見出し画像

鉄道王と電力王が茶の湯でバトルしてた時代おもろい

福岡市美術館、電力王だった
松永安左エ門が集めてた茶道具展
展示数が大量で楽しかった!

憧れだったはずの魯山人と
絶交したりw

茶の湯の先輩で東武鉄道の社長、
根津嘉一郎茶事に呼んだら

花入れのチョイス違うって
説教されたエピめちゃ面白い

格式高い、古いお坊さんの墨跡をかけたのに
花を入れる器はバックヤードでつかうようなラフなもの使ったら根津さんプチ切れたとw

ここは、格式高い
銅製の花入れ使えやと
怒られて

後輩の松永さん
震えたそうです
でも心の中で

そんな細かいこと気にすんなよって思ったとww

近代茶人の、こういうイザコザエピソード大好きっす。まるでラッパーのフリースタイルバトルみたいです。生き生きとイキった茶人の小競り合いエモい!しかもそれ記録しちゃうところもいい。

他にも

室町時代の足利義持、本人が描いた闇深い絵も所有!

ゲキ侘びの薬入れを抹茶入れる道具に転用してたり

猛ダッシュの鎌倉時代の像とかいろいろ面白かったです😇

ちなみに、松永安左エ門は九州、壱岐出身。晩年は骨董品集めまくり自分の美術館作ってたそうです。本人亡くなると、遺族が速攻で美術館を畳み、所持品の多くを福岡市美術館に寄贈したと。


天国の松永さん諸行無常だったかもな。先輩の根津さんとか、東急電鉄社長の五島さんは自分の名前の美術館残ってるのに俺のは!って悔しがってたりしてw これは紀元前のギリシャのツボ!

そんなこんなで福岡市で面白い展覧会ができたんですね。

美術館に枯山水の庭があって、リウーファンの彫刻の作品と、松永安左エ門が持ってた古い灯籠がマリアージュしてました。かっこよ!

この記事が参加している募集

オンライン展覧会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?