虚勢を春

言語化上手くなりたい人。感受性高めたい人。泥臭く生きたい人。

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最近の記事

なるほど読書メモ3「さよなら未来」

お金は「いいね!」である。その逆もまた。 お金というものは実は。「ことば」に似ているじゃないかなと思い始めた。どちらも「それが流通するから流通するのである」という不思議な根拠の上に立脚しており、成り立ちの起源もよく分からない。もしかしたら音楽というものも似たようなものかと思い、知人に「音楽ってのは商品ではなくて、実は通貨なんだよ」と吹いてみたら「たしかにそうだ!」と大きな賛同を得ることができた。 本当ならゴミになっているようなものが、市にもちこまれ物好きの目に止まるとそれ

    • なるほど読書メモ2「さよなら未来」

      結局のところ、音楽でいうならば、デバイスやサービスの進化は、音楽の進化とは関係がないのだ。それは商品化し換金するシステムが変わっても、アーティストがやるべきことは変わらない。聴いたことのない、フレッシュな音楽を作ること、ピリオド、換金システムが変わることによって、パッケージの仕方が変わっていったとしても、少なくとも僕がケイナーンやジャネール・モネイに感動するのは、換金システムの精度やパッケージの工夫によってではない。 ぼくらは、そこでサッカーしている人間を見ているのであって

      • なるほど読書メモ「さよなら未来」

        「紙に円を書いて、その円の中が、「ヒトが知っていること」だとします。そのとき「ヒトが知らないこと」って、どこにあると思いますか?」 「円の外側の余白の全部ですかね」 「ちがうんですよ。「知らないこと」は円に隣接した外側の部分にしかないんです。それ以外の余白は「知らないことすら知らないこと」なんです。」 お茶なら自分で淹れればいいものを、僕らが生きてる社会はその「淹れる」というちょっとした手間すらも市場化し、ペットボトル入りの商品に変えてしまう。「手間いらずで便利でしょ」

        • 殴り書き日誌①【プロメア】

          今日から、日々の生活で見たものや感じたものを雑に書き残していく。語彙力と文章力つけていきましょ。 殴り書き日誌①だ。ほんで観たのはプロメア。 ちなみに簡単なあらすじ 炎を操るミュータント、「バーニッシュ」なる者たちが数十年前突然発生、彼らを食い止めるために人類は対バーニッシュ用装備を身につけ、バーニングレスキューを結成させる。 主人公かつレスキュー隊の一人ガロ・ティモス(ポスター右)と、バーニッシュの集団マッドバーニッシュの首領リオ・フォーティア(ポスター左)が激突す

        なるほど読書メモ3「さよなら未来」

          好きなものは詳しくないといけないのか

          あなたには自信を持って「好き」と言えるものはありますか? 僕の友達はここ最近までそれがありませんでした。否、なかったと言うより、「好き」と認めてなかったに近いのかもしれません。 ここではその友達をKさんと呼びます。Kさんは好奇心が旺盛で、どんなものや人にも興味を示し色んなことを体験している人です。僕はKさんから多くのことを学び、とても尊敬する人の一人です。 そんなKさんは、人に会い、考えに触れるごとに自分には好きなものがないと考えるようになりました。好奇心の高さゆえか、

          好きなものは詳しくないといけないのか