見出し画像

宮沢孝幸先生 と 荒川央先生の対立構造は間違っていると思う

参政党の「赤坂ニュース」に宮沢先生が出演されました。
レプリコンワクチンについて解説されています。
この動画について、反ワクチン派の中から批判が出ています。
その批判については、一見すると正しいように思えますが、宮沢先生個人を否定するような論調になっている点が気になっています。
荒川先生と対比して批判するような投稿を見ると残念に思います。
素人の私が勝手に考察してみました。



▶ レプリコンワクチンもmRNAワクチンも反対!

まず、最も大切なことは、宮沢先生は「mRNAワクチン」「レプリコンワクチン」の両方の接種に反対しているということです。

mRNAワクチンとレプリコンワクチンの欠点は、

・全身に拡散されてスパイク蛋白を作り、炎症を引き起こす
・スパイク蛋白を作る量の調節を出来ない。個人差が大きい

として、どちらのワクチン接種にも断固反対である。


▶ 宮沢先生のレプリコンワクチンに対するリスク評価の相違点


1.「レプリコンワクチンにはブレーキがない」は誤り
レプリコンは異物と認識され免疫によって殺される。
よって、徐々に数が減少する。
もし、免疫による減少より増加スピードが早いなら(体内基本再生産数1以上)体内がウイルスだらけになって、死んでしまう。
レプリコンワクチン自体にブレーキが有るわけではないが、免疫によって暴走は防がれるというお考えのようです。

2.レプリコンワクチンは、シェディングで他人にも感染する

レプリコンワクチンがエクソソームを通じて他人に感染し、他人の体内でも増殖してワクチン接したのと同じようになる、と言われているが、そんなことは起こらないと考える。
試験管の中では観測されても、個体間(人と人)で、僅かな量が伝播しても免疫で殺されるため増殖することはない。(※1.と同じ理屈)
(参考:mRNAワクチン(BNT162b2 mRNA)の1回接種に含まれるmRNA分子は13兆個)


▶ 荒川央先生 と 宮沢孝幸先生の違い

まず、両先生の専門分野が異なっています。
そして、リスクに対する評価の考え方に違いが有るように感じています。


・荒川先生(分子生物学者、免疫学者、腫瘍学者)

分子生物学は、生命現象を分子レベルで理解しようとする学問分野で、DNA、RNAの研究、ゲノム解析などから、新しいタンパクの構造設計や新薬の開発、ガンの発生原因や治療法などを研究する学問です。

荒川先生は、NOTEでレプリコンワクチンのリスクを解説されています。

レプリコンワクチンで最も危険なこととして、体内でmRNAを複製する時に変異体が出来てしまい、免疫を回避するような新たな病原性の高いRNAを生み出してしまう可能性を指摘されています。
レプリコンワクチンの大量接種は、人間を使った機能獲得実験と同様だと指摘されています。
また、シェディングの可能性を示した研究結果を紹介されています。

荒川先生は、最悪のケースを想定してレプリコンワクチンのリスクを訴えておられます。

・宮沢先生(ウイルス学者、獣医学者)
宮沢先生は、主に家畜の伝染病に関するウイルスの研究、ならびにワクチン開発の研究をされてきました。
最近は、動物の進化にウイルスが関与しているという仮説の研究をされていました。

そのため、ウイルスの性質について、感染の仕組みや感染能力、免疫の効き具合などについての実験から得た知見が豊富な研究者といえます。
また、ウイルスが変異するメカニズムについても詳しく、新型コロナウイルスが人工ウイルスであることを論文にしました。

レプリコンワクチンやシェディングについて、これまでに得た知見に基づいて話されているように思われます。
これまでの経験で見聞きしたことが無い事象については。今後も起こらないだろうという、やや楽観的な考え方をされている点が、荒川先生との違いのように感じます。(私は素人なので感覚的な判断です。科学的な根拠が有るのかもしれません)


▶ 荒川先生と宮沢先生の共通点

SNSでは「荒川派」や「宮沢派」みたいな投稿を見ることが有り、残念に思っています。
私は「荒川派」と「宮沢派」を兼任しています。

両先生の共通点は

  • レプリコンワクチンもmRNAワクチンも断固反対である

  • 新型コロナウイルスは人工ウイルスである

という、重大なポイントにおいて一致しています。

もし可能なら、宮沢先生と荒川先生で対談してもらえれば、それぞれの主張の正しさや見落としなど、新たな知識を獲得する機会になると思います。
納得するまで話をすれば、お二人は友人になれるのではないかと思います。


▶ 宮沢先生のシェディング否定?について

宮沢先生は、以下のようなシェディングについて否定的なコメントをされています。
私は、先生の説明の仕方について少し残念に思っています。

  • 接種者から何かの物質が伝播(シェディング)してワクチン後遺症と似た症状が出るとしても、それがスパイクタンパクが原因とは考え難い

  • 呼気や汗からスパイクタンパクやmRNAが伝播しても微量であり、細胞内に入ってスパイクタンパクを作るとは考え難い

  • シェディングとは弱毒生ワクチンが他の個体に感染する事象のことで、mRNAワクチンの場合には該当しない(定義に厳格)

宮沢先生は、シェディングについて、「量」を重視されているようです。
それ自身の増殖性がない、mRNAやスパイクタンパク、LNPが伝わっても、それほど影響はないはずだと言われています。
体調不良の原因は揮発性の化学物質によるアレルギー反応の可能性を示唆されています。

事実として、非接種者が接種者と接触後に、皮膚病変からスパイクタンパクが検出されていることから、何らかの経路でスパイクタンパクや、LNPが他人へ伝播することは否定できないと思います。

接種したワクチンの10%は呼気から排出されるという報告が有ります。
もし、LNPを含有する物質を吸い込めば細胞に侵入してスパイクタンパクを作る事ができるはずです。それがどれくらいの「量」になるのかが問題なのだと思います。

宮沢先生は、シェディング現象の存在は認めています。その発生の機序については、研究がされておらず証明がされていないと指摘されています。

下の荒川先生のNOTEを読まれると、シェディング現象が深刻な事実であることが解ると思います。
荒川先生もシェディングについて「現状では情報がまるで足りず、現象の存在の有無、症状の多様性、作用機序を含めて断定できる事はありません」と書かれています。


▶ 実際に治験はどうなっているのか?

私が住む福岡市内には3ヶ所の病院・クリニックでレプリコンワクチンの治験が行われています。

もし、シェディングでレプリコンワクチンが他人に伝播して、増殖するとしたら、治験を行っている病院では、医師や看護師さん、入院患者さんが相当ひどいシェディングの被害を受けるのではないかと思います。

実際、シェディング現象が発生しているかどうか分かりませんが、市内の3つの治験病院は普通と変わらず営業しているようです。
なので、すぐに重大な危険に晒されるということは無いようです。

しかし、荒川先生が指摘されているように、ゲノムの変異は数世代先に病気が発現する「遅効性リスク」の可能性があります。
mRNAを使ったワクチンや治療薬には、想像出来ないリスクが有り、もし問題が生じた場合、後戻りできないという致命的な欠点が有ります。
mRNA技術を使った医療は禁止されるべきと考えます。

以下は、レプリコンワクチン治験病院のYouTube広告動画です。
割と規模が大き病院です。


▶ 宮沢先生について

全体として宮沢先生は「頑固者」という印象を受けます。
これまでに得た知見に反するようなことについては、なかなか認めようとされません。
この姿勢は、間違いとは言えないのですが、mRNAワクチンという未知の領域に対して、もう少し柔軟に考えて、慎重に発言していただけたらと思っています。

宮沢先生と荒川先生の対談が実現することを願っています。

素人が偉そうなこと言って申し訳ありません。😅 > 宮沢先生。荒川先生。


参考記事



以上