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【実話怪談・スピ寄り01】密度が上がるモノ

初っ端の話…何にしようかな?と考えつつ。
今は思い出せなくて、当然…あ!となる話が多いのだけれども。
そろそろお年なのかもしれません(笑)。


ということで…

ちょっと先日、どこかで話したのだけれども…書き出します。

古い友人、Y山から久々に電話があった。
確か2024年6月終わりか7月頭だったかなぁ…いい加減な記憶なので、そこまで覚えておりませぬが。とにかく、凄い久々だったのは確か。

そこそこ久し振り挨拶をして、Y山から切り出して来た。
実は…


聞いてみたら…

どうやら数日前にどこかの有名なお寺に行き、その道中にあるお土産屋さんで(なんだろうか。笑)、どうしても気になった小さな仏像があったらしい。一般客向けのお土産なので、小指ぐらいのサイズ。
そんなに高価なものでもなかったので、玄関か自分の部屋に飾ろうと思ったらしい。

ココまで普通の話で。
ただ何でそんな渋いものを買おうと思ったのか、分からないだけれども(苦笑)。とりあえず、購入したとのこと。


いよいよ…

購入して、ルンルンと帰宅したY山。
着替えたり、まぁ…したらしい。予定よりも早めに帰宅したみたいで、翌日出勤したら時々お世話になっている仕事仲間などに配る準備をする。お配り用の袋に小分けしたりして、最後は自分のお土産を鞄から出して…。

リビングでワクワクしながら…。
「あれ?」
明らかにリビングに違和感があるぐらいの圧が、ドンッと突然やって来たという。それが昨日の話で、翌朝に私に慌てて電話したのだと言う。コッチはコッチで電話でそれを聞いた時に、ピーンと妖怪アンテナならぬ「これは!」とアンテナが動いた。長年の勘…そういう変な違和感って、何かあるのよ。


いざ!

「今夜、行くよ!」と勢いよく伝えるとY山はホッとしたのか、ウンウンって絵文字が見えるぐらいに何時に来るのか、もっと早く来れないのかなど言い出す始末。余程、その違和感のある圧が怖いのだろうか…。

とりあえず、こちらも着替えやら色々と諸用があるので…夜遅めになることを伝えた。Y山は即答でOK、でも早く来てって(笑)。
まぁまぁ、約束した時間よりも30分ぐらい早く行くと…今日は泊まってもいいとかコチラの顔を見た途端に言い出す。やっぱり、怖いんだろう…。

Y山…15年以上の付き合いのある友達だけど、優雅な独身女性。
いやぁー…泊まるのはちょっととか言いながら、件のリビングへ。
私がまだ学生だったら、泊まったんだけどねとは説明しておいた。


お!

Y山、独身女性なのだけど…ぶっちゃけ、稼ぐ。私の給与なんて遥かに凌ぐぐらいに…稼ぐ女。私の家の2倍ぐらいの広さはあるマンションの一室の持ち主で一人暮らし。数年振りに、お邪…。
おおおおおー!
もう一回書くけど、一人暮らし。
もう一回書くけど、優雅な独身女性。
我が家の1.5倍ぐらい広いリビング…ギュウギュウに人がいるみたいな、見えないスライムがその空間にパンパンに詰められたみたいな…圧、来たー!


これさ…

私は霊能力者とか、そういう類ではないので…見えないのだけど、部屋の中が何かでパンパン!
パンパン…と一言ボソっと口から溢れた。



ちょっと眠くなったので、続きはまた…。
お休みなさい(苦笑)。



八山さん家の怪談
→八山さんの家の人で、普通の一般会社員。
怪しいことや怪談が好き。

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(注意)
この作品は鉢山家の怪談…八山法龍が個人的に体験したことや聞いたお話になります。登場人物などは特定されないよう、偽名・イニシャルなどを使用しています。また場所や地域・ご神仏などを特定されないためにしておりますので、これを読んで勝手な憶測で他人様のご迷惑などないようによろしくお願いいたします。

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