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どれだけ大人になっても

カーテンから朝陽が差し込んでる。
運命の日はいつも快晴。

シリアル、牛乳。簡単な朝食をかきこみながら、電話したい衝動をおさえる。彼女の朝はいつもゆっくりで、きっと、あのやわらかい部屋でまだ夢のなかにいる。

すっかり待ちくたびれた旅行鞄を持って、外に出た。ひらり、と桜の花が舞う。彼女が生まれた日も、春がこんなに祝福してたのかな。

出会って3回、歳を重ねる彼女に何を話そうか。
ほんとうは、とっくに言葉を決めている。

でも、僕の脳は3か月前に髪を切った彼女のうすい鎖骨や、なにも塗られていない透明な唇を繰り返し思い出してしまう。

たしかな笑顔を期待して、臆病な心臓が跳ねる。
何十回と、鞄のなかの小さな箱の中身を思う。
携帯が、ふるえた。

『おはよう、待ってるね』

文字が躍っている。言葉を打った彼女の白い指。きっと、似合うと思う。

この先も彼女の側にいたいから。

ずっとずっと、僕は君に夢中だ。



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読み返したい本は『ハリー・ポッター』
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ライター。夫と6歳の娘とニュージーランドで暮らしてます。▷noteでは育児、海外生活、夫婦の関わり、生き方について。▷キリン×noteコンテスト #あの夏に乾杯 で審査員賞受賞。▷執筆ジャンル|人事・採用・働き方等。お仕事のご依頼はTwitter・DMから。

コメント4件

傑作!再び!!
家帰ったらお酒呑みながら、もう一回読みます。
すてき……!!じーんとします。
こげちゃ丸さん
うれしいです!ぜひ呑みながら!
ゆいさん
わー!ありがとうございます😊
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