KEKってなんだろう?
物理の記事を書いているなら物理施設を調べよう、黒豆柴です🍀
本日は「KEK」について調べてみました。
日常の素朴な疑問や雑談を親子の会話のきっかにしながら、興味や関心を育み、疑問を調べたり解決することで、学びや成長につながると嬉しいです。
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KEK(ケック)✨
KEKは、「高エネルギー加速器研究機構(High Energy Accelerator Research Organization)」の略称です。
(え?英語の頭文字にしても無理なんじゃ?
📖 ローマ字表記なの?
KEKは、「高エネルギー物理学研究所(Kou Enerugii butsurigaku Kenkyuusho)」が前身だから「高エネルギー加速器研究機構(Kou Enerugii Kasokuki Kenkyu Kiko)」ローマ字表記なんですね。
📖 どこにあるの?
つくばキャンパスは茨城県つくば市の筑波研究学園都市北部にあります。
また、東海キャンパスは茨城県の日本原子力研究開発機構・原子力科学研究所敷地内にあります。
📖 どんな施設なの?
高エネルギー加速器研究機構は、加速器と呼ばれる装置を使って基礎科学を推進する研究所になります。
高エネルギー加速器✨
高エネルギー加速器は、電子や陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作り出す装置です。
📖 KEKB
KEKBは、周長 3.016kmの衝突型円形加速器です。
8.0GeV( 80億電子ボルト)の電子と 3.5GeV( 35億電子ボルト)の陽電子を衝突させることで、大量の B中間子と反B中間子対を作り出しています。
📖 宇宙に反物質がほとんどない理由
最先端の大型粒子加速器を使って宇宙の起源に迫ろうとしています。
衝突の際に生成される B中間子と反B中間子は、粒子と反粒子の関係になるため崩壊までの平均寿命は同じはずです。
しかし、反B中間子の方が早く崩壊するため宇宙に反物質がほとんどない謎の解明が期待されています。
ノーベル賞✨
高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠博士は、2008年度のノーベル物理学賞を受賞しています。
過去の記事「楽しくなければできるわけがない!」の中で「小林・益川理論」を紹介しました。
やりたくなるまで待つ✨
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