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まだWorldeで疲弊してるの? オレのWordle戦略まとめ

※この記事は投げ銭制です。全文読めます。

はじめに

Worlde、面白いですよね。でも「失敗が多い!」「短手数で解きたい!」「2手目で何を入れればうまく解けるんだろう?」といった気持ちが芽生えてきませんか?
私の開発した1手目と2手目の定石、解くときの考え方を、実例を交えてお知らせします。これを使えば皆さんも2手、3手でビシバシ解けるようになることでしょう。

前提となるプレイ方針

  • 短手数でのクリアを目指す。

  • ただしバーストは回避する。

  • プレイ時は辞書などのサポートは受けない。Wordleサイト自体とメモ帳のみで挑む。

※「6手以内にクリアできれば良い」という方針ではないことに注意してください。

この定石の実績

定石を出す前に、実際にこの定石を使った結果をグラフにしました。

この定石の実績グラフ

2ターンで正解しているのも数回ありますね。これは単なる偶然ではなく、ある程度狙って出せています。そもそも2ターン目まで定石を組んでいると2ターンで正解することはほぼ不可能なので、1ターン目が上手く行ったときは正解を狙いに行っています。(できるだけ短手数を目指すポリシーがここに表れています)

※記述ルール
これから、Wordleの1ターン目を#1,2ターン目を#2を記載します。
また、1文字目を[1], 2文字目を[2]と記載します。
不確定な文字は●で表します。
例:#1で[2]はRと分かったため、正解は●R●●● (1ターン目で2文字目がRとわかったため…)

この定石が強い

さて、本題ですが、私が愛用している定石は

1手目:SHARE
2手目:POINT

です。

選定理由

・出現頻度の高さ

英語で出現頻度の高いのはSEARTあたりかと思います。その次にIONPUHあたりでしょうか。出現頻度の高いものは早いターンで使っておいて、緑や黄を確定させておきたいです。

・TよりHを優先

ただ、Wordleの性質から考えると、TよりHを確定させておいた方が考えやすいです。Hは単体で使われる他、他の文字とくっついて使われることが多いです。Hがグレーになればセットで使われる可能性を排除できますし、ヒットすれば(緑になれば)Hの前後に来る文字が限定されます。
一方、Tは他の文字との組み合わせが少なく(THなど)、どちらかというとRのほうが形としてわかりやすそうな印象です。(●●●RE, ●●●ERなど)

・各枠に出やすい文字を

また、文字の並びについては、英単語はSから始まる単語が一番多いのは英和辞典を横から見るとわかります。SとHはくっつきやすいので、先頭はSH。Eは出現しやすい文字なのですが、短い単語に限って言えば最後に出てくることが多いような気がするので、[5]をEにします。(例:PRIME, BLADE)

これらの理由から、#1の定石はSHAREとします。

・2ターン目も基本は同じ

#1で全滅(全部グレーアウト)した時の定石には、先ほどの押さえておきたい文字の中残りを組み合わせて、POINTとしました。

PとTは[1]と[5]で出現しやすそう。Nで終わる単語はそれほどなく、●●●NTや●●●NEなど[4]で出現しやすそうだからです。Eは#1の定石でチェック済みなので、#2の定石を使う際は[5]がEでないことが確定しています。よって、●●●NTの形にします。この流れでPが[1]となり、残った母音も組み合わせてPONITとなります。

なお、Uは他の母音に比べて出現頻度が少なそうですし、AEIOが全滅したらUが使われることはほぼ間違いないので、定石に入れなくても対応可能です。

進行の方針

以下の方針で定石を使っていきます。

  • #1で[緑1黄0]以下、または[緑0黄2]以下なら、#2も定石を使います。逆に[緑1黄1]であれば、#2でクリアを目指します。

  • #3まで終わって正解に確信が無ければ、#4は正解を捨てて、#5, #6で正解を出すよう割り切ります。

実例

ここからは、実際にこの定石を使ってクリアした時の検討内容を解説します。

1.BLOKE

SHARE / PONIT / BLOKE
BLOKE

よくある、#3でのクリア例です。
#1で定石を使い、[緑1黄0]となりました。

ヒントが少ないので、#2も定石でヒントを増やします。[緑1黄1]となり、本当はこれでも厳しいですが、当てに行きます。

#3を考えるにあたり、メモ帳で現状を可視化します。
確定:●●●●E
未定:O
ここで[4]に来るものを考えると、可能性が高いのはBKDMCG、次点でLでしょうか。
一方、未定のOは[1]に来づらい上、
●●●OE
というのも考えにくいです。#2で[2]でもないことは確定なので、[3]がO、つまり
●●O●E
で考えます。
[1][2]に来るのは子音だとすると、残っているものから考えて
BLO●E (BLOKE…)
GLO●E (GLOBE…)
CLO●E (CLOVE…)
あたりでしょうか。あとは度胸でBLOKE。正解でした。

2.SAUTE

SHARE / SAUCE / SAUTE
SAUTE

#1で[緑2黄1]です。これはもう決着させたいので定石は使いません。

#2を考えるにあたり
確定:S●●●E
未定:A
[3]がAでないのは確定なので、可能性としては
SA●●E
S●●AE
の2通りです。語尾がAEと付く単語を思いつかないので、
SA●●E
だろうということで進めます。
次に[4]を考えると、母音が入る例が思い当たりません。
SA●EE
もピンと来ないので、[4]は子音だろうと仮定します。例えば
SA●CE
とすると、[3]は母音の可能性が高いです。SAの後に母音が続くとするとU、つまり
SAU●E
となるでしょう。SAUCEでしょうか?

失敗はしたものの[緑4黄0]となりました。#3では当てはまるものの案をだして、より一般的な単語を選んでいくだけです。
SAUTE
が濃厚でした。SAUTEだけに。

3.CHEST

SHARE ./ CHEST
CHEST

#1で[緑1黄2]となり、もうクリアしたいですね。

#2で、
確定:●H●●●
未定:ES

5文字の英単語では[5]にSが来る例はあまりないだろうと考え、とりあえず未定のものを並べてみると
●HES●
となりました。これにあてはまる単語がありそうです。[5]がEではないのは確定しているので、出現頻度としては高いTを入れてみると、
●HEST
です。[1]にはHにくっつきやすいCGTが候補となりますが、
CHEST
が妥当かと思い、正解に至りました。

4.VIVID

SHARE / PONIT / DICKY / VIVID
VIVID

今までで最も定石がヒットしなかった例です。

#1, #2が終わって[緑0黄1]。だた、消せた文字も多いので答えの範囲は狭まっています。
#3、
確定:●●●●●
未定:I

優先度の高い文字はCMDYWLKBGです。Uはあまり使われないイメージなので優先度を低くしています。
[1]と[5]はIのおさまりが良くないのでひとまず除外します。Iが[3]でないのは確定しているので、Iは[2]と[4]のどちらか。#3で[2]にIを入れてみて、外れたら[4]にIが入ると考えます。あとは優先度の高い文字を組み合わせてDICKYとしました。意味はわかりませんが。

#4、
確定:●I●●●
未定:D

子音があまりヒットしないので、優先度の低いVZFも検討対象にします。すると
VIVID
が思いつきます。ただ、これはVとIを2回ずつ使うので、不正解だった場合に発展しづらく、非常に選びにくいです。選びにくいのですが、かといって正解でないとも言い切れないので、気合で選びました。結果としては#4でこれを当てられたのは良い結果ではないでしょうか。

5.PURGE

SHARE / PRIME / PERCE / TWINK / PUREE / PURGE
PURGE

途中を失敗して、なんとかクリアした例です。自戒の意味で記載しますが、読み飛ばして構いません。

#1で[緑1黄1]。ちょっと辛いですが#2で決めたいレベルです。

#2で、
確定:●●●●E
未定:R

心情的には定石のPOINTを入れたいのですが、[5]にEが確定しているので不正解なのは明白でした。POINTと構成が似ていて[5]にEが入る単語をチョイスし、外れても優先度の高い文字を使い終わっているよう考えます。
PRIME
としました。

#3、[緑2黄1]です。Rは緑にはなっていませんが、[1]と[5]が埋まっていてかつ[2]と[4]ではないことがわかっているので、もうRは[3]で確定です。
確定:P●R●E
未定:-

PYRAMIDのような例外はあるものの、PとRに挟まれた[2]は母音でほぼ確定でしょう。ただ、当てはまる単語がイマイチ思いつきません。
POR●E
PUR●E
など考えてみたのですが、Eを2回使う単語が思いついてしまい、試しに
PERCE
と入れてみたら認識されてしまいました。
後から調べると、PERCEはPIERCEの旧表記とのこと。旧表記は対象単語群に入れないでほしいです…

#4
確定:P●R●E
未定:-

明らかに失敗している上、いい単語が思いつきません。諦めて、#6までのクリアを目指します。優先度の高い文字はTYLWNKBGあたりなので、これを最大限使う単語として
TWINK
と入力したらこれまで認識されてしまいました。振り返ってみると#2で既にIを潰しているので、このチョイスも失敗です。入力を決定する前には、各文字が以前にグレーアウトされていないか確認を怠らないことが大切ですね。

#5、
確定:P●R●E
未定:-

どうにも思いつかないので、
●●●EE
で終わるタイプかと想像します。[2]に今まで使っていない母音のOかUを入れるとして
PUREE
としてみたら、これまた認識されてしまいました。

#6
確定:PUR●E
未定:-

ここにきて、やっと正解だろうPURGEを捻り出せました。

この回は失敗が多く、#6まで長引いてしまいました。#2で定石を当てはめるべきでしたし、見通しが立っていないのに#3でEを2回使う単語を入れてしまい、母音のUとOを処理しきれなかったのは敗因です。#4でもIを入力してしまいました。

TIPS:英単語の傾向

例外はあるものの、英単語の構成には傾向があるので、各文字の傾向をつかんでおくと正解を導きやすいです。例えば…

  • Eは[5]が多い。(例:PRIME, THREE)

  • Sは[1]と[4]が多く、[5]がやや少ない。(例:SPADE, LAPSE)

  • Tは[4]と[5]が多い。TE, STで終わる単語が多い。(例:GHOST, SKATE)

  • Hは[2]と[5]が多い。その前にCTGSが来やすい。

    • 例:

    • CH(CHUNK,TORCH…)

    • TH(MOUTH, THANK…)

    • GH(GHOST, EIGHT…)

    • SH(SHIFT, SHARE…)

  • QZXはほぼ出ない。JVWはあまり出ない。

  • E以外の母音は[2]と[4]が多い。Uは出現頻度が少ない。

英語の発音はPhonicsという系統立てられたルールがあり、考慮しておくことは短手数クリアに役立ちます。例えば母音が2つ続くと1つ目をアルファベット読みして2つ目は読まない(例:TRAIN, EAT)、単語の最後がEならそれは読まずにさらにその前の母音をアルファベット読みする(例:PRIME)などです。また、EIGHT, OUT, AUTHERなど特定の組み合わせと読み方があるので、逆にそういった単語の例を思いつかないなら考えから除外してよいです。

一方、子音だけの5文字単語を把握しておくと、困ったときに役立ちます。子音だけで有名な単語はそれほどないので、チェックしておくと良いかもしれません。(例:NYMPH, CRYPT)

まとめ

定石SHARE, POINTは強力です。緑が出やすいですし、黄が出ても選択肢を効率的に狭められます。これを利用して#3でのクリアを目指しましょう。

入力する際は、出来るだけなじみのある単語を優先的に使用し、過去の入力履歴と反していないか(例えば[4]で黄だった文字を再度[4]に入れてしまう)を確認しましょう。

~~この下は投げ銭ゾーンです~~

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