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親子で交換ノート

交換ノートといえば、小学生の時に流行った。コロナで今月末までの休校が決まった今、交換ノートをオススメしたい。

交換ノート禁止令

小学生の時、クラスの担任から禁止された。友だちの愚痴や悪口もあったし、まぁ、1歩間違えばイジメに繋がったかもしれない。そう考えると正しい判断だったのかもしれない。

先生との交換ノート

先生が好きな時に先生あてに交換ノートを書くようにとファイルとプリントが配られた。私は楽しくて、思ってること考えていることを文にして先生に伝えた。

盗み見された

カーストというものはどの時代にもあって、目立つ女子グループが放課後に勝手に読んでいた。交換ノートは教室の脇、棚の中にみんなの分を置かれていた。何やってんの?と言いつつも、その手に持っている私の交換ノートを見て、何とも言えない気持ちになった。聞けば、いちばん分厚い私の交換ノートが気になったとのこと。私はその子たちへの批判を書いたこともあったので、本当に気まずかった。

母娘で交換ノート

初めて交換ノートをしたのは長女が小学校高学年の時だったと思う。仕事が忙しくて疲れていたり、長女に書くことがなかったりと始めてはいつの間にか書かなくなり、そして、どちらかともなく、また交換ノートしよう!となる。

交換ノートの役割

母娘で秘密を共有できる。きっと長女は本音を語っていないとは思う。当たり障りのない文を連ねているが、その中にも長女の個性は垣間見える。長女には長女の世界がある。そしてまた、私にも。それを少しでも共有できれば、そんな嬉しいことはない。

文章で自分を表現する

これはなかなかできることではない。とくに小学生は。日記や作文が得意な人もいる。私は小学生の頃、作文を書けば必ず皆の前で読まされた。でも、それは根気よく先生が表現の仕方を添削してくれたから。作文なんて大っ嫌いだった。先生が書き直しても書き直しても添削するので、ちょっとした感想文すら書けなくなった時期もあった。でも、それを乗り越えたら、誰よりも作文が上手くなってた。読書感想文と読書感想画どちから1つを必ず夏休みの宿題で出された。私は迷わず読書感想文を書いた。小学3年生の夏だった。

読書感想画

私は、絵を描くことも好きだった。だから、こっそりと読書感想画も描いてみた。絵で表現するのは難しい。著作権を気にして、挿絵に似せないようにしないといけない。でも、これ違うーとクラスメイトに言われるのは必至。めんどくさいと思った。モロ真似してんじゃん!っていう読書感想画が展示されているのを見た時、先生?って疑問を投げかけたかった。交換ノートには絵を描くこともできる。本当に自由に書けるキャンパスだと思う。

話し言葉でいい

交換ノートには、方言を使ってもいいし、自分の言葉で言いたいこと伝えたいことが書ける。読む相手(メンバー)も決まっている。一文一文を見直して完成させる文章は言葉で伝えるときの力になる。

伝えたいことを取捨選択する

会話している時は、長々とあーだこーだ言える。だから何なのか、何が言いたいのかは後回しで、次から次に言葉が出てくる。途中で話が別の方向に行ったりもする。交換ノートに書くスペースは決まっている。だから情報を確実に相手に伝わるように短い文で、伝えないといけない。大量にある伝えたいことの本当に大切なことを取捨選択して書く。それが交換ノートにはできる。

交換ノートを始めよう

どんなノートでもいい。家族が多いのであれば、鍵付きのノートがオススメ。ひとには読まれたくないものだ。子どもの意志を尊重すること。汲み取ること。日記のように一方通行ではないこと。親にも心があること。心が通い合うノート。とても素敵じゃないですか?


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

みつば


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