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なぜあなたの気持ちは伝わらないのか?

👨「うまく自分の考えが伝わらない…」
👨「仕事や恋愛で誤解ばかりされてツライ…」

この記事は、そんなあなたに向けて書いています。


結論から言うと、あなたの気持ちや考えが伝わらないのは、「透明性の錯覚」が原因です。


「君からは努力が見えない!」
「何考えてるのかわからない!」

と言われるのってツライですよね。

もしあなたがそんなふうに誤解されて困っているのなら、ぜひこの記事をご参考ください。

あなたが周りから誤解されることを減らすには、「透明性の錯覚」を理解することが重要です。


「透明性の錯覚」は、人間なら誰しも備わっている性質。

透明性の錯覚とは、以下のような性質です。

・自分の考えが、周囲に筒抜けだと感じる。
・自分の考えは、周囲の人間も共通して持っているものだと感じる。


社会心理学者のハイディ・グラントが書いた、『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』によると、以下のように説明されています。

私たちは、自分が求めていることを、実際よりも明白なものだと見なす傾向があります。そして、はっきりと言葉にしなくても、相手にそれが伝わると考えているのです。心理学では、これを「透明性の錯覚」(自分の心が実際以上に相手に読まれていると思い込む傾向)と呼びます。






突然なんですけど、あなたはノーパンで街を歩いたことはありますか?


ズボンに覆われているわけだから、傍目からすると何の変哲もない状態。
だけど、自分は、「今俺はノーパンで街を歩いている! とんでもないことをしている!」とドキドキしてくるわけですね。


これはまさに、透明性の錯覚がもたらす感覚。


頭の中で考えていることもそうです。

あたかも自分の体がスケルトンになって、悪い考えや、スケベ心が、回りにばれてるんじゃないか?
って考えてしまうんです。


また、自分が困ってて周りに助けてもらえないと、「なんでわかってくれないの? みんな冷たいな…」
って感じてしまう。


他にも、「透明性の錯覚」は、以下のようなことにつながります。

・自分が特別に勉強した知識を、なぜか他のみんなも知っているものと思ってしまう。
・自分がたくさん仕事を抱えていることを、「口で説明しなくてもほしい」と思ってしまう。

透明性の錯覚の度合いが強い人

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「透明性の錯覚」は、人によって程度があります。

「気持ちを言葉で表さないと伝わらない」
と思っている人は透明性の錯覚の度合いは低い

逆に、
「言わなくてもわかってくれるだろう」
と思っている人は、透明性の錯覚の度合いが強い

たとえば、繊細な人は、大したことをしていなくても、必要以上に罪悪感を感じてしまう傾向にあります。

極端な例ですが、ムカつく人に「こいつ、ぶっ飛ばしてやる!」と感じただけで、「私はとんでもなく野蛮な考えの持ち主だ…。犯罪者予備軍だ…」と、自分のことが恐ろしくなってしまう。

実際に人に危害を加えなければ、発作的にそういう考えが頭に浮かぶこと自体は悪いことではありません。

でも、その考えがあたかも自分の体から周囲に溶け出し、浸透していくような感覚に陥ってしまう。

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みなさんも、先輩に怒られたりイヤなことがあった帰り道は、重くどんよりした景色に見えますよね。
逆もまたしかりで、いいことがあった日の帰り道は、いつも景色が明るく見える。


ですが、悪いことがあったときに必要以上に自分を責めたりすると、生きるのがしんどくなります。

ではどうすればいいか?

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透明性の錯覚への対応策。

結論から言うと、自分の説明の具体性とボリュームを増やすことです。


もしあなたが周りから必要なサポートを得られていないのであれば、それは自分が考えている以上に、自分自身の責任です。耳が痛いかもしれませんが、これが厳しい現実です。
ハイディ・グラント.『人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』より


「キミは言葉が足りない!」
ってよく言われる人は、文字通り言葉に足りない要素がある。

なので、足りていない
①具体性
②ボリューム
の2つを増やしてあげればいいだけです。


総じて、以下のようなことに気を付けるとよさげです。

・説明は自分が「これで伝わるだろう」と思うより詳しくすることを心掛ける。
・困っていることは、詳しく言葉にして周囲に伝える。
・行動、態度、表情だけで理解してもらえると思わない。


あなたが↑のことを心がけていけば、周囲もちょっとずつ変わっていきます。
人生長いんで、焦らずいきましょう。


最後まで読んでいただき、本当に嬉しいです。
ありがとうございました!


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