あふれる愛

あふれる愛を表現するのに、Twitterは公衆の面前過ぎて、ブログはいささか腰が重い。
文章を書くのは好きだけど、140文字内におさめたキャッチ―な文章は苦手だし、ブログは実は2、3本書いてみたもののなんだかぴんとこなかった。
見よう見まね(というかまともに見たことねえ)で始めてみたnote。

というわけで何をしたためたいかというと、アイドルについてです。
ジャニーズ事務所所属、ジャニーズJr. のグループHiHi Jets。
昨年の夏に彼らと出会ったことで生活と価値観が一変してしまった。
そんな彼らよりもだいぶいい大人な私。
どうしてもこの愛をプラスなかたちで昇華させるために、文章で残していくことにします。ほとんど自己満になりますが、何かの拍子でこの文章を読んだ方に何かしらのかたちで届くと嬉しいです。
(ばばあだからTwitterで繋がったりするのにすごく気恥ずかしさがあるため、noteでひっそりと。が裏テーマ)

そもそも私は20年近く「ジャニーズ離れ」をしていた。そりゃもう昔好きだったころなんてあれですわ、嵐デビューくらいの時ですわ。
当時のことを書き出すと長くなるのでここでは割愛するが、当時はおそらくジャニーズJr.第一次黄金期。ニノ担だった。「夜もヒッパレ」でポルノグラフィティのアポロを歌った嵐の、あのパフォーマンスは今でも覚えている(鼻血が出そうだった)。

ニノと結婚したいと思っていた13歳の私だったが、すぐに興味は失せた。そのあとは所謂ロキノン系、サブカル寄り俳優にはまり(中二病かな)そのあと20年間まったくジャニーズに興味のない年数を過ごした。むしろ馬鹿にしていたと思う(中二病だったから)。

思春期の人間形成というのはその後の人生においても絶大な影響力をもたらすもので、高校生という彼氏できたりなんだりかんだりした時期にジャニーズに興味がなかった私は、これが自分のスタンダードだと思ってた。
そりゃ年を重ねるにつれて自分のなかでのあらゆるものに対する許容範囲やこだわりが薄まっていく感覚もあったけど、BUMPとTMGEとUNICORN(この3者は3者で全然違うんだけど良いのです・・今でも好きよ)を通った自分は、むしろ12~13歳のジャニーズ好きだったのが異常で、もともとこういう価値観の人間だったんだなあと思って過ごしていた。

ところがである。2018年?2018年にあのグループがデビューするのであった。King&Prince。いや生粋のジャニオタの方々からしたらそりゃそうだって感じだろうけど、すごいですよね?この20年間ジャニーズ離れしていたいい大人たちを、瞬時にときめきの世界に戻したから。
個人的な話ですがちょうどこの時期に実家を出て一人暮らしを始め、毎週のように友達が遊びに来る状態が続いていたもので、「え?夏の大型音楽番組みんなで見るの楽しくない?」という気づきが生まれたのがこの時。

花より男子の松潤版は見ていなかった私ですが、花のち晴れは全部見た。
そう、30代になって恐れを知らなくなったばばあたちは、欲望のままにキンプリが楽しい!ということに気づいたのです。
これは30代あるあるだと思っていて(ちょうどこの時期にきっとジャニーズでも数年に1度のスター集団がデビューしたという偶然も重なり)私と同世代の友人たち(酒を飲む自由な人に限る)は、ほぼ100%キンプリにはまった。2~3個下の友人や同僚に尋ねてもその現象は起きていなかったから、局地的にこの世代が狙われたのだと思う(?)。

キンプリがきっかけで久々にジャニーズに興味をもった私たちは、前述した夏の大型音楽番組などを、ジャニーズのみに編集して見ながら酒を煽るという新たな楽しみを見つけた。
そういえば私キスマイだとこの藤ヶ谷くん?好きだわ。とか、セクシーゾーンwwとか数年前は馬鹿にしていた方々からも、菊池風磨くん?てなんか超絶美形なわけじゃないけど気になるわ・・・とか。女が5人集まればそれぞれの意見がある。謎に「風磨が好きならこっちのグループの●●が好きなはず!」みたいなおせっかいばばあも現れる(全然好きにならなかったw)。そしてみんな大好きキンプリである。ダンスが体育必修の世代とは程遠いのに、シンデレラガールのサビを頑張って見よう見まねで踊ったりしてみた。

そんな生活が1年ほど続いて、ああ今更ジャニーズが楽しいなんて、もうほんとばばあになったんだな。しかしいい酒のつまみを見つけたわ。などと思っていた。本当にそれまではただの酒のつまみの感覚だった。そうなんです。酒のつまみの感覚だったんです。女たちの宅飲みを盛り上げてくれる一要素でしかなかったはずなんです。彼らに出会うまでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?