
アメリカで季節を問わず人気のペット用品は今後も注目カテゴリー!ペットオーナー動向は?
急速なインフレが懸念されるアメリカですが、2022年3月末までの1年間で、何と8.5%上昇し、1981年以来最も高い数値となっています。
一方で、日本企業にとっては、円安+インフレにより、今まで「高い」と言われていた日本の商品が、決して高級品ではなくなってきています。小売店のバイヤーにとっては、不安定な情勢の中で「調達できる先を増やしたい」と考える傾向があり、海外販路拡大を目指す日本企業にとってはチャンスと言えます。
そんな中、今回は、Amazonでのペットオーナーの消費動向を見ていきたいと思います。
アメリカ人口の24%がペットオーナーに加え、ロックダウン開始後にペットオーナーとなった人口数は全体の18%といわれています。さらにこの第一四半期は前四半期と比べ、Amazon上でペット商品を購入した消費者が18%増加しました。
ペットオーナーたちはAmazonでどんなペット商品を購入していたのか、見ていきたいと思います。
人気の犬関連と猫関連のキーワードは?
Amazon上での犬関連と猫関連のキーワード検索結果がこちらです。

上記のリスト上で、サーチボリュームが増えている商品カテゴリーは、首輪、ペット用シャンプー、ペットのお菓子、ペットフードのようです。それぞれのカテゴリーの第一四半期収入結果を犬用と猫用で比較して見ていきましょう。
ペットフード
ドックフード → 2億5000万ドル 全四半期と比べ12%増加
キャットフード → 7200万ドル 全四半期と比べ10%増加
ペットトイ
ドックトイ → 4800万ドル 全四半期と比べ31%減少
キャットトイ → 26000万ドル 全四半期と比べ31%減少
首輪
犬用 → 1600万ドル 全四半期と比べ14%減少
猫用 → 400万ドル 全四半期と比べ27%減少
リーシュ
犬用 → 800万ドル 全四半期と比べ11%増加
猫用 → 200万ドル 全四半期と比べ517%増加
ベット
犬用 → 4500万ドル 全四半期と比べ11%減少
猫用 → 250万ドル 全四半期と比べ20%減少
小屋
犬用 → 150万ドル 全四半期と比べ46%減少
猫用(キャットタワー) → 300万ドル 全四半期と比べ86%増加
ペットグルーミング
犬用 → 1500万ドル 全四半期と比べ22%減少
猫用 → 100万ドル 全四半期と比べ2%増加
価格帯
全体的に、ドッグオーナーの方がペットにお金をかけているようです。
3月21日から27日間でのペットお菓子の平均価格が$21に対し、猫用は$16以下、ドッグシャンプーの平均価格が$17に対し猫用は$15以下という結果になっています。ただ、ペットハウスカテゴリーになると、犬小屋の平均価格が$50以下に対し、キャットタワーは平均価格が$63と、猫のお家にはお金をかけているようです。
ペット商品は季節を問わず一年を通して販売しやすいため、今後も注目していきたいカテゴリーです。
ここまでは、海外パートナー企業が公開した記事の転載です。
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