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ひとり旅日記モロッコへ3日目:マラケシュ徒歩観光。伝統工芸品館で貴重な体験をさせてもらった

2019年12/26マラケシュ①

朝食は8〜10時との事で、8時過ぎに屋上へ。カーテンで囲ってあったが、ほぼ外。そして、2組のカップルが既に着席してた。どこに座ってもOKとの事でストーブの近くに座ったが、あいにくまだ点火されてなかった。15分待っても何も出て来ない。寒い中待って、やっとパン類とコーヒーが出て来て、オリーブ2種も運ばれて来た。オリーブをチャパティらしきものにバターを塗って一緒に食べてみたらおいしかった。搾りたてオレンジジュース、最後にカットフルーツ。バナナ3切れ…。

支度して、この宿から一番近いバヒア宮殿からスタート。9時ピッタリに着いたと同時に入口の扉が開いた。朝イチだから人が少ない。アルハンブラ宮殿以来で触れるイスラム建築は、やっぱり素晴らしい。木製扉の細工。モザイクタイル、天井装飾の絵などなど。植物のモチーフは可愛い。ジャイプールのアンベール城思い出したり。それにしれも、モロッコの朝は冷える。見終えて出る頃には各国の団体ツアー客が大勢来てた。

次はエル・バディ宮殿。かつて栄華を極めたスルタンの宮殿だったとの事だけど、今は廃墟。1800年代には牢獄として使われてたとの事で、手足を繋いどく鉄の鎖の展示があった。エディンバラ城の地下にも似たような場所あったよね?発掘物の展示にあったパネルの一つをよく読むと、西世界遺産エル・エスコリアルに保存されてるというアラビア語の本(1599年のもの)についてだった。訪れた世界遺産同士が繋がるって、面白い。エルバディ宮殿の高い所にはデッカイ鳥の巣があった。

次はサアード朝の墳墓群。ここはバヒア宮殿どころの混み方じゃなかった。ミフラーブの間という、歴代スルタンが眠る墓を取り巻く建築物の中を見るのに20分並んだ。ここ以外見所ないのに、ここも入場料840円。残りの午前中の時間はアグノー門の写真撮って終了。昼食兼休憩の為、一旦宿に戻る事にした。お店を見ながら戻る事にしたが、スパイス屋の店頭になぜかカメが売ってた。え?なんでカメ??と二度見したら、店の兄ちゃんが「カメ」と日本語で言って来たのにもウケた。「コレ、食べるの?」「いや、ペットだよ」なぜスパイス類と一緒に売ってるのかはナゾ…。

ちょっとセンス良い店はJCBのステッカーが貼ってあった。ミニマムチャージがいくらか尋ねると、15DHからとの事で安心して心置き無くカードを使う事にした。サボテンの繊維で作られたキーホルダー4個と小さいバブーシュのキーホルダー2個。30DH。

ランチというかテキトーに腹を満たし、午後の部出発。またまた宿から近い、ダール・シ・サイド。ここは入場料30DHのワリに、行く価値があると思った。絨毯の展示、美しい内装、素晴らしい庭園。パティオに差し込む日差しが暖かくて、朝の冷え込みはどこへやら。

明日のバスターミナル行きのバスを確認して、伝統工芸品館へ。入場無料だった。入ってすぐ右に曲がると、絨毯織りの女の子達がいた。「おいで!」と言ってくれたから中に入ると、「ここに座って!」と、機織り機の長いベンチみたいな椅子に座らせてくれた。名前を「ミキ」と言ってたから、「日本人の名前みたい!」と伝え、自分も名乗った。

織り方を見せてくれて、しかも自分にも何編みかやらせてくれた。ピンと張った縦糸に、2cm位に切ってある毛糸を絡ませて下方向に押して、余った長さの分は後ろ側に持ってく。何回かやらせてもらったけど、ミキちゃんが2本の縦糸を前に出してくれたから、横糸を編み込むというか絡ませる事ができたけど、けっこう力がいると思った。横糸をしっかりと下方向に押し込む道具が出て来た。ペット用の櫛みたいな形。この道具は重い。縦糸に差し込んで、下方向に押し込んで、編目を詰める。一枚の絨毯が仕上がるまで、こりゃ長い時間かかるわ。見渡すと、この織り場には5人の女の子が働いてた。昨日のタクシーの運ちゃんに飴あげたけど、たぶん人数分あるかな。みんなに飴を配って、最後に写メ撮った。楽しくて、貴重な体験だった。シュクラン。

この伝統工芸品館は寄木細工、木に絵付けなどなど職人さん達がデモンストレーションしてるお店もあった。モロッコ来る前に色々読んだガイドブックやブログで「モロッコは可愛い雑貨があり過ぎて困る〜」と一様に書いてあったが、結局使う?使わない??で判断すると、後者となってしまい、買わないという結論に至ってしまった。

16:30。トイレに行きたい…。KFCに入り、そのまま早めの夕飯。お釣り間違ってるバイト女子。だいぶ金額違うから、店長呼んでレジ開けてもらって残りをもらった。ツイストのスパイシーセットを注文。フライドポテトって、こんなにおいしいのか?と、あまりに久しぶりのジャンクフードに感動してる自分にビックリ(苦笑)。ツイストは辛めだった。

午後の日差しはキツイ。アイス食べながら、ジャマエルフナ広場へ。今日は迷路と言われてる奥地に行く気力がないから、とりあえず広場を一周してみた。コブラ使い、猿回し、サーカス、合奏団で賑やか。ここはかつて公開処刑された場所とは思えない。危うく一目惚れして買いそうになったバブーシュ。手に取りって、買ってどこで履くの?と脳内に問合せたが返答なし。買わなかった。

葉っぱが山積みのお店、近づくとミントティー用の生ミントだった。イイ香り。
宿に戻るには早い。宿に戻る道もお店いっぱい。細い通りにバイクの排気ガス、砂埃、歩きタバコの煙で喉がイガイガして来た。移動ピーナツ屋さんがひとつピーナッツをくれた。香ばしくておいしかったから一袋買った。煎りたてって、美味しい。

うがいしたいからもう宿に戻ろうとしたら、お風呂セット持って、ハマムに向かってる母娘とすれ違った。この人たちについてけば、ローカルハマムの場所わかるかも!と後ろについてった。宿のある通りだから、ローカルハマムを見つけられたのはラッキーだったが、金額をエーゴで聞いても誰も教えてくれず。諦めて出ようとした目の前の壁に料金表あった(笑)。12DH。よし。砂漠ツアーの前日に行こう。部屋に戻って、念のために喉の違和感用の薬を飲んで22時過ぎに寝た。


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