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文章って難しい。

書く仕事をしています。
そんな大層なものでもないのですが。

書く仕事をしていると定期的にぶち当たる文章の壁。どれだけ経験を積んだとしても、一向に文章を操れない。
掴めない。知れば知るほど悩まされる。

言葉や文章自体に翻弄されるのはまだ良い。奥が深いとうちひしがれるが、それもまた魅力。

厄介だな、と思うのが好み。
人の好み。

不思議なもので、人によって好む文体はまちまち。感動的な文章だと騒がれるものを読んで、なにも感じない人もいるし、世の中が見向きもしない文章で涙を流す人もいる。

そういえば、小学生の頃「ドラえもんは餡子が好きか嫌いか?」といったクイズがあった。その答えはいかようにも取れるものだった。
耳に馴染んだ歌のワンフレーズ「あん、あん、あん、とっても大好き」の「とっても」を「物凄く」といった意味で受け取るのか、「取り除く」といった意味で受け取るのかで答えが変わるからだ。

受け取る人によっていかようにも受け取れる表現が日本語には多い。そこもまた好き。
1つの文章で複数の解釈が産まれるのは、楽しい。自分では気づかなかった見方を知れるから。

けれど、仕事となるとそれはやはり厄介な代物となる。特に上に立つ人間同士の好みが真逆だと、大層面倒臭い。
伝えている内容は同じでも、ちょっとした表現でぶつかる。好みでない文章は、読んでいてどうしても違和感を生んでしまうから、お互いに一歩も引いてくれないし。
なんというか、最終的に文章がどうのというより意地のぶつかり合いになっている。

本音を言えば、えっ、じゃあもうお前ら自分で書けや、、、と暴言を吐いてしまいたくなる。むしろ心の内では吐いている。すみません。

先週と今週で言ってること違うし。困る。
時間は無限なわけでもないし、他にもやらなくてはいけないことあるし。
もう少しどうにかならないものかしら。
そんなクサクサ、トゲトゲした心持ちで書いた文章は、ちょっと角張ってしまうから気をつけなくては。
感情って文章に表れるよね。それも不思議。

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