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KANA_離婚プランナー
2020年5月18日 21:46
私がこの場所から離れられない理由を、まずは説明する必要がある。ここは具体的には言えないが南の島のリゾート地で、私は在住12年。出身は、飛行機で3時間の雪国だ。ここへ来た理由はひとつで、居る理由もひとつ。私の仕事がようやく叶えた夢、リゾートウェディングプランナーだからである。 旦那とは、最初の会社で、社会人3年目に知り合った。リゾート関連の飲食業で、私は正社員。彼は地元に住むアルバイト。ひとつ歳
2020年5月18日 21:49
当時の彼は、クレジットカードも持ったことが無く、真面目で純粋な人に、私には見えていた。若い頃に散々やんちゃしていた事は周辺の友人達の雰囲気からも伺えたが、反省し繰り返さなければ良いと考えていた。飲酒運転で免許を失った彼を教習所まで送迎するのも、家事をするのも、足りないお金を私が補填するのも、2人の将来のため、ぐらいに考え負担に思った事もなかった。なんという見る目の無さ。呆れるばかりである。 それで
「どうしてあなたは、物事を楽しく考えないの?」幼い子を私に押し付けて深夜になっても帰ってこない旦那にイラつく私に、義母が言ったその一言。ありがとうおかあさん。こんな状況を楽しく考えようと試みてみた時に、この経験が誰かに見て貰えて励みにでもなって、あんたの息子やあんた達が私にしてきたことや考え方を世の中に広められたら最高に楽しめると思いつかせてくれて。私は執筆を決め、その日から、それから起こるこ