっっっっっちゃ美味しかった。
あまり〆られていないから酸味は少なめ。
そのまま生でいただいてる感じ。
肉厚な鯖は臭みがなくいし、脂が乗っていて美味すぎる。今まで食べてたしめ鯖ってなんだったん?ってぐらい、しめ鯖の概念が覆された。
ちなみにお通しも美味しい。
こういうお通しって幸福度高いんだよね。
八戸の良さ④古き良きと人情を感じる「横丁」
本八戸は飲み屋さんが集う横丁が名物らしい。私はお酒がまったく飲めないけど居酒屋や横丁の雰囲気が大好き。地方の横丁を練り歩いてみたら、思いの外楽しかった。
八戸の良さ⑤本好きには堪らない「八戸ブックセンター」
本を読むのが好きな人、書くのが好きな人、絶対「八戸ブックセンター」好きだと思います。
初めて出会った形態の本屋さん。
新書がずらりと並んでいるんだけど、なんとカフェが併設されていて、好みのドリンク片手に気になる本を読めるんです(一部除く)!
色々なカテゴリに分かれていて、仕事とかアートとか、きっとその時の自分にピッタリの本や雑誌に巡り会えるはず。
私は八戸の地サイダー「三島サイダー」を片手にPOPEYEを読みました。テーマは「いい仕事ってなんだろう?」。
甘いサイダーを飲みながら好きな雑誌を読んで人生を考える時間、とても贅沢な土曜の夜だったな。
ちなみに八戸は、本を読む人を増やしたいのはもちろん、本を書く人も応援する取り組みをしているみたい。八戸ブックセンターでは、会員登録すれば執筆ルームを貸し出してもらえるらしい。控えめに言っても移住したい。
八戸の良さ⑥ホテルグローバルビュー八戸
滞在先は「ホテルグローバルビュー八戸」。素泊まり一泊8,000円で、大浴場にはサウナ付き。テレビでYouTubeやNetflixが見られるよ。
そしてイチオシはラウンジ。ここもまた本がたくさんあって読み放題。お風呂上がりにコーヒー牛乳片手にペラペラ読むのもいいよね。プロテインや飲むヨーグルトも売ってたよ。
八戸の良さ⑦日曜は朝活!「館鼻岸壁朝市」
毎週日曜の日の出〜9時まで開催される朝市、館鼻岸壁朝市。
八戸名物の南部せんべいを使ったせんべい汁や、焼き魚、韓国のオンマ(お母さん)が作った本場韓国料理、焼きたてパン、野菜や魚介類まで、何十件もの屋台が軒を連ねる朝市はもはやテーマパーク。5時起きも苦じゃない。安すぎるし美味しそうなものがたくさんあるのに、胃が足りなかった。
八戸の良さ⑧お腹がいっぱいでも食べたくなっちゃう「八食センター」
朝市と同じく、「八食センター」もまさしく食のテーマパーク。
私がオススメしたいのは、紅玉のアップルタルトと432factryのアップルパイ。
今まで食べたりんごスイーツのなかで群を抜いて美味しい。特にアップルパイは美味しすぎてお家用にまた買っちゃった。
お土産の種類も豊富で、魚介類もクール便で発送可能。生鮭は半身で1,800円とかなりお買い得だし。とても美味しそうだった……。旬のものってなんであんなに魅力的なんだろう。りんごも一玉100円とか、破格。
ちなみに飲食店もたくさんあって、新鮮な魚介を購入したらその場で焼いて食べられたり、海鮮丼や八戸ラーメンも美味しそうだった。
私の胃がもっと大きかったら……。
八戸の良さ⑨最後までお腹を満たしてくれる八戸駅直結「いかめしや烹鱗」
新幹線に乗る前にお昼を食べることに。
食べ損ねていたせんべい汁といかめしの定食があったのだけど、せんべい汁は優しい味でモチモチのせんべいが美味しくて、いかめしも満腹なのにパクパク食べられちゃった。
この日ばかりはダイエットを忘れました。
最後に
八戸駅の農産物直売所的なところでは、東京では見かけない「星の金貨」という青リンゴを買いました。
そうです、パケ買いならぬネーム買いです。
でもこの品種、名前だけでなく味も良い。皮ごと食べられるように改良されたらしく、酸味は少なく爽やかな甘みが特徴。朝から丸かじりすると最高な気分。
お店のお母さんにどのりんごがオススメか聞いたら親切に教えてくださったんだけど、青森の方言に慣れていなくて話の4割は理解できませんでした。申し訳ない。それでも優しかったな。
若者に人気なスポットがあるわけではないし、映える食べ物があるわけでもないけど、暮らすよに旅する旅行も、これまた良いね。
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