いちばんすきな石、ラブラドライト
ラブラドライトには宇宙が宿っているにちがいない。
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鉱物は「地質作用を受けてできた天然の固体」と定義され、美しい色や、魅力的な形で私たちの前に現れます。ーときめく鉱物図鑑 監修:宮脇律郎(国立科学博物館) より
石がすきです。
雑貨屋さんで鉱物を購入したり、川辺で気に入った石ころを拾ったりして少しずつ集めています。
星の数ほど種類のある石。いちばんすきなのは?と聞かれたら…
ラブラドライトです。
ラブラドライトが、私のいちばんの「推し」石です!
見る角度で色が変化することで知られる曹灰長石(ラブラドライト)は、輝きを生かしてドーム状に磨かれ、宝石になります。その美しさは、虹色に輝く羽を持つ「モルフォチョウ」に例えられ、角度によって青や虹色に輝く光学現象「ラブラドル効果(ラブラドレッセンス)」の名前の由来にもなっています。ーときめく鉱物図鑑 監修:宮脇律郎(国立科学博物館) より
磨いた時にあらわれる、色の美しさ!まるで次々と表情を変える空のよう。その向こうの宇宙の広がりまで連想させる、神秘的な色を持つ石です。
オレンジ、金色、青みがかった緑、深い青…
なめらかな何色ものグラデーション。
星が散らばるようにあちこちがきらめくもの。
ラブラドライトの美しさ、筆舌に尽くしがたし!です!
これは初めて買ったラブラドライト。夕暮れ空のような美しいグラデーションと、繊細な線の模様に惹かれました。先ほどの解説の通り、角度がちがう1枚目と2枚目で、色も違って見えますね。
この石との出会いにはちょっとしたエピソードがあります。買ったのはだいたい4年ほど前のこと。当時の仕事がどうしてもつらく、会社を辞めて転職活動をしている時期でした。
面接に備えてリップを新しくして気合を入れよう!と思って駅前に行き、コスメショップを目指してショッピングセンター内を歩いているところ...通路に面した雑貨屋さんに並んでいた、ラブラドライトに目が留まったのです。
そのまま私はすーっと引き寄せられて、いくつか並んでいたラブラドライトを順番に手に取り、じっくり見比べて悩みに悩み...
上の写真のものを購入しました。
それでその日の予算を使ってしまったので、面接用コスメは買わずにそのまま帰りました。笑
帰宅後、こんなにも惹かれるラブラドライトとはどんな石なんだろう、と調べてみたところなんと。パワーストーンとして持つ意味が...
その輝きから宇宙とのつながりを持つ石と信じられており、
持つ人の潜在能力を引き出す。
新しいことに挑戦する勇気や希望を引き出す。
転職などの転機に持つとよい。
とのこと!
運命を感じざるをえない出会いだったのでした。
他にもふたつ、持っています。
青い傷口と星をまぶしたような光が特徴の、楕円形のもの。
妖精の羽を連想させる、薄めの形もの。
楕円形のつるつるきらきらした石を、ぎゅっとにぎる時の心地よさ。石本来の形のまま一面だけが磨かれているものは、「無骨な原石の中にこんな色と光が眠っているなんて」という感動を味わえます。
少し雰囲気の違った写真も...。
今ほしいものは、ラブラドライトのシンプルな一粒ネックレス。
普段ほとんどアクセサリーをつけないのですが、最近、「だいすきな石を身につけたい!」という気持ちが大きくなってきました。いろんな作家さんの素敵な作品を見ているとわくわくします。
わたしの石を手にするため、またがんばろう。
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