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「明日香はアニメに出て来る感じ女の子ではないんだね。」

こっちにいて大体日本人だと分かって寄って来る人は結構な確率でアニメ、漫画が好きだったりする人が多い。最初の方は私自身アニメ、漫画が好きなので高確率で自分の好きなトピックを話せるのでかなりありがたい、サイコーと思っていたが「うっ」と思うことも多かった。

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「漫画でこうこうこういう表現があったけどこれって本当?」

うすい本か本当の漫画かはわかんないが「漫画でこうこうこういう表現があったけどこれって本当?」「そういうSEXって実在するの?」みたいな質問を何回かうけた。私はその時結構丁寧にそれは「2次元上の表現で実際にはやってないよ」と答えて、あとでそれを友達に話したら「そんなこと聞かれたの?答えなくていいよ」といわれた。今思い返すと不快だったし、怖かった。


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私自身もオタクといわれるような部類だし2次元上の表現は完全に実際の世界とはつながってなくて、そんなことみんな分かっている常識だと思っていた。ただそういう質問を海外でうけることで、周りにサンプルが実際にいなくてそういうどこからの情報をかいつまんでそのまま真にうける人間がいることを目の当たりにしてすごく驚いたし、恐ろしかった。こういうことがあるってことは日本人みんなそれをEnjoyしてるんでしょ的な誤解を。なんか少し前にTwitterで話題になったホルンバッハのCMみたいに最終的には影響を与えることになりうるのではないかと感じた。


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「明日香はアニメに出て来る感じ女の子ではないんだね」

といわれたこともある。周りに身近に日本人のサンプルがいなくて日本のアニメコンテンツを見てると日本のアニメに出て来る女の子で完全に女の子のイメージが出来上がっている人と話すのはそんなイメージを押しつけられるのでいやになっていた。こういうことが重なるうちに1女オタクとして自分自身でもどうやって日本のそういうコンテンツに向き合えばいいか考えるようになった。アニメも漫画も大好きだ。クリエーターを応援したいし素敵な作品を見続けたい。ただその中の「表現」が誰かを傷つけることを肯定するとか誰かの尊厳失わせるならやっぱり否定していかないといけないんだと思う。日本に帰ったら何かしらの形で自分のできることをできる範囲でやっていきたいなと今は思ってる。


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