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開運力で転職を成功に導けるのか!#62

久々のNOTEの投稿になります。前回61話は白山に初登山に挑戦して富山店オープンする話でした。

今、改めてその時に状況を振り返ってみると「儲ける」ことしか考えていなかったような気が致します。儲ける為なら膝が悪くとも白山に一人で登ったわけですから相当な守銭奴だったのでしょうね~。

そんな邪心な思いで登ったわけですから天罰がくだったのは当然かもしれません。その時に。富山店の店長となる女性にも白山登頂をするように勧められていました。

彼女は霊感がありスピリチュアル的な人でしたので、電話でその話をするとすぐさま了解してくれました。

私が登る10日前位に白山に登って来たと連絡がありました。とても嬉しい連絡だと思ったのを覚えています。

何か絶対上手く行くような気がしていました。

店舗はまだ決まっていなかったのですが、10月に富山に行った時に彼女が探した物件を見る予定もあり彼女に探すように頼んでおいたので安心はしていました。

しかし、いざ富山に行ってみると2,3箇所の不動産屋には行って聞いたようですが、めぼしい店舗は見つけてもいませんでした。こうなると富山滞在の2日間位で店舗を決めないと11月のオープンは間に合わないということでちょっと焦っていました。

4か所位空き店舗を廻る事になって1店舗目、2店舗目、3店舗目と見て行きましたが、帯に短しと言った感じで立地と店舗の大きさと内装と承諾出来ないような空き店舗でした。4店舗目、私がここなら坪数も雰囲気も良いかなと思った瞬間にんて思って彼女が突然言い出しまた。

「ここ、へんな霊がいます」

「え~わかるの?」

「はい、絶対にいます」

当然、そんなことを聞けばビビる私で、気にってはいたものの、泣く泣くパスをしました。その後も2店舗ほど見ましたが満足できず諦めました。

私はその夜にネットを使い店舗を探していると広い割に妙に安い家賃で場所も繁華街近くにある物件を見つけました。「やった~」これは白山登頂のお蔭とちょっぴり喜んだわけです。

実はこの物件は40坪位あって元はアパレルが入っていたと見えて什器もそろっていました。床も大理石ですごく立派なんです。インポートブティックらしい雰囲気です。

手直しはあるもののそんなに費用は掛からないと感じました。つまり直ぐにオープン出来るかと私は考えたからです。その話を彼女に話し行ってみると「ここは霊はいない」とのお墨付きを得たので借りる方向になったのです。

しかし特殊事情と言うのは家賃を年払いになっています。オーナーがこの土地を売るために1年契約だったのです。だから借りてがいなかったのかと思いました。

そして1年間の家賃は96万円で月で割ると8万です。「なんと安い」と内心は大喜びで彼女が何と言おうと私はとりあえずやってみて期日が来たら移転をすればいいと決めていました。

しかし、借りた一か月後の電気代に目が飛び出ます。なんと11万円位の請求が来るのです。なんかの間違いかなと電力会社に問いただしても間違いないという。箱が40坪と大きいこともありますがハロゲンランプなのか暖房代がかなりの量を使うのかな?それにしても高いと思っていました。

どうやらこの店舗は動力プランだったのです。多量に使う業務的なら安くなりますがが少ない場合、割高で基本料金がかなり高いようです。それを知らずに借りてしまったので結局1か月の家賃が20万を超えてしまうようになりました。

当然売り上げが上れば何の問題もないと当初考えていました。しかし彼女とのビジネス条件が販売代行で運営をするということで売り上げの20%が彼女の取り分で販売に関しては私はあまり口を出さないということになっていました。当然、キャリアもあるので任そうと承諾はしていました。しかし、店を開けてみる驚くほど全く売上が伸びません。

オープン初日で10万円以下でした。これまで何店舗かオープンをさせてきましたがこんなに低い数字は初めてでした。まあ、初日だしこれから良くなるのだろう思っていたが、次の日も泣かず飛ばずで、その月のトータルは200万円行くか行かないかの売上だったのです。

まあ、すぐには結果は出せないと思い、来月は良くなるのかなと期待しつつ東京で見守っていました。しかし毎日の売上報告を見ても1万円とかいっても3万円とかです。

以前1年で閉めた札幌店がこんなような売上でしたのでちょっとまずいなあテコ入れをしたいと思っていましが口に出さないと約束なので妙に気を使ってしまい、毎日お店の様子を聞くだけでした。

1か月半が過ぎた12月の下旬に連絡がきます。お金の無心です。30万円ほど貸してほしいというのです。理由を聞くと友達に貸したお金が帰ってこないので貸してほしいという変な理由でしたので返事を躊躇していましたら「いいです、どうにかします」と電話を切られました。

躊躇したのは、以前にも同じようなことで社員に貸したことがありますが、その結果、面倒になって会社を辞めた経験があるのです。信頼関係も出来ていない1か月以内に前借するとか無心をする人は生活態度がなにか良くない人かもしれないので断るべきだと思う。

それが原因だったのでしょうか?この時点では気が付いていませんが、その後、彼女は売り上げごまかすようになったのです。

その場所で結局半年間位やりその後移転を決意します。オープン翌月から30万~40万位の売上でしたので当然店は赤字で彼女の取り分も20%ですからそれで生活が出来るのか心配になって来るほどの金額でした。しかし、店長は最初に私が払わなかったので2度その件は口にださなかったです。

半年たっても相変わらずこの売上です、この先ここでは無理と考えた私は移転の物件を探し始めます。たまたまですが9坪で家賃が5.5万円で、今の場所と5分ぐらい離れた所を見つけ移転を決意します。

年払いの家賃の半分は無駄になったがトータル的な支払いを考えると損が少なくると考えたのです。しかし、店舗の家賃は安く負担が無いと思ったがが内装費が120万円とかかってしまいました。

これは私の大雑把な性格が悪く出た例で私のミスでもあるのです。2度の店内のペンキ塗装とかその業者におまかせし過ぎで足元を見られた感じです。だからってわけではないのですが、売上が望めない店長に信頼も薄くなってきたころでした。

この頃でしたが、私の先生が最初に言った言葉を思い出します。

富山に店舗を出すのですが、大丈夫か聞いたことがありました。その時に誰とやるのか聞かれ今の店長の事を話すと顔が曇って「まあ、いいんじゃないか?先ず白山に登って来なさい」と言われてのを思い出した。

顔が曇っていた感じから察すると「うまく行かない」と判っていたのかもしれない。もう少しあとでわかるのですが白山には店長は行かず私に嘘をついていたことを知人から聞かされるのです。まあ、私の見る目が無かったせいでもあります。

つづく





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