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ここまで言っていいの!?新人“ぶっちゃけ”座談会

執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK
撮影 松村 隆史

エイトブランディングデザインに興味がある、ブランディングデザイナーになりたいというあなた!だけど、気になるのは、入ってからのあれこれ。どんな仕事をふられる?評価制度は?そもそもどんな人を採用してる?知りたいことはてんこ盛り。ただオフィスの会議室でのインタビューだと、きっとお利口さんの答えしか言わないだろうと、4人の新人たちを連れ出したのはオフィスのほど近く、唐揚げと出し巻き卵がおいしい某居酒屋さん。ここで飲みながら、食べながら、ポロリとホンネも期待しながら、座談会スタート!

「やりたい!こうしたい!」が反映される環境。

一同 カンパーイ!

ー えっと、右のふたりが2年目で、左のふたりが1年目ですね。今やってる仕事はどんなことを?

布村さん(以下布) みんなバラバラですね。アリアさんはなんかずっとウェブやってるよね。

隆アリアさん(以下ア) はい、ウェブばっかりやってます。

ー 先輩からふられて?

隆アリアさん
大学ではイラスト、グラフィック、映像、パッケージなど多岐に渡り勉強。目標は「デザインで社会貢献すること」。きっかけは、中学生の頃から好きなマイケル・ジャクソンから。また「この世で最高の学びはその道のプロが仕事をする姿を見ること」というマイケルの言葉から「ならば尊敬する西澤さんの姿を見るのが一番いいはず」と入社を志望。自称エイトおたく。

ア そうですね。「何だったらできるかな」と考えてもらってると思います。ちょうどウェブがローンチされるプロジェクトが3つくらいあって、それに全部かかわってます。

ー 自分の得意な仕事をふられる傾向にあるんですね。

ア はい、私の場合あとはイラストですね。リアル系の絵が得意なので。水彩タッチのマップとか、薬草を描くとか、けっこうさせてもらってます。

ー 普通イラストレーターに発注するようなこともやっちゃうってことだ!

布 一時期、インハウスのイラストレーターみたいになってたよね。

ア 社内の別チームの案件でも発注いただいたりもしてます。

ー 逆に言うと、そういう得意を生かせる環境があるってことですね。

ア それが柔軟ですごいと思いますね。「やりたい!こうしたい!」と言って、それが理にかなっていれば、全部反映されるので。

私たち、“やる気枠”で採用されました。


布 できる人と、やりたい人にまわされるよね。

ア ほんとに。説明会で西澤さんが「やる気が一番大事」って言うのを聞いて、最初はほんとかな?じゃあ、やる気さえあったら入れるのか?って疑ってたんです。もちろんスキルもあるレベル以上は必要だと思うんですけど、それよりやる気次第っていうのはほんとなんだなって。

布 とくに新卒だと、今のスキルより、やりたいかどうかだよね。あとは本当にブランディングデザインをやりたい人だったら向いてる。

ア そうですね、そこは本当に見てくれてるなと。

布 私も今考えたら、拙いポートフォリオしかなくて(笑)。

布村実紅さん
「テレビCMなど広告系の仕事に就きたい!」と、新潟の大学でデザインを専攻。理由は「誰にも見られるような、目立つことをやりたい」から。最初は映像から入ったものの、ひとつのジャンルを専門的に突き詰めるのではなく、ウェブやグラフィックまで幅広く学ぶ。奔放な性格に見えて、座談会は司会のように場を回す、実は気遣いの人。布村さんの1日に密着した記事はこちら(【新⼈ブランディングデザイナーの仕事】ちょっと欲張り!?な1⽇に密着。)。



実際、最終の面接でも「今は全然できてないと思うよ」って言われましたし。だから今のスキルより、今後の可能性を見てくれた。“やる気枠”で採用されました。

一同笑

大島さん(以下大) 僕もやる気枠だったんじゃないかな。

大島正暉さん
大学院まで建築を学んだものの「グラフィックのほうが楽しくなり」転向。きっかけは動物園のプロジェクトでロゴやポスターなどのデザインを担当したことから。「長く使われる、土地と使う人に合ったものを作る」建築的思考をブランディングにも生かすべく、エイトに入社。また学生時代に描いていたイラスト「着ぐるみ家族」はTwitterで4万フォロワー超えの人気に。

ちょうど募集の説明会で「ちゃんとデザインができる人、やる気のある人を求めてる」と言ってるのを母親がたまたま聞いたらしくて。そのあとに「多分その枠だよ」って言われました(笑)。

布 私たちの年は4人入ったんですけど、半分は向いてる枠で、あと半分はやる気枠。アリアさんは向いてる枠だよね。特製レモンサワーお願いします!

ア うーん……面接ではけっこう詰められました。もともとパッケージにも興味があったので、ポートフォリオにも多かったんですけど、「うちはパッケージデザインの会社じゃないよ」って言われて。「違うんです!ブランディングがやりたいんです!」って西澤さんにめちゃくちゃアピールして。そんなにやりたいんだ!って、ちょっと引いてたんじゃないかと思いますもん。だから私もやる気枠。ショーンくんは?

村田ショーン拓也さん(以下シ) 僕もやる気枠。

村田ショーン拓也さん
大学ではビジュアルデザインを専攻し、特に興味を持ったのはタイポグラフィ。「図形としてシンプルで、可読性とユニークさを探れる面白さがあること。また世の中がデジタルに移行し紙媒体はなくなっても文字はあり続けるだろう」という理由から。「ひとつのことを誰も知らないところまで深く掘りたい」タイプ。

ー みんなやる気枠じゃないですか!

一同笑

シ 僕は最終であと2社残ってたんですけどやめて、エイト1本にして。大分からわざわざ飛行機で行くのに、と言われたけど、「エイトしか見てないんで」と言ったほうがいいんじゃないかと。

大 あとの2社は行く前に辞退したってこと?

シ そう。

ー 勇気ありますよね。それで落ちちゃうとか考えなかった?

シ 僕、たまにそういう時があって。なんか「うまくいく気がする。なんとかなる」っていう変な確信と、「こんなに準備してダメならしかたない」という諦めのような感情の両方ある。

布 でも大変だよね、地方の就職活動って。お金もかかるし。

シ 飛行機代とか宿泊費を合わせて10万くらいかけて。学校の先生にも「本当に1社しか受けないの?︎」と言われたけど、1社だからこそ強い気がすると。

布 ブランディングだ!

ー 何でもブランディングにつなげる(笑)。でも確かにそうですね。

布 私の時も、最初の会社説明会で100人くらいいて。それを見て「あ、終わった」と思ったもん。採用は3~4人でしょ?絶対無理!って。


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執筆・編集

山村光春 
1970年東京生まれ。雑誌「オリーブ」のライターを経て、2000年に雑誌や書籍、広告の編集・執筆を手がけるBOOKLUCK設立。暮らしまわりや旅まわりのジャンルをおもに活動中。編著書に「眺めのいいカフェ」(アスペクト)「おうちで作れるカフェの朝食」(世界文化社)など。現在、東京と福岡との二拠点生活中。http://bookluck.jp/

撮影

松村隆史
写真家
1975年富山生まれ。大学中退後に上京。スタジオフォボスに勤務。2000年、フリーランスとして独立。自然物、暮し、料理、ポートレイトなどの撮影を中心に活動。http://www.matsumuratakafumi.com/

「STAFF INTERVIEW」をまとめて見るには、こちら(外部サイト)






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