出でよ!ジャンヌダルク!!#13

株式会社コトバノミカタの本下瑞穂さん

「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
(毎月第一金曜日・午後7時~)https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
7月のゲストは「読書感想文が、よく書ける原稿用紙。」を企画、販売しておられる会社・株式会社コトバノミカタの代表取締役の本下瑞穂さんです。

本下さん_n

(写真、真ん中)
夏休みの宿題で、悪戦苦闘した記憶のある「読書感想文」。それが“よく書ける”なんて、まさに魔法のグッズ。小学生の時代にあったら、と思うのは、ボクだけではない、と思います。今の、子どもたちが羨ましい。実際、この原稿用紙を使って書いた読書感想文が、コンテストで様々な賞を受賞していると言うことですから、その効果は抜群。
そうそう、本下さんが手にしているのが、そうです。

本下さん 原稿用紙 _n

中には、読書感想文の書き方が、可愛いイラストとともに説明されていて、さらに、読書感想文を書く前に頭の中を整理する「あたまスッキリメモ」と言うものが入っています。このメモを活用して、頭の中に浮かんだことを可視化して書き出す、と言うのが、“よく書ける”ポイントのようです。
だからと言って、本下さんが、もともと学校の先生だった、と言うわけではありません。本下さんは、京都の芸術系短大、芸術系専門学校、さらに、芸術系四大と計6年間も芸術とデザインを学ばれます。就職先も印刷会社で、そこでチラシやカタログなどを作っておられました。

社会人時代の本下さん_n

写真は、印刷会社に勤務する頃の本下さんです。あは、可愛い!
(でも、パソコンの大きさが時代を物語っています 笑)
しかし、当時の職場はなかなかハード。勤務が深夜に及ぶことが多く、結局、心身共にダウンし、その会社は退職されます。一方プライベートでは、結婚をされ、フリーランスとしてデザイナーの仕事も手掛け始めます。何だか充実されておられるようですが、本下さん曰く「暗い時代」だったそう。と言うのも、「折角6年間も芸術とデザインの勉強をしてきたのにもかかわらず、今の仕事には、さほど活かせていない。また、子どもが欲しかったものの二度の流産を経験、不育症と診断された。不妊治療の上、ようやく第一子を懐妊したものの、出産時には、大量出血で死線を彷徨うことになる」と言うことだったそうですから、確かに、大変な時代だったかと。
では、そんな本下さんが、なぜ、起業に舵を切るのか。番組では、その瞬間をドラマ風にご紹介しました。そのシナリオがこちらです。

「どうしますか?あなたは、1回目の出産時、大変なご経験をされた。
 今回も、同じようにハイリスク出産となる可能性は明らかに高い。
 さて、どうしますか?」
瑞穂が二人目の子どもを授かった際に、産婦人科のドクターはそう尋ねたのです。瑞穂は思いました。
「私は、これまで何も成し遂げていない。万が一、ここで命が尽きても、
 私は、子どもたちに何も残せるものがない」と。
この頃から、瑞穂は、何か残せるものがないかと思い始めたのです。
しかし・・・

「確かに、私は今、フリーランスのグラフィックデザイナーだけど、
 事業の“じ”の字も知らない。何から、どう始めたらいいの?」
そこで、目を付けたのが、地元で開催されていた女性のための“起業塾”。
子ども同伴でもオッケーだったことから、瑞穂は、足繁く通いました。
そこで知り合った起業家の卵たちのママ友と話をしていて浮かんだのが
「子どもたちに、作文って、やっぱり大事じゃないの!」
と言うことでした。そこからの瑞穂の行動は、実に早かったのです。

「今、お腹の中にいる、この子どもが生まれるまでに、何とか形にしておかないと」
そこで、妊娠中にもかかわらず、瑞穂はクラウドファウンディングに挑戦!30万円の資金が集まって、「読書感想文が、よく書ける原稿用紙。」を商品化。そして、その3ヶ月後には、次男を無事出産するのです。母は強し!
まさに、その言葉を体現するようなジャンヌダルクは、こうして誕生したのです。

なんだか“凄く”ないですか。その行動力には脱帽です。どこに、これだけのパワーが秘められていたのでしょうか?いや、誰にだって、そのパワーは秘められていて、このパワーの開放の仕方を気付かないだけなのかも。
本下さんの場合は、懐妊・出産が、一つのキッカケになったことは間違いないかと思います。さて、その本下さんが、今後力を入れていきたいと意気込んでおられるのが、こちらです。

あめかちゃん n

漢字の部首を擬人化し、絵本に仕上げました。まさに、学生時代に学んでいた「タイポグラフィー」を活用してのこと。ビジネスとしては、絵本の販売だけをお考えではありません。まず、漢字のキャラクターを使ったグッズの製作!これは、海外では、確かにウケそうです。そして、もう一つは、この漢字のキャラクターを大手企業でも活用して欲しいと目論んでいるんです。この「あめかんむり」のキャラクターであれば「電力会社」とか、「くさかんむり」であれば「製薬メーカー」とか。いやぁ~確かに、その活用方法はありそうですね。
こらからの本下さんのご活躍に注目しましょう!

その本下さんから、「読書感想文が、よく書ける原稿用紙。」小学校低学年用、3年生以上用をセットにして、3人の方にプレゼントしていただけることになりました。プレゼントご希望の方はウメダFMのプレゼントフォームからお申し込み下さい。
https://www.be-happy789.com/

原稿用紙と本下さん_n

ところで、本下さんのこの衣装って、原稿用紙柄なんですよね~。
さて、そんな本下さんが「ここぞ!」と言うときに聴かれる曲は、中島みゆきの「ファイト!」♪だそうです。この中で、“小魚たちの群れがきらきらと海の中の国境を越えていく”と言う歌詞があるんですが、漢字たちも、その国境を越え、大いに世界で活躍して欲しいと言う思いと呼応するからだそうです。なるほど!
本下さん、興味深いお話し、本当にありがとうございました。

さて、次回の放送は、8月6日(金)です。
どんなゲストが、どんなお話しをお聞かせくれるのか?
皆様!!お楽しみに!(*^_^*)

※「株式会社コトバノミカタ」:https://kotobanomikata.jp/


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