◆母の旅支度①

リモートワーク中、突如弟からLINE
お母さんが入院した連絡があった
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弟:
お母さん今日入院したそうです。
詳細は不明、お父さんが多分知ってる。
近況連絡です。
私:
連絡ありがとう
お母さんと朝会ったときは大丈夫たった？
弟:
朝6時過ぎに仕事に行ったからわからない。
今家に帰ってきたけど誰もいない。
私:
お父さんからは何時に連絡あったの？
弟:
さっき、（父から母が）入院したからご飯は自分で用意してって連絡があった。
私:
どこに入院してるの？
弟:
知らない
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この間、父の携帯へ鬼電したが繋がらず、
弟のレスが遅く、かつそっけない回答にイライラしていた。
埒があかないため、母が月1で血液検査をしていた町医者へ電話した。
電話がつながって以下を伝えた。
・母が入院したと家族から連絡がはいった
・父、弟と連絡が取れない。
・母が入院した、紹介状を書いた病院はどこか？
電話の結果、以下教えてもらえた。
・入院先はおそらく市の大病院（紹介状の病院）
・代表番号にかけて母の名前と自分の名前を言え伝わる。
・おそらく血液検査の結果から検査入院の可能性があるとのこと。
続いて大病院へ電話、窓口へ繋がり
・母が入院しているかもしれない
・父、弟と連絡が取れないこと連絡。
病院側の対応で窓口→担当看護師へ電話を繋いでくれた
看護師へ改めて母の名前と自分の名前をいった。
看護師から「あまり詳しい説明は出来ないが、医師が父へ説明した内容を伝える」とあり説明を受けた。
「検査の結果、状態は極めて不良、明日明後日で看取りの可能性ある状態」　とのこと
頭が真っ白になり、どんな状況かわからなかった。
テンパって「看取りの可能性とはどのような状況でしょうか？」と聞いてしまった。
看護師からは「お気持ちお察しします。看取りの可能性とは最後の時をお迎えになるという状態のことです。」
現実感がないが、とりあえずなんとか飲み込んだ
母の現状を知りたかったため電話口の看護師へ質問した。

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私：
現状、母はどのような状態でしょうか？
看護師:
先ほど病院食をご自身で摂られて、お休みになられています。
私:ありがとうございます。分かりました。失礼します。
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なんだ大丈夫じゃん！という気持ちと
え⁉️この状態なのに看取りの可能性があるってどういうこと？
って気持ちがごちゃごちゃになっていた
しかしながら、明日にも看取りの可能性が頭をよぎるような気持ちの悪い感じがして電話を終えた。
その後、すぐに妻へ現状連絡した。
私が病院へ電話した1時間後、父から折り返し電話があった。
母の検査やら入院の準備やらで、電話にでられなかったとのこと
私が病院から命の危険があると聞いたと話したが、
父は大丈夫だよという口ぶりで話す。
おそらく、父本人も一日中慌ただしく、医師からの説明も半分も理解していない様子だった。
居ても立っても居られなくなり母の元へ向かうと決め、
直属の上司と妻へ連絡し荷造りして電車で帰省した。
上司には有給休暇取得する旨、許可をもらった。

帰りの電車内は地獄のような時間だった。
様々なことが頭に浮かぶ。
不安を払拭しようと自分の疑問をGoogle検索しまくった。
(Google先生話を聞いてくれてありがとう、、)

電車の乗り換えがうまく行って、想っていた時間より早く最寄駅に到着した。
まだ父の迎えがなかったので近くのコンビニへ、、、
心ここにあらずで弁当とお茶を買った。

数分後、父が車で迎えに来てくれて実家へ帰宅。
車内で父と二人二言三言話したともう。
実家に到着、家に母がいない

父とリビングのテーブルに腰掛けた。
翌日、医師から直接、母の容態を聞くという話になった。

ひと段落して、ふっと自分の気持と対面したら感情がぐちゃぐちゃになってた。
さっき買った弁当とお茶がポツンとテーブルの上に乗っていた。
いざ食すも無機質な味、、、
とりあえずもったいないからお茶で流し込んだ、、、

シャワーをして床についたが、心配で眠れずだったが、
なんとか寝られたみたいだった。
実家にいつもいるはずの母がいない
実家なのに生活感のない空気だった。