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一隅を照らす

父の命日に
以前、比叡山延暦寺に行った際に惹かれて購入したお線香を焚きました。

琵琶湖を望む高い場所にあり、一体は、東塔、西塔、横川の3エリアに分かれていて、わたしは東塔、西塔をじっくりまわりました。

いつもなんですが、地味な方が好みで、西塔の空気感にずっと佇んでいたかったな。

最澄さんの言葉
「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」
「一隅(いちぐう)」とは、今自分がいる場所や置かれた立場を指し、
国の宝とはお金や財宝ではなく、
自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代えがたい貴い国の宝である。
という意味だそうです。

誰も注目しないような片隅の物事にもちゃんと向き合える人
表舞台だけでなく、自分の持ち場でしっかり自分の目の前のことをできる人

なりたいですね!そんな人に。。。

渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」を思い出しました。

比叡山延暦寺は、以下、数々の名僧を輩出しました。
浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、臨済宗の栄西、曹洞宗の道元、日蓮宗の日蓮・・・
比叡山を歩きながら、「ここで修行していたのかなぁ・・・」と想像するのもまた楽しみのひとつ。


聖域という言葉がぴったりなこの場所にいつの日かまた行けますように・・・
お線香の香りをかぎながら祈ります。


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