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【INDY】“2位じゃダメなんですか?”ええ、ダメなんです!

果てることなきベテランの執念

佐藤琢磨選手のインディ500の勝利といい、F1イタリアGPのピエール・ガスリー選手の初勝利といい、モータースポーツ界に朗報が続きますね。コロナ禍の中ではありますが、良い知らせはいつでもどこでもうれしいものです。まったく違うレースでの勝利ですが、それぞれに見えないビハインドストーリーがあって、ひたすらに勝利を目指していたことは間違いないでしょう。

そんなおかげで(?)すっかりnoteもご無沙汰してしまいましたが、今回はワールド・ワイド・テクノロジー・レースウエイ(長いからWWTRで)のレースをレポートします。


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日曜日のレース前に行われた地元のお巡りさんたちによるパレード! もう台数がすごいの。  西部警察もびっくりよw ポリスやらシェリフやら総動員でコースを埋め尽くしました。絶対逃げられる気がしませんw。



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このレースが最後となる(予定の)TK。トニーにはいっぱいファンがいたからなぁ〜。日本から来るセブンイレブンのオーバーオールを着た家族もいたし。いざいなくなると寂しい気もするし、なんか来年ヒョコッとレースに出てるような気もするし‥‥w  とりあえず、おつかれさまでしたm(._.)m



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これは予選アテンプト前のリナス・ビーケイくん。エーケイではありませんw。なんかお父さんとお母さんが交代で頭をナデナデしてチューします。
おまじないみたいな感じでしょうか? 最近調子良いものね。



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この間聞かれたのは、ちゃんとフェリックスにおせんべいあげたんですか?という質問。ええ、ちゃんとあげましたよ、雪の宿。彼にインディカー初優勝おめでとう!って言ったら、いやいや、そっちこそ日本は大変でしょーよ!?ってお祝いの返り討ちにあいましたw   ともあれ、残りのレースも頑張ってね。


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インディ500が終わったら、TVレポーターに戻ってしまったヒンチ。
そっか!もう彼は今年のレースないんだ‥‥。なんかもったいないなぁ。
来年はなんとかレギュラーに返り咲けるといいけど。


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WWTRは変則ダブルヘッダーとなりましたが、レース1でポールのウィル・パワーと、レース2でポールのTSさんがガッチリ握手。力(パワー)くんも、TSさんにインディ500優勝のお祝いの言葉をひと言ふた言。今回はシボレー勢も少し息を吹き返した感じです。



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レース1では5番手スタートながら冷静なレース運びでディクシーを最後まで追い詰めていたTSさん。最後のピットで少しロスしたのは痛かったけど、ターン1でパトを大外から抜いたり、圧倒的な速さはあったんですが‥‥。
マシンを降りたら悔しがってたなぁ、すごく。ほんの少しの差だったけどね。2位というのは負け以外の何物でもありませんでした。くやぴー!


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ディクシーはこれでインディカー50勝目!! すげーな。もうすぐマリオ・アンドレッティやAJフォイトに追いつく感じ。今年もチャンピオンシップをぶっちぎっています。


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日曜日の第2レースが始まります。TSさんがポールの位置に着きました。
この後、コースがオイルで汚れているのが見つかって、そのお掃除に時間がかかるのですが、それもレースを左右することになってしまいます。


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TSさんはポールからうまくスタートを決めて、後ろの新庭園くんや力くんを
離して行きます。かなりいいペースでした。こりゃあ昨日のリベンジなるかなと思っていたんですが‥‥。



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TSさん、速すぎましたw  あっという間に最後尾の江戸くんに追いついてしまいます。その後、後ろから力くんも新庭園くんも追いついちゃうし。まるで2013年のミルウォーキーの再現かと思うくらい。スタート前にコースが汚れていたこともあるし、なかなか抜けないのです。これを見た後方のマシンは続々とピットインして、アンダーカットを狙いに行きました。



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最初のピットからも戻ってきたら8番手(涙。うーむ。 その後もブイブイペースを上げて行くんですけどね。次はザックリ・ビーチに引っかかり、ブルーフラッグが振られても前を譲りません。ザックリとタイムを失って、7番手にスタック。ザックリ・ビーチは4ラップ遅れのはずなんだけどなぁ。
彼にお咎めがないのも不思議な感じ。速さは間違いなく一番だったんだけど。ちょっと水を差されましたね。これもレースと言ってしまえば、レースなんですが、速すぎたゆえに戦略を見失ってしまったんでしょうか?



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これはレース1を終えた後の琢磨選手です。
チームは2位でまぁまぁ喜んでいたんですが、本人はもう悔しくて悔しくて。
勝てたレースを逃してしまったことを本当に悔やんでいました。
こんなに琢磨選手が悔しがるのを久しぶりに見ましたよ。
インディ500で勝ってチームにも勢いがあったし、クルマも速かった。
なのに勝てなかったことが悔しくてたまらんのです。

勝利への執念、いまだ衰えずーー。
インディ500だろうが、何だろうが、勝つためにレースに出ている以上、
勝利への飽くなき欲求は尽きることはありません。
インディカー最年長ドライバーの意地とプライドが交差していました。

この悔しさがある以上、琢磨選手はこれからも良いレースを見せてくれると思いますよ、大丈夫。


※前回のnoteでお約束した通りこのレポートのアップをもって、インディ500お土産プレゼントの応募は締め切らせていただきます。多数の応募とサポート本当にありがとうございました。当選者の方には、お礼のメッセージが行きますので、ご確認ください。もちろんこの後もサポートはどんどんお待ちしておりますし、好評であれば第2弾も行いますので、よろしくお願いします!



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