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バイクのサスペンション。

以前、立ちゴケ対策で足つきが良くなるようにとサスペンションを柔らかく設定してもらっていた。

でもサーキットで走るようになったら、
なんとなく、サスペンションが柔らかすぎるような気がした。
ちょっとしたブレーキにもやたらマシンが揺れたり、ストレートからの1コーナーでギュってブレーキするときの沈み方がなんとなく怖いと感じた。


ということで、
今日、サスペンションの設定方法を教えてもらった。

ドゥカティの超ベテランメカニックさん直々に(ありがたや…)。

だから忘れないうちに、復習。📔

誰のためでもない自分のためのノート。

ちなみにマシンは959パニガーレ。



バイクのサスペンションは前輪側と、

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後輪側の、

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2箇所にある。

そして、1つのサスにはざっくり分けて3つの設定があるらしい。


一つ目は、プリロード。バネそのもののこと。
バネが伸び縮みする幅を広くしたり狭くしたりすることで硬さを調整する。

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バネが伸び縮みする幅が広ければ柔らかくなる。

バネが伸び縮みする幅が狭ければ硬くなる。

プリロードちゃん。

プリロードは、全戻し=バネが伸び縮みする幅が一番広い状態から、
ネジを何回転閉めて硬くするか、で設定する。


スタンダードの設定は、フロントが4回転しめ。リアが0回転(と仮定)。

設定前の私のマシンは、フロントが0回転。リアが−3回転抜き。
(って言ってたんだけど、あれ、なんでマイナスなんだろ。スタンダードを0としてってことなのかな。)

設定後は、フロントが2回転しめ。リアが−2回転抜き。

設定前の状態とスタンダードの間をとった硬さにしたってことだね。


二つ目は、コンプレッション。

コンプレッションはサスペンションが「縮む」ときのスピード(時間)をコントロールすることらしい。縮む方のことを圧側って言ってたな。
ダンパーとも言ってたな。この構造自体をそう言うのかな。

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なんかサスのこの筒の中に油が入ってて、それが中で流れるときの出入り口を
広くしたり狭くしたりすることで、沈む時のスピードをゆっくりにしたり速くしたりできるらしい。

ここで初めてサスってバネだけじゃないことを知った。
(そういえば、いつの日か誰かもこんなことを話してたような気がするけど、このことだったのか。)

コンプレッションは一番締まってる状態(を0として)から何回転戻すかで設定する。
0にする時は、マイナスドライバーで戻し、軽いタッチでネジが止まった所。
強い力でやるとマシンにはあまり良くないらしい。


コンプレッションのスタンダードは、フロント4回転戻し。リア2.5回転戻し。

設定前の私のマシンは、フロント8回転戻し。リアは2と4分の3回転戻し。

設定後は、フロント6回転戻し。リア2.5回転戻し。

これも大体設定前とスタンダードの間をとったってことだね。


三つ目は、リバウンド。(私のマシンはテンションと書いてあった。)
コンプレッションが「縮む」だから、
その反対の「戻る」ときのスピードを調整する。

構造はコンプレッションと同じ。

スタンダードは、フロント2.5回転戻し。リアが12クリック。
(クリックって言うのは、ネジを回す時にカチカチいう構造のときは、そのクリックの数で数値を取るらしい。私のマシンは、リアのリバウンドだけカチカチいうタイプだった。この辺りはメーカーによって色々らしい。)

設定前は、フロント6回転戻し。リア18クリック。

設定後は、フロント6回転戻し、リア15クリック。

フロントだけ設定を変えなかったのは、サスが縮んだ後の跳ね返りが遅いと、
バイクの切り返しが重くなるから。

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長々書いたけど簡単に言うと、元々結構柔らかめになってたから、
ノーマルの時ほどではないけど、ちょっと硬めに設定しなおしたってこと。

ノーマル(スタンダード)まで硬くしなかったのは、
ノーマルはタンデム走行まで想定した数字だから、
かつ男性よりも軽い女性がそのセッティングでのるとより硬く感じる可能性があるから。


以上を踏まえて、次回乗った時に、変化がどうだったかを記録すること。

おわり!



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