コロナ禍で贅沢を覚えた息子

コロナ野郎のせいでまったく自由に外出できない。

おうち時間♡の何がハードって、
毎日せっせと家でごはん作って食べなきゃなこと。
これ、料理ギライのわたしには死活問題なのよ。

どうしても我慢できなくなって、デリバリーを頼む。
たまのことだからと奮発してお寿司を頼んでみたりする。
それでも満足しきれずに、完全個室の店を予約する。
完全個室のあるレストランは、それなりのお値段がする店ばかり。

ウルセー!!散財!散財!
いまは食べる以外に楽しみもないし、それでもいいやって。
ストレスためるくらいなら、お金使って楽しむほうがいい!

と、

こんな生活を続けていたら、いよいよ息子が言い出した。

「お母さん、明日はお寿司が食べたいな♡」

せ、先週…食べたのに!?

「お母さん、この間のお子様ランチ、また食べたいな♡」

よ、4000円もするのに!?

だめだ、わたしの腹まわりだけじゃ飽き足らず、
クソ自粛生活が息子の舌もぶくぶくと肥やしてしまう…。

たしかに息子には幼少期から、いい店の料理を食べさせて
「おいしいもの」を覚えさせたいとは思っていたけれど…
こんなに頻繁な話じゃない!もっと、ゆるやかに!!
懐がさみしくならない程度のゆるいペースでの話!!

まさかの事態に困惑。

また今度ねーと言って、話をあやふやにするという
「親の常套手段」カードを切って、その場を切り抜ける。

やばいなー、このままだとわたしの料理なんて
そのうち「クソまず!」って言って食べてくれなくなっちまうよ。
コロナが憎い!コロナが憎い!!

なんて思うけど。

その反面、「今日のお昼はチキンラーメンです」と言えば、
やったああああー!!!!と狂喜乱舞してくれる息子。

贅沢じゃなくても、お手軽簡単でもおいしいものいっぱいある。
わたしの手抜きをサポートしてくれるすべての食品メーカーに感謝!

これからも臆せずわたしの作る簡単料理と、
他人の作る絶品料理で、人生を生き抜いていこうと思う。

息子!そこんとこ、ヨロシク!!

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