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ちょっと欲張り!?な1⽇に密着。【新⼈ブランディングデザイナーの仕事】

執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK
撮影 松村 隆史

物の考え方や視点、デザインの取り組み方。実際に仕事をしてみて気づくこと、分かっていくことが往々にあります。

今回お届けするのは、エイトブランディングデザインに新卒で入社した若手ホープの、めまぐるしい1日。

いろんな案件を受け持って、仕事をして、手を動かして、いろいろな人と関わりながら、「ブランディングデザイン」という言葉の意味と意義が、だんだんと腹落ちしていくプロセス。インタビューとともに、密着してきましたよ。


いろんなことを自分の手でやりたくて。

「入社した年ですか?2020年?21年?えっと……私、数字に弱くて」

と、のっけからボケてくれるのは、布村さん。取材時(2022年11月)で2年目とのことなので、2021年4月からの入社、ということで合ってますね。

「はい、多分合ってます!」

てへぺろ&にっこり。入社年が曖昧なのは、あなたが数字が弱いせいではなく、この、あっという間に過ぎていくコロナ禍のせい(ということにしておきましょう)。

テレビCMなど広告系の仕事に就きたい!という夢を抱き、新潟にある「長岡造形大学」でデザインを専攻した布村さん。理由は「誰にも見られるような、目立つことをやりたい」から。最初は映像から入ったものの、ひとつのジャンルを専門的に突き詰めるのではなく「ウェブとかグラフィックとか、いろんなことを自分の手でやりたくて、とにかく幅広く学んでました。ちょっと欲張りだと思うんですけど」

という言葉に、「そうですね」と思わず返してしまったのは、独特の憎めないキャラクターゆえ(ごめんなさい!)。

そんな布村さんにとって、エイトブランディングデザイン(以下エイト)という会社は、まさにうってつけだったようで。

「今、やってる仕事としては、先輩デザイナーのサブとして同時に何案件かを担当しています。パッケージのモックアップを作ったり、ウェブのデザインもしたり、あとパンフレットとかも。デジタルの領域もありますし、手を動かすこともすごくいっぱいあります。やりたかったことができているなと思いますね」

またデザインの業務だけでなく、エイトならではの係(【係制度】スタッフみんなで会社を運営する、ということ)にも積極的に参加しています。

「私が担当するのはイベント係と美化係、配送備品管理係、あとポートフォリオ係と何個か担当しているんですが、いいこともけっこうあります。模型ひとつ作るのにも紙がいりますし、デザインのための下準備をするのもデザイナーの仕事。あとは、備品を管理する上で『どうして、ここにこんなにもお金がかかるんだろう』と、理解が深まったりもする。会社を成り立たせるためのことを、責任を持ってやるのは必要かなと思います」

そうして駆け抜けた約1年半。ここまでエイトで働いてきてどうですか?と聞くと

「1年目と2年目で違うな、と思うところが自分ではあって」

と、なんとまぁ興味深いことを言うじゃないですか。

「入社した時は、自分はデザイン経験が浅いですし、先輩のほうがデザインのこともよく知ってるだろうから、言われたことをそのままやってしまうところがあったんです。ただある時、お客様から『なんでこうしてるの?』と聞かれた時に『先輩に言われたから』はありえないなと気づいて。自分で考えて、自分で納得したものを提案しないと、意味がないというか」

さらに感じたのは、デザインそのものの考え方。

「最初はデザイナーがデザインを提案して、いいものにするってイメージがあったんですけど、ミーティングに参加しているうちに『お客様が納得しないと、いいものができない』という感覚が蓄積されてきたんです。その商品を紹介するのも、販売するのもお客様。なのでまずは納得してもらうことが必要で、そのためにデザイナーが最適なデザインを考える、というほうが価値があるなって。1年目にそこに学べたのは、よかったなと思います」

ここでは下克上もありえそう(笑)。

話を聞いた中で、好きなエピソードがあります。それはまだ入社して1ヶ月目のこと。スタッフみんなであるブランドのロゴ案出しをしたところ(そのようすは【ロゴデザイン】案出し100本ノック!!!! あまたの案がひとつの案を輝かせる)まで)布村さんが作った案が、なんとクライアント提案まで残ったのだとか。

>> この続きは、エイトブランディングデザインWEBサイトにて無料公開中!『【新⼈ブランディングデザイナーの仕事】ちょっと欲張り!?な1⽇に密着。』

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執筆・編集

山村光春 
1970年東京生まれ。雑誌「オリーブ」のライターを経て、2000年に雑誌や書籍、広告の編集・執筆を手がけるBOOKLUCK設立。暮らしまわりや旅まわりのジャンルをおもに活動中。編著書に「眺めのいいカフェ」(アスペクト)「おうちで作れるカフェの朝食」(世界文化社)など。現在、東京と福岡との二拠点生活中。http://bookluck.jp/


撮影

松村隆史
写真家
1975年富山生まれ。大学中退後に上京。スタジオフォボスに勤務。2000年、フリーランスとして独立。自然物、暮し、料理、ポートレイトなどの撮影を中心に活動。http://www.matsumuratakafumi.com/


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