基礎練習を楽しくさせるのがスポーツの指導者の役目だと思う

言いたいことはタイトルのまんまですが。
今フリースクール(主に不登校の子どもが通っている施設)でバドミントンの指導をしています。
『フリースクール』とか『発達支援』というワードでスポーツを教えているというとだいたい『羽根つき』をやっているんじゃないかと思われます。自分がやっている『運動が苦手な子どもを対象にしたバドミントン講座』あゆみバドミントンでも散々言われますが。
ちなみにここでいう羽根つきとは、正月に外で羽子板を使ってやるような感じのやつです。初心者同士でやるとああいう感じになるので、そういう表現を使っています。
羽根つきを否定する気は特にないですが、自分がやっているのはバドミントンの指導です。今フリースクールで教えているのはステップワークとスマッシュです。練習の時から甘くなったら打ち込めと指導してます。
ステップワークの練習は地味だしキツイしなのでだいたい嫌がられます。スマッシュも初めは当たらないしネットにかけるしでつまらないです。それをどう楽しくやらせるか。それを考えるのが自分の仕事です。
1人1人のレベルややる気に合わせて声掛けや球出しを考えて、練習メニューもその時の状況で変えていきます。
全然当たらない子にはいかにしてラケットにシャトルが当たる楽しさを覚えさせるか、得意な子どもにはより上級のテクニックを身につけるにはどうしたらいいか、というのを同じ練習で同時進行でやります。当然声掛けも初心者と上級者では変えるし、その他配慮する項目が全く違ってきます。

技術を覚えればスポーツは楽しくなります。それには退屈な基礎練習をどうしたら継続させていくか、それが1番の課題だと思ってます。
スマッシュを打てるようになれば速いショットを打てる快感が得られます。すぐに出来るわけではない分出来るようになった時の達成感は堪らないと思います。
試合とかも楽しいけど基礎練習が楽しいと思われるような指導をこれからもしていきたいなと思ってます。

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