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【競馬】POG2021-22の総括と2022-23シーズンの展望

日本ダービーも終わったので今季の締めくくりをしておきましょうか。 覚えていますか? 昨年の今頃は「Vやねん!コマンドライン」状態だったことを。新馬戦2週前だかの追い切りでサトノフラッグと併せて互角の動きを見せ、ルメールさんからも「来年のダービー予約します」宣言まで飛び出したというのに、まさか18頭のゲートに入ることすらできなくなるとは.. サウジアラビアロイヤルCを勝ってポイント的には見れる数字を残したとは思いますが、期待値があまりにも大きかっただけにややガッカリ感が残りま

【競馬】2022クラシック候補TOP5を語る~牡馬編~

先週の牝馬編に続いて今週は牡馬編です。 牡馬路線も簡単に振り返っておきますけれど、実質ラストクロップのディープインパクト産駒の明暗が分かれてしまっているなというのが第一印象ですね。POG1番人気のコマンドラインは順当に新馬→サウジアラビアRCと連勝しホープフルSに駒を進めようとしている一方、同じく前評判の高かったコリエンテスは初勝利に3戦を要した挙げ句、葉牡丹賞で大敗を喫し完全に脱落。リアルスティールらの弟ディーンズリスターに至ってはまだデビューもできていません。 代わって

【競馬】2022クラシック候補TOP5を語る~牝馬編~

いよいよ今週から2歳G1がスタート。このタイミングで来春のクラシックの主役を務めるのは誰かという話をしておきたい。昨年も阪神ジュベナイルFを制したソダシが桜花賞馬になったし、コントレイルやサートゥルナーリアもホープフルSで2歳王者に輝いた後にクラシックの栄光を勝ち取った。もう来年への戦いは始まっているのである。 ざっとここまでの2歳戦の流れを最初に振り返っておくと、まずはディープインパクトとキングカメハメハの実質ラストクロップであることが開幕前からの話題に。今季は評判になっ

【競馬】POG2020-21の総括と2021-22シーズンへの期待

日本ダービーが終わり、心は早くも来季クラシックに向けて楽しみが膨らんでいるところですが、簡単に2020-21シーズンの振り返りを。 ■ 総括何といってもこの世代はモーリスとドゥラメンテの初年度産駒たちなくして語ることはできません。ともに種牡馬として大きな期待を寄せられるも、受難のスタートに。特にモーリスは良血繁殖牝馬との間に産まれた産駒がことごとく期待に応えられず。「四天王」と呼ばれたブエナベントゥーラ・ルペルカーリア・レガトゥス・セブンサミットも伸び悩んだ。 ドゥラメンテ

【競馬】POG2021-22開幕直前! 有力馬人気馬最終評価まとめ

いよいよ日本ダービーが終わるとPOG新シーズンが開幕。ドラフトも佳境を迎えていることかと思いますが、そろそろ有力馬人気馬の最終評価を下していきましょうか。 4月上旬、まだ各種書籍なども発売される前に血統や育成段階での前評判だけを頼りにかき集めた情報はさすがに精度も低く、上記エントリから大幅に評価を見直した馬もいました。 今回は、すでに指名が始まっている「日刊競馬POG21-22」の上位人気馬についてハシスポなりにジャッジしてみました。すでに僕自身の仲間うちPOGは終わりま

【競馬】コマンドライン 美南W 稍 67.5-52.1-38.5-12.5(馬なり)

いやあ、これは参ったw 今朝は3回東京初日(6月5日、芝1600メートル)でデビュー予定の評判馬コマンドライン(牡2、国枝、父ディープインパクト、母コンドコマンド)もウッドチップコースで時計を出しています。 実質的な2週前追い切りの併せ馬の相手はなんと、サトノフラッグ。昨年の弥生賞ディープインパクト記念を勝っているディープインパクト産駒の重賞ウイナー。牡馬3冠を完走(皐月賞5着、ダービー11着、菊花賞3着)した実力馬であり、来週のダービーに挑むサトノレイナスの全兄です。

【競馬】アークライト未勝利物語

我がPOG指名馬であり、今年度のnetkeibaPOGでも13,544人が指名し「1番人気」の称号を得たアークライト。ドラフトシーズン前から各媒体でその逸材ぶりは絶賛され、「ハープスターの全弟が藤沢和雄調教師に最後の日本ダービーの勲章をプレゼントする」ともっぱらのウワサだった。 ところが。 風薫る5月を迎えた現在、まさか未勝利戦を走っているとは夢にも思わなかった。そして先週も初勝利を目指して6度目のチャレンジに挑んだが、またしても2着。これで日本ダービーまでの期間内に白星

【競馬】サトノレイナス日本ダービー参戦が決定、「牝馬の時代」にチャレンジは実を結ぶか

桜花賞では惜しくもソダシの2着に敗れたサトノレイナス。しかしレース内容は勝ちに等しいもので、距離延長も間違いなく向きそうなタイプだけに、オークスでの逆転は可能性が高いと思っていたのだが.. 「東京のレースに」(意味深 いやいや、まさか日本ダービーですか? 確かに2歳時から牡馬クラシックにも登録してると話題になってましたし、里見治オーナーも国枝栄調教師も日本ダービーはまだ勝っていない。チャンスがあるなら..なんて話はありました。 しかし桜花賞を勝ったわけではないし、ソダ

【競馬】ソダシも悔しかったんじゃないだろうか/桜花賞振り返り

悔しい。レースが終わって6時間ほどが経とうとしているが、まだ悔しい。きっとサトノレイナスも同じ気持ちだろう。 大外枠に超高速馬場と、難しいシチュエーションにも対応してくれたが、わずかに及ばず。昨年の阪神ジュベナイルFでハナ差だけ敗れたソダシへの雪辱は、またもならなかった。 それと同時に、ソダシも悔しかったんじゃないだろうか。ここまで無傷の4連勝と断然の人気に推されてもおかしくない成績を残しながら、前売り段階から単勝オッズはサトノレイナスと横並び。締め切り直前にはとうとう1番

【競馬】大外を華麗に突き抜けるサトノレイナスが見たい/4月11日(日)の見どころ:桜花賞ほか

雪辱へ舞台は整った。阪神ジュベナイルFでハナ差の2着に終わったサトノレイナスが、白毛のアイドル・ソダシとの再戦を制し桜の女王の座に就く。 最大の焦点は、前走のハナ差をどう見るか。 先日も書いた通り、思い描いた形の競馬に持ち込めたソダシに対し、サトノレイナスはスムーズさを欠く内容だった。当日のイン先行有利の馬場を考慮して、ルメールが馬群を捌く形を選択。トップスピードに乗るまでに少し時間を要しながらも、進路が確保できてから一気に前との差を詰めにかかった脚色は明らかに際立っていた

【競馬】POG2021-22人気確実の有力馬たちを語ろう

ここ数年POGが楽しくて仕方がない。 かつては「馬券の検討に余計な情が絡むから」と敬遠していた部分もあるのだが、最近あまり馬券を買わなくなったこともあって再び熱を帯びてきた。リアルなウマ友たちとドラフトできるようになったことも、大きな要因になっていると思われる。 それだけモチベーションが高くなっているのも作用しているのだろう。来季を見据えた情報収集が過去にない早さで進行しており(当社比)、すでに2021-22シーズンの有力馬はだいたい目星をつけつつある状況。今までは「赤本

【競馬】スプリングS・阪神大賞典ほか/3月21日(日)の見どころ

幸さんやったぜー! ヘイヘイ! ルークズネストとのコンビでファルコンSを制覇。2歳王者グレナディアガーズとの一騎打ちは手に汗握る熱戦となったが、最後はアタマ差ギリギリ先着。これでNHKマイルCに向けても楽しみになった。 一方フラワーCのユーバーレーベンは3着。うまく立ち回られたホウオウイクセルに及ばなかったのはともかく、2着にもハナ差届かなかったのが痛恨。これで桜花賞出走は際どくなってしまった。オークスに切り替えるという選択肢もあるが、陣営の判断を見守りたい。 * 明日は

【競馬】ガッカリなニュースだが切り替えていこう/2月20日(土)の見どころ:ダイヤモンドS・京都牝馬Sほか

持続化給付金の不正受給は残念な話ですね。何が一番ガッカリって「みんながやってるから大丈夫だと思って」みたいな情けない集団心理によってどんどん広まっていってしまったことです。自分で善悪を考えることを放棄した結果がこれ。せっかく関係者が一丸となって2020年を完走できたというのに、その努力をフイにするような話で本当に(´・ω・`)ショボーンですわ。 そして「黒幕」とやらも特定されつつある状況。どんな決着を迎えるのでしょうか.. * せっかく今週はフェブラリーSも含め4重賞と

【競馬】ククナの巻き返しか、充実のアカイトリノムスメか/2月13日(土)の見どころ:クイーンCほか

今日は仕事にするか休みにするか悩んだ結果、4連休にしたった。朝から「たま木亭」にパン買いに行って、夜はパエリア作ってスパークリングワイン飲んで満足。やったった。 それにしても今週の競馬はめちゃくちゃ楽しみ。もちろん共同通信杯で今年初めての馬券を買うってこともあるし、別のレースでもちょっと狙ってる馬がいる。ふっふっ..楽しみすぎてお肌ツヤツヤしてきそう。 * もちろんクイーンCもその要素の一つ。ただ、残念だったのはレフトゥバーズが除外になってしまったこと。出られていれば間