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感謝。

2020.12.20

全日程が終了し、2020シーズンが終わりました。
結果は、8位。

目標にしていたJ2昇格や得点王を成し遂げられなかったこと。
ただただ力不足を感じます。

個人的にも28試合、1068分しかフィールドに立つことができず、11得点しか取れなかったこと。
本当に悔しく思います。

この2020シーズンは大変なコロナ禍での開催となり、特にたくさんの方に支えられた1年となりました。

こうして1年間無事に終わることができたのは、皆さんのおかげです。

本当にありがとうございました。
少しばかりではありますが、このnoteにて皆さんへの感謝の気持ちを綴らせてください。

2020.1.10
チームの新体制記者会見。

この日から僕の熊本での生活が始まりました。
この記者会見でもお話しさせて頂きましたが、改めて僕が熊本に来た理由を簡単にお伝えします。(全ての理由はこちらのnoteを参照ください。)

まず僕が熊本に来た大前提として、お金という評価基準で選んでいません。
それは何故か。

僕はサッカーでお金を稼ぎたいと思っていないからです。

では何の理由で今まで選択をしてきたのか。
1番の理由は

『僕のやりたいこととチームの理念が同じ方向にあるか』

そう。
僕は熊本の理念に共感し、熊本であれば、サッカー選手としても、それ以外の浅川隼人としても生きると思ったからです。

熊本の理念とは、

・県民に元気を
・子供達に夢を
・熊本に活力を

すごい良い理念ですよね。
これをピッチ内外で表現する為に熊本で戦うことを決断しました。

そして、2020年1月14日
大木ロアッソ始動。

かなりドキドキワクワクしながら、練習をして、いろんな選手の名前を覚えながら、開幕までの練習で全力を出してきました。

そして、2020年1月19日
ロアッソ熊本2020シーズン新体制発表会。

サポーターの皆さんと行ったHIKARIは、今までに感じたことのない鳥肌と、やる気がみなぎってきました。

こんな皆さんと共になら、必ずJ2に昇格できる。
そして、J2昇格は通過点として、J1までチャレンジできると確信しました。

それは今でも変わらずに思っていることです。

そして、誰も予想できなかった。
新型コロナウイルスの流行。

チーム自体も2週間ほど、練習がない日が続き、プロサッカー選手としての在り方について、深く考えることができました。

そして、今まで沢山の方に支えられてきたことを改めて感じ、再開した時には感謝の思いをピッチ内外で表現しようと思いました。

そこから時は経ち6月27日。
ついにロアッソ熊本の2020シーズンの開幕戦が訪れます。

最初は無観客試合ということで、異様なスタジアム。
それでも、画面越しや、メッセージなどで沢山の方からの応援をいただきました。

開幕戦から4連勝。
ただ、新加入として即戦力で熊本に来た僕は1分も試合に出ることなく、チームの勝利で嬉しいことと裏腹に悔しい、情けない気持ちになりました。

そして5戦目で、初のメンバー外。
外からチームを見ることは初めてで、チームの色や、自分ならどう関わるか。

沢山の思考を巡らせた1試合でした。

そこから、毎日の練習でどれだけアピールできるか、その精度やレベルを更に上げていきながら、取り組んでいきました。

そして、7月29日。
第8節ガイナーレ鳥取戦。
71分から初出場することができました。

積極的にゴールを狙っていき、シュートは2本。
気持ちが前のめりになりすぎてましたが、そのくらい試合に飢え、ゴールに飢えていました。

そして、2020年8月2日。
第9節福島ユナイテッドFC戦。

66分から出場し、待望のロアッソ熊本初ゴール。
そのゴールが決勝点となり、チームも勝利。

ゴール後には喜びを爆発させ、サポーターにも沢山の拍手をもらい、やっと熊本に来れたと実感しました。

そこからその後全ての28試合に出場させていたたきました。

トータルの時間は1068分。
シュート本数は30本。
得点11点。

今年掲げた大きな目標。

・J2昇格
・得点王

この2つとも成し遂げることはできませんでした。

僕自身のプレーや、やってきたことに関しては後悔はありませんが、悔しさの残るシーズンとなってしまいました。

そして、シーズンオフに入り、改めて『浅川隼人は何をしたいのか』について沢山考える時間をいただきました。

いろんな角度から、チームや浅川隼人、Jリーグを見た中で、今日決断をさせていただきました。

2020シーズンは沢山の方に支えて頂きました。
本当に感謝しています。

その皆さんに恩返しをする為に2021シーズンも共に戦わせていただきます。

それと同時に来年の目標をここに記したいと思います。

・J2昇格
・得点王
・chabudai(アスリート食堂)のオープン
・熊本により愛され、応援されるチームと選手になる

なぜ最後のものを目標に入れたか。
僕は1年間戦ってきた中で感じたことがあります。

まだまだロアッソ熊本は理念を表現しきれていない。

せっかくの熊本に唯一のプロサッカークラブ、スポーツ熱、そして素晴らしい理念。

それなのに、僕が直接会った方の中でもやはり『ロアッソ熊本は知っているけど、応援に行ったことがない』という声が多くありました。

僕がなぜここまでピッチ外の活動を活発にするか。
それには理由があります。

サッカー選手が輝くピッチ内を更に輝かせるには、見てくれる人を増やさないといけない。

その為には、まず知ってもらうこと、そして、スタジアムに来る人、見てくれる人を増やすこと。

その架け橋を選手が作ることに意味があると思います。

元選手がいっても、チームのスタッフがいっても、結局表現できるのは選手です。

選手はその期待と責任をピッチ内で表現する必要があります。

だから、現役の選手には大きな価値があるのです。
僕は幸いにもまだ現役の選手としてピッチ内で表現できる場があります。

それを更に輝かす為にはそれ以外の活動が重要になってきます。

ということで、僕は来年これにチャレンジしていきます。

〝ロアッソ熊本選手兼営業〟

目に見える形でチームや支えてくださっている皆さんに感謝の思いを伝えます。

ピッチ内ではシーズンハイである13ゴールを上回る15点以上を取って得点王になり、チームもJ2に昇格する。

ピッチ外では、直接関わっていき、理念を追求して、浅川隼人そしてロアッソ熊本のファンになっていただく。

僕が熊本に来た使命がこれだと思っています。

来シーズンはどんなシーズンになるかわかりません。
でも、最後に笑っているのは僕たちです。

2021シーズンも共に戦い、最高に熱い後押しをよろしくお願いします。

できれば、僕と同じ背番号のユニフォームを来て真っ赤なスタジアムで共に戦いましょう。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

メリークリスマス!
浅川隼人

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