
アメリカで注目のライブコマースプラットフォーム
10年以上前に中国で始まったライブコマース。中国ではライブコマースを使っての買い物が当たり前になっています。ロックダウンが始まってから特に、アメリカでも大手チェーン店、AmazonやWalmart、ソーシャルメディア(Tiktok、Instagram、Facebookなど)のプラットフォーム上でライブコマースの機能が設けられ、有名人やセレブリティ、インフルエンサーが商品の販売に使用しています。
Coresight Researchによると、2013年までに米国のライブコマースショッピング市場は250億ドルの価値があると予測されています。
ライブコマースを利用して買い物をしている客層は、主に「Gen Z(1990年代後半~2000年代生まれ)」、「 Millennial(1990年代生まれ)」 層で、facebook Research の9月の調査によると Gen Zの55%、 Millennialの62% がライブコマースで商品を購入すると答えています。
そんなライブコマースですが、プラットフォームは2種類に分けられているます。Level 1は一般的に知られているライブコマースプラットフォーム、Amazon Live , Instagram live, Tiktok live, Twitch ですが、今回はLevel 2といわれている、自分たちでエコシステムを作り上げているライブコマースプラットフォームを紹介します。
■Talkshop.live
セレブリティーが自分の本やスキンケア商品などを販売しているライブコマース専用のプラットフォーム。セレブリティー以外にも大手ブランドなどもライブストリームを行っている。
■Supergreat
ビューティー・スキンケアブランドやインフルエンサーが主にストリーミングを行うのに使っている。ユーザーはSupergreatのアカウントを作成時に、自分のスキンタイプとヘアケア(スキンカラー、スキンタイプ、髪質など)について情報を記入。その情報に沿って、ユーザーが興味を持ちそうなストリームの情報がプラットフォームに表示される。プラットフォームはTiktokにとても似ている。Appのみで使用可能。
■Verishop Livestream
日用品、スキンケアからアパレルまで、幅広いカテゴリーの商品を販売しているオンラインストア。ライブストリームにてスキンケアやアパレル商品を中心に販売を行っている。
■Whatnot
Appのみでの使用可能。ユーザーは主にゲーマーやゲーム関連商品のコレクターが多い。ゲーム関連の商品の販売、購入ができる。仕組みはTwitch によく似ているが、商品ストリームが主な機能となっている。
ここまでは、海外パートナー企業が公開した記事の転載です。
■さいごに
中国ライブコマースの発展には、「商品画像がかなり加工されている」「実物と全然違う商品が届くので信用できない」といったネガティブな背景があったように感じましたが、ここ最近のアメリカのライブコマースは、
✔ 次なる大型消費世代 「Gen Z」、「 Millennial」 層の台頭
✔ 店舗でのショッピングよりもオンラインストアを使用する消費者が急増
により、オンラインで実際に商品を手に取って見ることができないマイナス点をカバーするように発展しています。ライブコマースは、購入前に、実際に商品を使用したストリーマーに質問をすることができることも大きなメリットで、今後さらに利用されていく機能となりそうです。
日本でも、今後、こうしたアメリカ型のライブコマースが浸透していく可能性が高いように感じています。
これから海外マーケット進出を考えられる企業様から、すでに海外展開されている企業様まで幅広くサポートしております。お気軽にお問い合わせください。
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!