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ワイドショーで専門家がインフルエンザワクチンの接種を勧めています

【お詫び】
本記事の、マルチプレックスPCR検査について、実際にPCR検査でどのような使い方と陽性判定がされているか不明な点があるため、それが判るまで該当部分を削除します。

テレビで御用学者が、今冬インフルエンザが大流行する可能性が高いと予想し、インフルエンザワクチンの接種を勧めています。
大流行が予想される根拠は、「昨年度インフルエンザ感染者が極端に少なく、免疫を持っている人が少ないから」と説明しています。

昨年のインフルエンザ感染者数を2017年と比較すると 1/1000でした。
北國新聞は、インフル1年間ゼロと報じています。

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出典:ウェザーニュース

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本当にインフルがゼロだったかといえば、それは違います。
医療機関には、医師会を通じて昨年の3月から事実上の「インフルエンザ検査の禁止」が通達されています。

日医発1202 号(地461)(健Ⅱ314)F
令和2 年3 月1 1 日
都道府県医師会長 殿
郡市区医師会長 殿
日本医師会新型コロナウイルス感染症対策本部長
横 倉 義 武
日本医師会感染症危機管理対策室長
釜 萢 敏

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もし、風邪様の症状があれば、とりあえずインフルの薬を出して様子を見てもらうか、PCR検査を受けるように患者に勧めるということになります。

それでは、インフルに感染した人がPCR検査を受けるとどうなるのでしょうか?PCRは新型コロナの検査だから、当然陰性判定になると思うでしょう。
ところが、そうとも言いきれません。PCR検査キットには、SARS-COV-2だけでなくFul-A(インフルエンザA型)、Ful−Bも検出するマルチプレックス検査薬だと書いてある製品が複数あります。

CDCは2021年7月第27巻第7号という通達文書で以下のように書いています。

『2020年7月2日、米国食品医薬品局は、「インフルエンザSARS-CoV-2マルチプレックスアッセイ」の体外診断用としての緊急使用許可を与えました。本アッセイは、A型インフルエンザウイルスを102.0、B型インフルエンザウイルスを102.2、SARS-CoV-2を100.3の50%組織培養または卵への感染量、または5 RNAコピー/反応と少ない量で検出します。』
【マルチプレックスPCR検査に関する記述部分。一時削除しています。】

また、PCR検査に使用するプライマーという検出対象を識別するための遺伝子配列に、新型コロナ以外の、さほど珍しくないパントエア(Pantoea)菌の遺伝子と完全に一致する部分が見つかっているなど、新型コロナの検出精度にも問題点が多数指摘されています。下のリンクは、新型コロナ用PCR検査のプライマーの設計がポンコツで使い物にならないとする22名の研究者の共同執筆論文です。

この論文によると、新型コロナにも、インフルエンザにも感染していない人がPCR検査で陽性になる可能性もあります。その理由は、Ct値というウイルスを培養するサイクルの回数が多すぎることが原因です。

また、PCR検査はコロナウイルスのNタンパク(ウイルスの本体部分)を検出するとされていますが、なぜかワクチン接種者についてはPCR検査のCt値を下げるよう指示が出ています。mRNAはSタンパクを生産するので、ワクチン接種者のCt値を変更する理由は無いはずです。
ブレークスルー感染者を少なく見せたいという事情のためかも知れません。

CDCは、今年いっぱいでSARS-CoV-2のみを検出するPCR検査の緊急使用許可(EUA)の申請を取り下げます。その理由として「SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの検出と鑑別を容易にすることができる多重化法の採用を検討することを推奨します」と説明しています。

2021年12月31日以降、CDCは、SARS-CoV-2のみを検出するために2020年2月に初めて導入されたアッセイであるCDC 2019-Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panelの米国食品医薬品局(FDA)への緊急使用許可(EUA)の申請を取り下げる。CDCは、臨床検査機関がFDAに認可されている数多くの代替品の中から1つを選択して導入するための十分な時間を確保するために、この事前通知を行っています。

この変更に備えて、CDCは、CDC 2019-nCoV RT-PCRアッセイを使用していた臨床検査室および検査施設が、FDA公認の別のCOVID-19検査を選択し、移行を開始することを推奨しています。CDCは、検査室に対し、SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの検出と鑑別を容易にすることができる多重化法の採用を検討することを推奨します。このような検査法は、インフルエンザとSARS-CoV-2の両方を継続的に検査することを容易にし、インフルエンザシーズンに向けて時間と資源の両方を節約することができます。検査機関や試験場は、臨床検査を開始する前に、選択したアッセイを施設内で検証・確認する必要があります。

どうやら、新しいPCRアッセイが承認されるらしいです。その新しいアッセイでは、新型コロナとFul-A、Ful-Bの検出と鑑別を容易にするとあります。
今後は、PCR検査を受けると新型コロナ、インフルA、インフルBの診断がされるという意味に思えます。

さて、長々とPCR検査について書いてきましたが、御用学者がなぜインフルワクチンの接種を推してきたかを考察するのが本当の目的です。

昨年インフルエンザが流行しなかったかどうかは分かりません。
もしかしたら、インフルエンザも流行していたかもしれません。
医療従事者なら、インフル検査が抑制されていたことを知っているはずで、「昨年の感染者が少なかった」などと説明するのはおかしな事です。

もし、インフルエンザワクチンを接種しない場合はどうなるのでしょうか?
新型コロナワクチンを接種した人と、接種してない人でインフルエンザワクチンの効果に違いがでるのでしょうか?

mRNAワクチンを接種した人は、自己免疫が再プログラムされるという研究があります。(下のリンク記事)この研究によると、mRNAワクチンを注射した人の自然免疫応答が変化するため、他のワクチンとの相互作用について研究が必要としています。特にインフルエンザワクチンの名前を挙げています。

BNT162b2ワクチン接種による自然免疫応答への影響は、他のワクチンでは「ワクチン干渉」として知られているように、他のワクチン接種に対する応答を妨害する可能性も示しているかもしれない(Lumら、2010年、Nolanら、2008年、Vajo, Tamas, Sinka, & Jankovics, 2010年)。したがって、この可能性、特にインフルエンザワクチンとの相互作用の可能性を調査するために今後の研究が必要である。

もし、新型コロナワクチンを接種した人の自己免疫応答が低下するのであれば、ワクチンを接種した人ばかりインフルエンザが重症化する事態が発生するかも知れません。
御用学者たちは、インフルエンザワクチンを接種することで、このような事態を回避できると考えているかも知れません。

今冬は、新型コロナワクチンを大量接種した後にインフルエンザに備える初めてのシーズンです。新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの相互作用、ワクチン干渉が起こるのか、起こらないのかの治験が行われるということです。もしそれが起こる場合、良い結果になるか、悪い結果になるかが注目されます。

御用学者の定義
・イスラエルなど、ワクチン接種者が重症化している事例を無視する人
・ワクチン接種後の死亡事例を、因果関係不明と言い張る人
・都合の悪い統計データを無視する人
・イベルメクチンなどを否定し、ワクチンだけを解決策という人
・科学に対して不誠実な人

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以上