出でよ!ジャンヌダルク!! #7

株式会社パソナグループ・南部靖之代表

「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
(毎月第一金曜日・午後7時~)https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
新年一回目は特別版!ゲストに、国内、海外合わせておよそ50社で人材ビジネスを展開する人材派遣のリーディングカンパニー・株式会社パソナグループの代表・南部靖之さんをお迎えして、そのインタビューをたっぷりお届けしました。

南部代表との2ショット

パソナは去年、東京に置く本社機能の一部を淡路島に移すと発表し、大いに話題になりました。その規模は、実に1200人以上、また、コロナ対策と言う背景があるわけですから、メディアで大きく取り上げられるのも当然です。

ところで、このオンエア前に、SNSでこんなクイズを出していました。
「次の文章は、ウソ?ホント?」
①南部代表は、去年の社会の混乱を5年前から予測していた
②南部代表も、大学時代は就職活動をしていた
③南部代表は、名刺と言うものを知らなかった
④南部代表は、起業後、事務所の賃料を1年間支払っていなかった
⑤南部代表は、淡路島での新居が決まる前に、自宅を売った

ここで、その正解を明らかにいたしますね。
実は、どれも正解です。
まず1番目の問題は、「景気と言うのは絶頂期と思える時こそ危ない」と言う発想から「東京オリンピック・パラリンピックが開催予定の2020年には、何か起こるのではないか」「東日本大地震の際に明らかになった東京に本社を置いておくと言うことがリスクになるのではないか」と実に2015年から淡路島移転への準備を行っていたと言うことですから驚きです。
続いて2番目の問題は、以下の「ドラマ」でもご紹介していますが、就職活動をされていて実際、内定も得ておられたそうです。しかし、その後、  一旦、その内定を手放して、再度、就職活動を再開されるのですが、   そこで・・・ドラマが生まれるのです。
3番目の問題も、正解!
大学生時代に起業した若き南部代表は名刺と言うものも知りませんでしたし、事務所を借りるだけの資金もありませんでした。そこで、何と、最初の本社になった小さい事務所は、出世払いと言う契約で、一年間無償で借りたそうです。なので、4番目の問題も正解なんです。代表曰く「若気の至り」「怖い物知らずだった」と言うことですが、貸した大家さんも“太っ腹”だったに違いありません。
そして5番目も正解。度を超えた“せっかち”ではありますが、やはり類い希なる行動力の持ち主とも言えそうです。

では、南部代表が「起業を決めた瞬間」を切り取って、ラジオドラマ風にお伝えいたしましたそのシナリオです。

「君、今頃、何しにきたんや?」
大学卒業間近になって再び就職活動を始めた若き南部靖之に、
多くの企業の人事担当者はそう言い放ちました。
時代も悪く、当時はオイルショックで、採用そのものが、少ない。
人事担当者は、皆忙しそうに立ち回っていて、まともに相手もしてくれない。そこで、思わず靖之は、面接の場で、こう尋ねたのです。
「そんなに忙しいのなら、
  ボク一人ぐらい雇ってくれてもいいじゃないですか」と。      すると、人事担当者からは、たしなめられるように、こう言われたのです。
「君ね、社員を一人雇うというのは、億単位のお金が要るんだ。
       忙しいからといって、その度に人を雇い入れていたら、
                      会社は潰れてしまうよ」
しかし、なおも、靖之は食い下がりました。
「だったら、
  忙しい時だけ必要な人材を雇い入れるようにしたらどうですか?」
さぁ、人事担当者は、その意見を採用したのでしょうか?

「そんなことが出来るのなら、苦労はない!」
人事担当者の答えは、実につれないものでした。
しかし、靖之は、何かひらめくものを感じていました。
そして、その一方で、靖之が主催する塾で教える子どもたちの、
そのお母さんたちのことが、頭に浮かびました。
お母さんたちからは、たびたび、こんな話を聞かされていたのです。
「どこか適当な勤め先はないかしら?」と。
この時、靖之の頭の中には、新しいビジネスの構想が出来上がったのです。

忙しいからといって容易に人を雇い入れられない事情を抱えた企業がある。
その一方で、仕事経験もスキルもあるのに働く場がないと嘆く女性がいる。
ならば、その両者をマッチングすれば・・・と言う新しいビジネス
「人材派遣」をスタートさせるのです。
ベンチャーの騎士の誕生、
それは、靖之が大学を卒業する1ヶ月前のことでした。

いかがでしたか?
この時点から既に「社会の問題を解決したいんだ」と言う志をお持ちだったことがよく分かります。

これからも、この南部代表の「動き」に目が離せませんよね。

さて、そんな南部代表からプレゼントもあります。
南部代表が編集人を務めたご本「食の力~ニューミール政策~」を10人の方にプレゼントいたします。食のあり方を見直すことで、健康な身体や心、社会を作りたいと言う、南部代表の思いが込められた本です。

食の力

ウメダFMのホームページの「プレゼント」ページから、そこにリクエストしたい番組の欄がありますので、「出でよ!ジャンヌダルク!!」を選んでいただいて、必要事項を記載してご応募下さい。

ちなみに、南部代表が、「ここぞ!」と言う時に聞く曲は・・・
「威風堂々」でした。
飾らず、常に前向きで、社会に存在する問題を解決し続けたいと言う代表にピッタリの曲かと思えました。

次回の放送は、通常に戻って、2月5日(金)です。
どんな若き女性起業家が登場するのか?お楽しみに!(*^_^*)

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