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第80回「説明書が無くても使えるのは、優れたプロダクト」

メールマガジン「B-Search NEWS 2019年6月21日分」に寄稿した文章です。

ここ数年、家電製品を買い換えることが多くなっている。完全に壊れたというわけではないけれど、思うように動いてくれなかったり、そろそろだよねと思って買い換える。

ブルーレイディスクレコーダーから始まって、パソコン、加湿空気清浄機、電気シェーバー、エアコンなど。もともと、家電好きということもあるのかもしれないが、なかなかの大型物件を次々と買い換えた。

そして家電には決まって、説明書というものが付いてくる。昔と比べると、それほど分厚くはないが、読むのが面倒である。

ぼくは、原本はファイルに閉まうか廃棄して、メーカーのウェブサイトから説明書をダウンロードする。クラウド上のフォルダーに入れておくと、どこからでも説明書を確認することができて便利だ。

よく読むと、知らなかったことや長く使うためのメンテナンス方法が書いてあったりする。我流で使ったり、メンテナンスを怠るのは良くないなと思ったりする一方で、例えばiPhoneは初代から説明書が無い製品だった。無くても使えた。それまでの携帯電話には、分厚い説明書が付属していた。

そのことから説明書が無くても使えるプロダクトは、究極の形、最終型ではないだろうか。

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