たくさん01-01

一歩を踏み出したいなら、-1→0→1ではなく、1→2→∞でスタートしよう!


先日、私が尊敬しているコーチであり、アーティストであり、人権活動家、作家の幌村菜生さんが、Twitterで次のようなことをつぶやいていました。



端的に言えば、コーチングとカウンセリングの違いについてを語っているんですけど、ものすごく重要な視点だなと思ったんです。


過去の自分を含めて、悩みを抱える人や、一歩を踏み出すことに躊躇しちゃう人は、現状がマイナスな状態で、そこから勉強(実践含む)してまず0を目指した後に、更に発展させてプラスな状態になろうと考えちゃうと思います。


でも、なかなか0に近い状態にはなったものの、まだプラスにはなれた気がしない・・・。


そう考えてしまうのは、現状が0もしくは、マイナスな位置に自分がいると勘違いをしていることが起因しているからだと思うんです。


ではどうすれば良いのかというのが、幌村さんのツイートにあるように今、既に持っている(けど気が付けてない可能性がある)プラスの部分を更に発展させていきましょうってことになります。


コーチング的に言えば幌村さんの言うように、現状の外のゴールに向かいましょう、という事になります。


例えば、もっと良い作品を作ってたくさんの人に喜んでもらいたいと思っているけど、中々作品を完成させて世に出すことができないという場合は、その作品自体が既に素晴らしいものでたくさんの人に喜んでもらえるものだと確信することです。


それでも現状が追いついていない(=反応がイマイチ)という場合に考えるべきなのは、「既に素晴らしい作品だけど、もっとたくさんの人に喜んでもらえる作品が作れる。その作品ができているとしたらどんな作品だろう?」と自分に問いかけてみることです。


作品を発展させる案が思いつかないのであれば、世界的に評価をされ、多くの人に喜ばれている作品を作る自分自身とはどんな状態なのか?をイメージしてみましょう。


また別の例えとして、収入を増やして活動の幅をもっと広げていきたいと考えていたとします。


収入を増やす為には、現在の仕事で提供している以上の価値を社会に対して提供する必要があります。


今の会社の中でも良いと思いますが、大抵は仕組みを変える必要があります。


または独立したり、副業をしたりという手段はたくさんあります。


その時に、「自信をつけてから世の中にサービスを提供しよう」ではなく、既に世の中の悩みを抱えた人から感謝されるような仕事ができると考えます。


もちろん、ある程度の手段は、相手に知ってもらうため、理解してもらうために必要だと思いますが、それは手段(知識)であって根本ではありません。


例えるなら、大金持ちでも自殺してしまう人がいるように、手段がたくさんあっても満たされる事はないわけです。


なので知識や経験、人脈という外的な手段がたくさんあることが大切なのではなく、例え知識も経験も人脈も無かったとしても「私の仕事は世界中の人を喜ばせることができる」と確信を持つことです。


そうした自分自身に確信をする状態(=エフィカシーが高い)で、現状を見ると、ゴールを達成している自分なら当然だというべき手段が揃って居ないことが不満になると思います。


そうすれば、その不満を自然と解消できるようになります。


まるで暑い日に涼しいクーラーの聞いたカフェに入ったり、次の日の朝が早いと分かってても海外ドラマを見ちゃうように、本人にとっては自然な感じです。


最後になりますが、よく0→1を達成しようと言いますが、少しだけ見方を変えて1→2を目指してみましょう。


何も無いのではなく、既にたくさんのものを持っているのですから。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました

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