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昔の香りが薫る場所。

和室の部屋の畳の上に座って、開け放たれた障子の向こうに板張りの廊下があって、縁側の向こうに明るい日差しが降り注いでいる感じ。
そんな場所で、ぼーっとしたい。

時間とか、仕事とか、家事とか、そういったこともちょっと放って、ぼーっとしたい。なんというかのんびり時間を忘れて、ぐでんぐでんしたい。

というか畳の上に寝転びたいなぁ。
井草の香りを吸い込みたい。

残念ながら我が家には和室がないので、最近畳の上で寝転ぶっていったことをしていない。和室ってやっぱ良いよね。
夏にゴザなんか敷いたりもするけれど、やっぱ畳とは違うよね。

あー温泉にでも行きたい。
昔の文豪は、働いている様子もないのに、あんなに長く旅館に滞在したりして、支払いどうしていたんだろう?
だから、大体みんな借金エピソードがついて回っているのだろうか?
借金しているのに、そんなアクセクしている感じもないしね。その心のゆとりが素晴らしい作品を生むのだろうか?

兎に角、あのゆったりとした時の中で、ぐでんぐでんしたいわけなのだけど、なぜかそのシーンを頭に思い浮かべると、
二つ折りにした座布団を枕に寝転び、足元には少し動きがぎこちない扇風機があって、風鈴の音色と蝉の鳴き声を子守唄に、汗で少しベタついた肌の上をそよそよと風が吹いて産毛を揺らしている光景がよぎるのだけど、そんな経験はしたことはないので、このイメージは何を元に形成されたものなのだろうか。

不思議。

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