佐久間さんによろしく まとめ

創作 佐久間さんによろしく

【特殊用語集】
・十八番街
世界に七十八あると言われる街の一つ。通称『怪物の街』。二十ニ年前に発生した異界開放の中心地であり、当時最も被害が出たとされている。
二十二年経った現在では人知の及ばぬ異界および異界の産物である怪物や怪異が特に干渉するようになった街として有名。
海と山、そして未知の技術で築かれた城壁に囲まれた広く閉鎖的な環境と、怪物慣れした人間と人間慣れした怪物の入り交じる街人によって独特の平和と共存を保たれている。
その特異な環境から十八番街には世界中から人間や怪物が様々な理由で観光や商売、あるいは移住を求めて訪れる。

閉鎖的空間において平和を保たれている十八番街において不法侵入はタブーであり、客人は例外を除き街に一つだけある正門から入場する決まりがある。故意に侵入したのだとするならば、如何なる理由でも侵入者は捕らえられ重く罰せられる。
それ以外にも数多ある問題事の解決および街の均衡を保つための仕事は街人、特に領主である佐久間家が執り行っている。
なお十八番街を訪れる客や住民含め身の安全は全く保証されていない。「怪物の街」へ足を踏み入れたからには全ては自己責任である。

・怪物
異界の住人の総称。ヒトがヒトであるものを「人間」と呼ぶことと同義の使い方をする。十八番街では「化物」という言葉は差別用語であるため使用しないことが推奨されている。

・怪異
異界または怪物によって引き起こされる現象の総称。特に学校で引き起こされる確率が高く、教師は皆怪異対策のプロ。

・魔女 魔術師 魔法使い
全て「世の理を捻じ曲げて奇跡を起こす能力を持った生物」を指す。
魔女とは「生まれつき能力を持つ異界出身の怪物」のこと。絶滅危惧種で異界開放前より異界と現世を行き来していおり安住の地を求めて現世に降り立つ魔女は少なくないらしい。
魔術師は「生まれつき能力を持つ現世出身の人間」のこと。昔は近親相姦によって血を受け継いでいたが今や血は薄まり滅んでしまった家系がほとんど。
魔法使いとは「技術を学んで能力を得た、生まれつき能力を持たない怪物または人間」のこと。近年十八番街で増加傾向にある。

・異界警察
十八番街警察官の呼称。教師が怪異対策のプロなのに対しこちらな異界全般の対策のプロ。

・異界喫茶「薊」
表向きは怪物人間問わず利用できる喫茶店だが裏稼業として異界関連の何でも屋を行っている。
十八番街の隣町に本店を構えていたが、近年十八番街に第一拠点を移した。

・異界開放
二十二年前に世界中で起きた大災害。
何者かが異界と人間界である現世の境目を故意に開け放ったことにより怪物怪異が、人間にとっては猛毒となる異界の瘴気と共に人間の世界に流れ込み異界、現世共に多くの被害を受けた。またその間に怪物と人間による戦争も引き起こり、十八番街にて怪物と人間との間に協定を結ばれるまでの五年間は世界の終末とも呼称されている。
なお異界開放を引き起こした人物および原因は二十二年経った現在も見つかっていない。

・契約の選択
異界開放の日、怪物怪異と瘴気が降り注ぎ次々と人間が死んでいく中、人を捨て怪物として生き延びるか否かの選択を迫られた人間がいくつかいたらしい。その選択を肯定した元人間が、十八番街にはかなりの数いるらしい。
その選択に「いいえ」と答えた人がどうなったのかは不明。体験者がいないからだ。

・人類宣言
今から四年前に起きた伝説。とある事件で壊滅寸前だった十八番街を、何の能力も持たない一人の人間が救った、十八番街の住民の誰もが知る英雄譚。
当時の映像は無く、伝聞のみが街では今も語り継がれている。

【人物紹介】
・佐久間家
異界開放前から十八番街領主の家系。古くは魔術師の血を受けていたらしいが今となっては血も薄まりまともに呪術を扱える人間はほぼいない、とされている。
領主の藤四郎を含め一族全員が同じ敷地で別の屋敷を構え暮らしている。なお佐久間家の屋敷は迷宮であり初見の人間はまず迷う。

佐久間藤四郎 サクマ トウシロウ
64歳。十八番街領主にして佐久間家の頭。
全身を包帯で巻いているため表情は計り知れない。
楽観的なトラブルメーカー。家族と亡くなった最後の妻、日和を今でも愛している。
時折人間からかけ離れた行動を平然と取る。残された三人の子曰く「あれは父親ではない」らしい。

佐久間怜士 サクマ レイジ
42歳。佐久間家長男。妹と弟がいるが全員母親が異なる。
異界警察副所長。元軍人。
素手攻撃含めあらゆる武器を扱える。
鉄壁の鉄仮面であり表情筋があまり動かない。
子供好きであり嫁と子供たちに弱い。

佐久間伊代 サクマ イヨ
38歳。佐久間家長女。兄と弟がいるが全員母親が異なる。
十八番街中高一貫校の教師。元軍人。
戦争の後遺症のため視力を失う。反面常人離れした聴覚により剣術を振るう武人。
豪快で男勝りな反面、夫と子供たちに弱く可愛げのある一面もある。

佐久間仁 サクマ ジン
28歳。佐久間家次男。末っ子。兄と姉がいるが全員母親が異なる。
異界喫茶「薊」の従業員。表向きは調理を担当する。ナイフの扱いに長けている。
6歳の時に異界開放が引き起こされた爆発に巻き込まれ半身に火傷を負う。
ひねくれ者で天邪鬼。
嫁を何より大切に思うがそれを素直に表に出せないヘタレ。

佐久間ハル サクマ ハル
年齢不詳。怜士の妻。
おっとりとした性格でマイペース。語尾が伸びる。実質の政略結婚も前向きに捉えており今では夫とも相思相愛。4歳の双子の子ども達の子育てに奮闘している。
「薬屋」と呼ばれる西の魔女の直系の子孫であり、彼女もまた魔女である。治癒・結界魔法に長けている。

佐久間正義 サクマ マサヨシ
21歳。怜治とハルの長男。
異界警察官、つまり父親の部下である。
地毛の黒髪を金に染め上げ、見た目も性格もチャラく飄々としているが父譲りの正義感を持つ。
年上の恋人がいる。

佐久間清彦 サクマ キヨヒコ
20歳。怜治とハルの次男。
十八番街街役場の受付嬢を務める。
いつも明るくハイテンション。
女装趣味があり、常時女物の服を着ている。
あだ名はキッコ。

佐久間翼&小羽 サクマ ツバサ&コハネ
4歳。怜治とハルの三男&長女。
双子の幼児。あまりにそっくりなので家族ですら区別がつかないこともしばしば。
二人ともいたずら好きでよく入れ替わっては家族を困らせ楽しませる。

佐久間信二 サクマ シンジ
38歳。伊代の夫。婿養子で旧姓は須藤。
藤四郎から直々に命名され十八番街街長を務める。温和で礼儀正しく、笑顔を絶やさない。妻や子ども達が可愛くて毎日が楽しい。あまり怒らせたくないタイプの人間。

佐久間沙耶 サクマ サヤ
16歳。伊代と信二の長女。
十八番街中高一貫校五年生。
佐久間家の中で一番大人しく、真面目。数少ない良心。
勉強に集中したいが学校の怪異がうるさく日々頭を悩ませている。

佐久間大悟 サクマ ダイゴ
14歳。伊代と信二の長男。
十八番街中高一貫校三年生。
冷静沈着でしっかり者。反面年相応に悪ノリもするし辛辣なところもある。
同い年の恋人がいる。将来の夢は教師。

佐久間奈緒 サクマ ナオ
10歳。伊代と信二の次女。
十八番街小学4年生。
須藤伊代の次女。明るく活発。最近切り絵にハマっている。将来の夢は父の仕事を継ぐこと。
養子だが実の娘として分け隔てなく愛されている。

佐久間明日香 サクマ アスカ
22歳。仁の妻で新婚。旧姓は椎名。
明瞭闊達で天真爛漫。成人済だが低身長と童顔故に子供と間違えられるのが悩み。「大丈夫」が口癖。
普段は十八番街の工房で修理屋として働いている。機械修理と銃火器の扱いが得意。
赤子の時にコインロッカーに双子の姉共々捨てられたので親を知らないし興味もない。
特殊能力も生まれながらの家系も持たないただの人間。

佐久間日和 サクマ ヒヨリ
故人。享年42歳。佐久間藤四郎の三人目の妻であり、怜治、伊代の継母で仁の生みの親。優しくも芯の強い女性で三人の子どもを分け隔てなく愛し夫の暴力から身を呈して守った。
異界開放を奇跡的に生き残ったが、瘴気による後遺症で長らく入院生活を送った後に家族全員に見送られて亡くなる。

・佐久間家使用人
佐久間家に仕える使用人達。

サンジェルマン・千葉 サンジェルマン チバ
執事長。佐久間家使用人を取りまとめる長。
穏やかな老人。信二の秘書としても完璧に仕事をこなす。

熊本 クマモト
メイド長。単眼の怪物。佐久間家とは長い付き合い。茶目っ気のあるおばちゃん。
運転、操縦が得意。

奈良風馬 ナラ フウマ
ボディーガード兼運転手。街の外壁で死にかけていたところを居候として招き入れられた。
無口。あまりに無口すぎて声を出しているところをほとんど見たことがない。

鹿嶋桃子 カシマ モモコ
メイド。元軍人で伊代の部下。瞳や頭部の一部が機械でできている。
淡々とした性格だが無表情で悪ふざけするなど変なところでノリが良い。

モップ
お掃除ロボット。スクラップにされかけていたところをハルが拾い明日香が修理した。機械でありながらどんくさい一面があり佐久間家のペットの如く愛され、よく翼小羽コンビにおもちゃにされている。

ヤマダ
音声型秘書機能アプリケーションソフトウェア。バリトンボイス。機械でありながら自由意思があり、普段は明日香のスマホに内蔵している。少々辛口。
廃棄されていたパソコンの中に内蔵されていたようで明日香がパソコンを拾い修理した際目覚めた。自分が何故、何のために作られたのか一切のデータがない。
モップとはいいコンビ。

・十八番街住民

千大輔 センノ ダイスケ
十八番街中高一貫校教師。婿養子で旧姓は黒澤。現在も黒澤と呼ばれることが多い。
良くも悪くも苛烈で豪快な性格。口調も荒っぽく周囲に距離を置かれるが本人は全く気にしていない。好戦的で怪異相手に我先に飛び出す。伊代とは軍人時代の同期で若い頃から何かと張り合い反りが合わないが喧嘩内容は幼稚園児のそれ。
妻の契約のため生きる怪異建造物「屋敷」で家族と暮らす。妻と子を愛するが、その愛がいまいち伝わらない不器用な人。

千そよ センノ ソヨ
大輔の妻。消極的で声が小さく、怖がり。
政略結婚相手の大輔を当初は恐れていたが、今ではすっかり慣れてしまいなんだかんだで良い夫婦仲。
生きる怪異建造物「屋敷」と千家一族の契約の誓約のため屋敷から出られないが、元々インドア派である本人はさほど苦労していない模様。

千紅葉 センノ モミジ
16歳。千家長男。沙耶の同級生。
所謂「気は優しくて力持ち」タイプであり、厳つい見た目に反しておっとりとした良識的な性格。見た目で怖がられることと見た目と名前の大きなギャップを気にしている。動物好き。

千八千代 センノ ヤチヨ
14歳。千家長女。紅葉の妹。
生まれつき両手と右足がない。それをものともせず日々たくましく生きてる元気っ子。
同級生の大悟と交際している。

スティーブン・スカーレット
千年を生きる絶滅寸前の吸血鬼。
契約により妻であるクレアの血しか吸えない。
女たらしであるがいつだってクレアが一番だと思っている。

クレア・スカーレット
スティーブンの眷属となった元人間の女。実際はスティーブンの妻。
大らかで中性的な性格。親しい相手にすぐキス(=軽い吸血)をする癖がある。女性の中では友人の伊代が一番好き。

ミランダ・スカーレット
スカーレット家長女。
母親に似て勇ましく、父親に似てやんちゃ。
いつも男のハーレムができている。

ベンジャミン・スカーレット
スカーレット家長男。あだ名はベン。
姉とは違い大人しく、静か。
中学時代からの恋人とこの前結婚した。

デイビッド・スカーレット
メリッサ・スカーレット
スカーレット家次男&次女。双子。
実際は拾い子であるがスティーブンとクレアに家族同然に育てられた。

須藤ジル スドウ ジル
信二の母親。穏やかさと豪快さを兼ね備えた不思議な雰囲気の老婆。沙耶にとても似ている。海の家で夫と隠居生還を営む。

須藤冬彦 スドウ フユヒコ
信二の父親。貿易会社を設立し十八番街に富をもたらしたとされる。現在は会社を娘に譲り海の家で隠居生還を営む。
何年経とうとも妻を第一に愛する一途な人。

椎名忍 シイナ シノブ
62歳。崩落した隣町の十七番街で修理屋を営む。明日香と明菜を拾い、育てた。
一見温和だが感情表現の少ない老婆。内面は苛烈でゴム弾で寝ている相手を叩き起こすなど言動が大雑把すぎる。怒らせると手に負えないらしい。
稀に明日香と明菜の様子を見に十八番街を訪れる。しかし十八番街を嫌っているため移住する気はないらしい。

芥川 総一郎 アクタガワ ソウイチロウ
十八番街で工房を営む竜族の男。明日香の雇い主。
自分にも他人にも
男手一つで育てた娘を何より大切に思うあまり過保護な一面もある。

芥川 幸子 アクタガワ サチコ
22歳。総一郎の娘。母親は幼い頃に他界した。
十八番街で工房を営むエンジニア。明日香にとって上司となるが明日香には友人のように接する。
さっぱとした男勝りな性格。
正義と交際している。

式 シキ
216歳。化け狗の怪物。隻腕で左前足に該当する左腕がない。
かつて十八番街の人間と戦争を繰り広げ捕虜として捕まったが色々あって十八番街から許可を貰い、小夏の相棒兼護衛として世界を旅している。

夏目小夏 ナツメ コナツ
18歳。街で自由に城壁の行き来ができる「旅屋」の称号を最年少で受け取った少女。
音楽家であらゆる楽器を演奏できる。
夢であった「サイハテ」の景色を納めた後も野外調査も兼ねて相棒の式と共に世界を旅している。

・異界喫茶「薊」メンバー
ハチ
「薊」設立者およびマスター。仁にとっては上司であり雇い主。
女口調で話す男。謎が多く掴みどころのない性格。魔女であるハルの兄だがハチ自身には魔女の能力は無いらしい。

長門愛子 ナガト アイコ
28歳。「薊」従業員。表向きはウェイトレス担当。フロアチーフも兼ねる。
面倒くさがりな性格他人に適当なあだ名をつける癖がある。佐久間仁はジョージ、二階堂徹はトール
仁と二階堂とは腐れ縁。

二階堂徹 ニカイドウ トオル
31歳。「薊」従業員。であるが普段は街医者を営んでおり「薊」では裏稼業のみの担当。
「めんどくせー」が口癖だが仕事はきっちりこなす。
長門と仁とは腐れ縁。

小田切雪緒 オダギリ ユキオ
25歳。「薊」従業員。であるが普段は二階堂の街医者で働いており「薊」では裏稼業のみの担当。
とにかく大人しく、いつも周囲に振り回されている。
一部の過去の記憶が抜けており、過去の記憶を探すために「薊」で働き始めた。
菫の花が好き。

・情報屋
異界警察や異界喫茶が度々利用する十八番街の機関。ありとあらゆる情報を管理し、利用する。
事務所は入り組んだ路地裏の先にあり、居場所を知らない者が迷い込むことはまずない。

鬼塚和真 オニヅカ カズマ
42歳。情報屋所長。
飄々とした男。仕事は大体部下に押し付け自分は女遊びに事欠かないなどどうしようもないが、やるときはやる、らしい。
明菜を気まぐれに拾い従業員として住まわせている。明菜とは男女の仲以上恋人未満。

椎名明菜 シイナ アキナ
22歳。情報屋所員。
明日香の双子の姉。7歳のときに故意に起こされた電車事故に巻き込まれ、両足を失った上拐われ奴隷として売られ、たまたま買い手だった鬼塚に雇われ情報を営む。鬼塚とは男女の仲以上恋人未満。
冷静冷淡なリアリスト。人付き合いが死ぬほど苦手。
銃火器の扱いに長けており、単純な戦闘能力だけで言えば十八番街最強。

月島月子 ツキシマ ツキコ
22歳。情報屋所員の女性。明日香とは学生時代からの親友で今でも付き合いがある。
外面は良いが本心はがめつい守銭奴。背の低さと幼顔を気にしているが武器にもしている。
本人達は知る由もないが月島イナリと同じ孤児院出身。

種子島八雲 タネガシマ ヤクモ
24歳。情報屋所員の男性。
無口だがひとたび話すと毒舌で容赦ない。ひねくれ者で皮肉屋。身内には優しいらしい。
異界警察官の姉の後輩である七海と交際している。

・異界警察

月島イナリ
38歳。女。異界警察情報部長を務める。
小学生のような見た目に反し大人びた性格で冷静沈着。見た目のこともあり滅多に基地からは出ようとしない。
元軍医。伊代と共に異界開放を生き延びた一人。瘴気による後遺症により今でも身長が縮み続けている。数少ない友人である伊代とは今でも付き合いがある。

斎藤侘助 サイトウ ワビスケ
40歳。男。異界警察官。
間延びしたオネエ口調で話す細身の男。漢字をよく間違えられる。
楽観的な性格であまり頭は良くない。仁義は持ち合わせているようで友人の敵に回るようなことはしない。
伊代、イナリらと共に異界開放を生き延びた一人。数少ない友人である彼女らとは今でも付き合いがあり時々居酒屋に連れ込む。

平坂真紀 ヒラサカ マキ
異界警察副長秘書。怜治の補佐を務める。
いつもたおやかな笑みを浮かべる異界警察のマドンナ。鬼族の娘であり現場では文字通り「鬼」となる。
聖子という沙耶と同級生の一人娘がいる。実際は怜治よりかなり年上。

種子島妙 タネガシマ タエ
29歳。異界警察官。
真面目で正義感が強い。格闘技に長けている。
屈強な怪物の脅しには一切動じないが幽霊などの類は苦手。
後輩兼相棒の由良と交際中。

由良和光 ユラ ワコウ
24歳。異界警察官。
楽観的な性格の男。人をからかうことが好きでよく妙に窘められている。
先輩兼相棒の妙と交際中。

小田切七海 オダギリ ナナミ
22歳。異界警察官。
妙以上に真面目な性格の新米警察官。冗談が通じず、また肝が据わっており少々のことでは動じない。
先輩でかつての恩人である妙に憧れ警察官を目指した。医者の姉と学生の妹がいる。
妙の弟である八雲と最近交際を始めた。

・魔女

ランダ
「結晶屋」と呼ばれる北の魔女初代その人。
おおよそ人の思考をしておらず、何が琴線に触れるか分からないので街の住民は恐れている。普段は雪山の彼方にある北の城に引きこもっている。
人間至上主義者であり人類および人類の生活と世界をこの上なく愛する。

ヤスコ
十八番街番人。「鍵屋」と呼ばれる東の魔女の直系の子孫。
どんな時でも仕事をきっちりこなすワーカーホリック。十八番街に城壁を提供し街を守り続けている。
また所謂「平行世界」へのチャンネル権を所有しており、十八番街では稀によくある異世界人の迷子を元の世界に送り届ける仕事も請け負っている。

ユーリカ
全ての魔女の起源。誰も姿は知らない。

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