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開運力で転職を成功に導けるのか!#66

秋の気配

人生には10年サイクルでおじなような出来事が繰り返します。そして10年の中で2年から3、4年、精神的にやる気がなくなる時期、「これでいいのか?」と思える時期があります。

その年廻りなると新しい事にスイッチしたい気持ち強くなります。そうすると転職を考えたり、新しい事したくなります。私は四柱推命でそれを知っていたので当初は何とか店を継続してやる事を選択したつもりだった。

この頃、売り上げは減ってはいたが赤字にはなっていなかった。しかし、仕事の面白味を感じることは出来ず、イタリアへの買付も嫌々行く気分でした。この時点で会社を閉めるとなれば、気がかりは後3年分の国から借りた融資の返済を一括して払わねばならない事だった。もう一つは以前から考えていた夢を実限したいと思っていた。

夢とは「儲からなくても良いから、居心地が良いカフェ&居酒屋店でスタッフを使わず細々と独りでやって行く」ことだった。

私は毎日のようにネットで居ぬき店舗を探した。探している秋頃にとてもいい物件を見つけた。それは日吉駅から15分位の住宅街にある物件だった。

大きな窓で見栄えもいい、打ちっぱなしのコンクリートの床、漆喰の壁、シックな店の作り、独りでやるなら十分の広さの部物だった。こうなるとスイッチが入り、気分は既に飲食店をやるモードになる私でした。家賃は11万円、敷金・礼金も3か月とかなりリーズナブルな物件でリスクがないとこの時点思った。

後はコンセプトは昼はカフェ・夜は居酒屋の2毛作だなと思った。ネットで見た居ぬき状態から判断した。気がかりは住宅地で人の往来はあまりない場所だと知っていたのです。それは若い時に住んだことがあり土地勘があったからです。

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それからというものその物件が誰か先に契約されてしまわないか気が気ではないのでチェックする毎日だった。そんなこともあってか、会社を辞めたくなったと言うか区切りをつけたくなったが9月の始めだった。銀座の店舗契約は半年前に転居通知をしなければならないので3月いっぱいで退店することを管理会社に伝えるのがルールですからやめる決断なら早い方がいいと思った。

それにはいつごろ完全閉店の告知をするかを検討し、現実的に在庫が残れば利益にならないので、すでに仕入れた秋冬物をどうさばくかを考えだした。それと同時にこの店舗の管理している不動産屋に出向きこちらの諸事情を話をしてみた。行動が早かった時期でした。

この居ぬき物件は居ぬき譲渡代金が50万円ついていた。通常ですと今は9月ですから契約すると約半年分の家賃発生と内装の譲渡代金を払わないといけないので大きな出費となるですが、相談した結果、11月になれば50万の居ぬき代金を払わずに済むことを聞き出し、私は絶対借りたいと思っているので1月まで保留にしてみてくれと頼んだ。

当初は3月から借りたいとお願いしたが、向こうもそれは待てないと言う。ならば店舗使用は来年3月からですが家賃の支配は11月からで構わないのでその方向で考えて頂けないかと提案すると、簡単に不動産屋は受けてくれた。

この物件は人気はあったらしいが地の利が悪いことですで決まらずすでに2年間も借りていなかったことが後から判った。それなのですんなりこちらの要求を呑んだのだと推測する。もしかしたやり自分が始める3月までも借り手はつかないかもしれないのだが、せっかちな私は夢を実現するため勝負に出たのです、だから後悔はなかった。

私は占いが出来る。こうやってインポートブティックを長くやってきた、来年25年を迎えることが出来たのは服はもちろんだが、占い鑑定が出来たからだと思っている。占いは固定客作りにプラスに作用したと思っていたので、次の飲食店も占いが出来るカフェ&居酒屋、そして身体に良い発酵食品の提供することにした。富山から昆布締め刺身を中心に出すこと考えそれに合う日本酒を仕入ようと考えていた。それは日本酒がブームになっていたからです。

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そこで私は専門的なコーヒーに淹れ方が知らなかったのでUCCコーヒーアカデミーを受講したり日本酒の知識を得るために酒ナビゲーターを受講した。そしてコーヒー豆をどこで仕入れるかをリサーチしたり、どの酒を提供するかを酒屋を廻り研究した。料理に関しては若い頃、板前だったのであまり心配はなかったが、店の特長を持たせるのはどうしたら良いかが絶えず考えていた。

そして、私はいろいろな食に関する洋画や邦画のドラマを数多く見た。その中で「やさしい時間」だったと思うが、常連客にコーヒーミルを渡して自分で削ることをしていた。そのほほえましい光景が目に焼きつき「これをやろう!」と思った。

在庫品の服を売るころに関しては眼中になく、次の飲食店関連の仕事に夢中になっていた時期でした。その時の一番の関心は料理の見栄えを左右する食器を探していた。年代物でアンティークな柄のコーヒーカップ、料理小鉢、刺身皿等をヤフオクでリサーチしたものだ。

頭の中は妄想だらけで儲かる事を意識していない一番楽しい時期でした。



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