イラストについて

※あくまで私個人の考え方であり、貴方には貴方に合った考え方があります。鵜呑みにしないよう気をつけてください※

今回は私がイラストを描くときに気を付けていること、考えていることを書きます。

まず「絵」というものを構成する要素についてです。

絵を構成する要素は細かく分類すると数え切れないほどの量になってしまいますが、大きく分けると

「構図」「色味」「形」

に分けることができます。

まず「構図」から。

構図というのは絵を描くための土台です。絵を描き始めるときに(立ち絵など一部の特殊な例を除き)まず最初に考えなくてはならないのが構図です。構図によって絵全体の印象は大きく変わります。

これに関してはネットに転がっているいろんなイラストや写真などを見て学ぶこともできますし、イラストの教本や、写真の教本などもとても参考になります。

私はこの構図の時点で遠景、中景、近景などを分ける場合もあります。

次に「色味」です。

これは言わずもがなとは思いますが色のことです。どのような配色にするか、彩度はどれくらいにするのか、色数はどの程度か。私は色が大好きなのでこれだけで一つ記事を書いてしまうこともできるかもしれません……。

自分で言うのもなんだか憚られますが、私は色に関しては何も特別な勉強はせずに好きに描いていると褒められることが多いので、これに関して詳しく説明することはできません。申し訳ありません。

そして「形」です。

これも特別説明することは無いと思いますが、デッサンが合っているかどうか、ということですね。人間であれば人体としておかしなところはないか、この関節は本当にこう曲がるのか、無機物であればちゃんと厚みを出してあげることで実在感は増します。それによってパッと見たときにスッキリした絵に見えます。

デッサンが合っているに越したことはありませんが、デッサンが狂っているからと言っていい絵にならないわけでは決してありません。人体的におかしな部分があっても見た人が「素敵だ」と思えば絵としてそれでいいのです。それにデッサン力なんてものは後からなんとでもなります。自分の描いたものを「疑う」力さえあれば、いつからでもデッサン力は身につきます。

形について、もう少し描きます。

線画を使う絵師さんで本当に上手い人って、線画だけの時点で立体感を感じることができるんですよね。あれはどこにどの線を描けばちゃんと伝わるか、というのをわかっているからだと思います。

あと、線画でイラストを描き始めたばかりの人が陥りやすいのは「アウトライン(シルエット)だけで形を見る」ということです。球体などの単純な物体でも無い限りアウトラインだけでどのようなものかを説明するのは不可能だと思います。

デッサンをしたことがある人はわかると思いますが、デッサンをしているとよく「面で捉えろ」と言われます。現実世界の物体は無数の「面」で構成されています。私たちが輪郭と呼んでいるのは、面と面が大きく変化している部分、面が向こう側に回り込んで見えなくなって後ろにあるものとの境目がはっきりした部分のことをいいます。なので見る角度を変えると輪郭の形も変わりますよね。面で物体を捉えているとどのような角度からでも同じような難易度で描けるはずです。(私は想像で描くのはまだまだできませんが……)

線画のことばかり書いてきましたが私のイラストのスタイルはいわゆる厚塗りです。厚塗りの場合面で捉えることがもっと重要になってくるのではないかと思います。

私的には形を考えるときに一番やりやすいのは光がどこに当たっているかを考える方法です。まずは暗い色でシルエットを塗りつぶし(もちろんこの段階でも面での形を意識しながらです)、そのあと一番光が当たりやすい場所に明るい色を置いていきます。

イメージとしてはスプレーから噴出される塗料が光で、スプレーの塗料が付いていない場所が影。というイメージでイラストを作っていっています。もちろん光は反射をするため直接光源から光が当たらないからといって真っ暗というわけではありません。光源の正反対の面は実は結構明るかったりするのです。(これもデッサンをしてると結構言われます)

そして絵を魅力的に見せるためにかなり大事になってくるのはコンセプトやテーマです。(これは私自身の考えというよりは人に言われてその通りだと思ったので書きます) コンセプトやテーマがあるイラストは、特に何も決めずに描いたイラストよりも確実に魅力は上がると思います。

何も思いつかないよ〜、という時もあるでしょう。むしろそういう時の方が多いと思います。でも何か描きたいよ〜……。診断メーカーでインスピレーションを受け取れるようなものをたくさんやってみましょう! もしかしたら素晴らしい診断に出会えるかもしれません。

~最後に~

ここまで読んでいただきありがとうございました。長文乱文失礼いたしました。日本語の使い方が間違っているところもあるかと思いますがそこは目を瞑っていただけるとありがたいです。

それでは失礼いたします。


花札

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