「ふつう」に憧れるモンスターだった私
典型的な根性論で生きてきた私には、息子が中学校に行かれないという状況を飲み込むのにかなり時間がかかりました。
はじめは、体調が悪いから仕方ないのかな…と1日休ませましたが、それが数日続き、いつの間にか朝ベッドを覗いても目を開けなくなり、最後には返事もなくなりました。それでも、ごくまれに学校に行った日には、私も一日ハッピーで、「ねえ!うちの息子、やっぱり普通でしょ?」とふれて回りたいほどの気持ちになったものです(今となっては「普通」であることの価値すら分からないし、その言