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人生が変わってもいい。

2018年の9月から本屋で働いています。今はコロナの影響で無期限の休業状態となり、自宅待機しています。少なくとも政府が発表している5月6日まで休みです。あと約1ヶ月。長い。正直、この生活があと1ヶ月も続くということが恐ろしくて仕方がないです。仕事に行けず、遊びに行けず。

寂しいので自分が働く本屋について話します。そして、これを読んでくれるみなさんにお願いがあるので、よかったら最後まで読んでいってください。ちょっと長くなりすぎました。

働き始めたのは2018年のことでした。普通に就職したもののうまくいかず、そのあと派遣社員として大手IT企業に営業として入ったもののメンタルを崩して退職。途方に暮れる中で、「お金のことは考えず、続けられる仕事をしよう」「ずっと本が好きだった」と思い出し、本屋で働くことにしました。

本屋で働き始めてまず最初に驚いたことは、本屋が混むということです。土曜日なんてレジが10台以上開いてるのに、お客さんが長蛇の列になっていて、新人だったわたしは心がボキボキに折れました。給料日にも混んで、「給料が入ったから本を買おう」と思う人がこんなにいることが、嬉しくて希望だなと新人のくせに思ったりもしました。

売り場に配属されてから、いわゆる本屋の仕事っぽいことができるようになって、どんどん楽しくなっていきました。担当は芸術書。正直わたしもほぼ読んでいません。どんなふうに棚を作ればいいのか、未だによくわかりません。フェアの本はわたしが選んでることが多いです。芸術書についてるPOPはほとんどわたしが書いています。1度だけ、男性のお客さんに「このPOPの写真を撮ってもいいですか?すごい良いですよね。」と言われたことがありました。嬉しくて嬉しくて、本屋で働けてよかったって心の底から思いました。

意味不明な問い合わせも毎日のようにあります。転売ヤーだなって人には心で呪いをかけています。外国人に英語で話しかけられて見当違いな本を出して困らせたこともあります。読み終わった本をほっぽられたり、棚にぐちゃぐちゃに戻されたりします。本の上にカゴやバックを置くなと陰から睨んでるときもあります。

でも、楽しいんです。

レジにいると、たくさんの本に出会えます。売れる本はやっぱり雑誌とか資格勉強とかマンガが多いですが、それでも本屋で買ってくれてありがとうって思ってます。小説をいっぱい買ってく高校生くらいの子、絵本を買ってくお父さん、手芸の本を買ってくおばあちゃん、官能小説にカバーかけなくて良いっていうおっちゃん、ジャニーズの雑誌を数冊買ってくお姉さん、日本人でも読めなそうな難しい本を買っていく中国人。いろんな人がいて、いろんな本が必要とされているんだなって気づきました。

本は毎日発売されて、店頭に並びます。本は読まれるために書かれるのです。ネットでも本が買えるこの時代です。本を手に入れるだけならネットで済むけど、本に出会うためには本屋が必要です。検索してもわからないことがあります。画面越しでは見えない部分があります。


わたしの働く本屋は今、休業しています。お客さんのいない店内に、今日も新しい本が読まれるために、そこでただじっと待っています。正直不安です。本当にまた本屋は開くのか。本屋に本を買いに来てくれるのか。売り上げを取り戻せるのか。本にまだ需要はあるのか。

この休業期間中に、わたしに出来ることがないか考えました。ただの端くれ書店員アルバイトです。でも、なにか力になりたい。そのために、みなさんの力を貸してほしいのです。

Twitterをフォローしてください今のわたしに出来ることは、わたしのフォロワーを増やすことです。そして、お店が開いたときにぜひ、わたしに会いに来て本を買ってほしいのです。大好きな本屋を守りたいのです。

自分の働く店の売り上げに貢献したいだけではなく、わたしが勧めた本が様々な本屋で売れたり、書店員とお客さんの繋がる場を作ったりと、本屋・出版業界を盛り上げるエネルギーになりたいんです。

自粛中の今やれるのは、毎日書評をあげること、自分の担当する美術の棚を充実させるために美術検定の勉強をすること、本が好きな人が楽しめるようなフリーペーパーを作ること(とりあえずネットプリントして反響があったら、実店舗にも置いてもらえるよう打診する!)、そして本が好きなみなさんと繋がることです。YouTubeを活用したいけど、まだ考え中です。よかったら意見やアドバイス、仲間になるよって人がいたら声をかけてください!まだまだ思いつきです。これから色々考えていきます。職場はお店の再開が決まったら、お知らせします。

本屋が閉まってることを嘆いてくれた皆さんの力を、わたしに貸してください。本屋は不要不急かもしれません。芸術は娯楽かもしれません。でも、無くしていいものじゃないはずです。本に救われた人がいて、本がないと生きていけない人がいて、それは大袈裟な例えじゃなくて事実だってわたしは知ってます。

わたしと一緒にいてください。応援するとか、背中を押すとか考えすぎなくていいから、ただの端くれ書店員アルバイトの夢を一緒に叶えてほしいのです。

Twitter 切実@書店員(@SETSU_ZITSU)

拙い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。





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25歳の書店員アルバイトです。YouTubeもやっております。その時に思ってることを書いています。

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コメント (11)
初めまして。
緊急事態宣言と同日の4月7日にデビュー作が刊行された新人小説家です。

売り場に自分の本が平積みされている光景を、今回は自分の目で目撃することはかなわないでしょう。

悔しいです。
このまま枯れていくわけにはいかない。
絶対に次につなげたい。

あがいています。
昨日、YouTubeも始めました。

書店さんという存在を応援します。
一緒にじたばたしましょう!
はじめまして。
記事読ませて頂きました。

わたしも1人の読書好きとしてとても共感できます。どのように本をPRできるかっていうのは書店員さんの腕の見せ所の一つなんですね。。
大変な時期ではありますが、本を読むチャンスが増えたと捉えて、今後を見据え、本をひろめていきましょう!
本屋さんに行きたくなりました。
初めまして、切実さん。
YouTubeに読書をメインにやってる人っているのかな?って検索で辿り着き、すっかり沼落ちです。切実さんにどハマりしております。

YouTubeはもちろん、noteもすべて読ませて頂きました。切実さんの日常の書き方が好きです。本当に執筆活動してほしい…応援しています!

ちなみに、同い年で私も転職活動をとっても多くしており、メンタルも壊し通院中で
さらに初めてハマった漫画もだぁだぁだぁというのも すべて一緒です。笑
縁を感じました。

投稿と食い違う内容のコメントでしたが、どこかで伝えたい!と思っていたので
ここに書かせて頂きました(・ω・)
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