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ブックオフ・ワンダーランド

 今住んでいるマンションから徒歩5分くらいのところにスーパーがあり、そのスーパーの中には結構な広さのブックオフが入っている。ブックオフには古本だけでなく古着とか中古家電なんかもあり、いつ行っても人がたくさんいて活気がある。

 これまでに住んできた場所には普通の街の本屋があったりはしたが、徒歩圏内に大きなブックオフはなかった。ブックオフの何がすごいって、110〜220円くらいの古本が大量に売っているのだ。それだけでワクワクしてくる。仕事がフルリモートで基本的に家とかカフェとかで仕事をしているので、散歩ついでに2日に1回くらいのペースでブックオフに行ってしまう。

 110円コーナーとか220円コーナーにもかなりの量の本が並べてある。特に僕がよく読むビジネス系の本というのは流行があるので、2~3年前に流行った本が一斉に売りに出されたのか何冊も並べてあったりする。値付けはどういう仕組みかわからないが、データ管理されてて供給量に応じて値付けされているのではないかとは思う。送料がいらない分アマゾンで古本を買うのよりも安い。

 本は好き。今はビジネス関係の本を読むことが多い。自己啓発系のものは読まない。平均して週に1〜2冊くらい読んでいる。ただ今も読み途中の本はかなりある。結局あれも読みたい、これも読みたいで買って読み始めてしまって収拾がつかなくなるのだ。しかもブックオフで110円から本が買えるようになったら、気軽に読書を始めることに拍車がかかってしまった。気になったら迷うことなく買って読み始めてしまう。

 以前はアマゾンのKindle Unlimitedにも入っていたが登録されている本の数があまり多くないのでやめてしまった。ただKindle Unlimitedで覚えたことがある。流し読みと、本を全部読むのではなく読みたい部分だけを読むという読み方だ。小説は部分だけ読むわけにはいかないけど、ビジネス書となだと目次から必要な部分だけ探せるので、部分読みはめちゃくちゃ相性がいいのだ。はっきり言ってビジネス系の本はジャンルが同じだと大体同じようなことが書かれている。はっきり言って何冊も読む必要がない。基本的に初学者向けに書かれるのでそうなるのだろう。それでも事例というのは固有なものがあったりするのでその部分だけを読んだりする。事例というの著者の微妙な思想が入り込まない事実の部分なので好きだ。

 ブックオフの本は安いのでKindle Unlimited感覚で部分読みをしても罪悪感が少ない。いざとなったらまたブックオフに本を売れるし。僕が欲しいのは本ではなく新しい知識なのだ。本は全部読んでも何も残らないものもあれば、部分だけでも価値のあるものもある。100円なら気軽に部分読みができる。あとブックオフは立ち読みもできるのもワクワクする理由の一つだ。本によっては立ち読みで十分な場合も多々ある。

 気をつけないといけないのは、古本なので在庫はそこにあるだけの場合が多いということ。先日も久しぶりにSF小説を読もうとハセガワ文庫のコーナーを漁っていた。以前読んだことがある作家の短編集があり、久々に読みたいが少し迷った。というのも値段が800円だったのだ。これが220円なら迷わず買うのだけど、800円だと本が何冊も買えてしまうのだ。しかも以前読んだことのある本だし。悩みつつもその日は別の本を買って帰ったのだが、後日やっぱりその短編集を買いにブックオフへ向かったら、すでに売れてしまっていた。古本は売れてしまうと在庫がなくなってしまうのだ。そして意外と売れるものなのだ。

 最近ブックオフで買って読み終わった本を写真に撮ってこのnoteのメインの画像にしてみた。小さな組織・チームに関連する本と、Webメディア「グリーンズ」関連の本を集中して読んだ。基本的に気になったカテゴリを集中して読むのが好き。集中して同じカテゴリの本を読むと自然に思考に定着をしていく感覚がある。あとは単純に1冊読んでみたら気になって同じ系統の本がもっと読みたくなるというのもある。ちょっと前に「D2C」を読んでD2C関連の本が気になってるが、あんまり書籍数が多くなく新しい本が買えない。このあたりの読んだ本のレビューとかもnoteにもそのうち書いていきたい。

 週末の今日もすごいお客さんの数、大盛況なブックオフ・ワンダーランドだった。

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