イスラエルが４回目の接種に戸惑っている。接種の有効性には科学的な根拠は無い
（記事タイトル）
Israel begins studying the effectiveness of a 4th vaccine dose.
イスラエルが4回目のワクチンの有効性の研究を開始。
By Isabel Kershner Dec. 27, 2021
【 解説 】
ニューヨーク・タイムズの記事です。
イスラエルが４回目の接種を150名の医療関係者に実施しました。これは世界初の4回目の接種であり、ワクチンメーカーもデータを持っていません。
まさに人体実験が行われているということです。
接種する理由は、3回接種した人の免疫が低下し、4回目の接種を行わないと発症・重症化のリスクが有るため、接種のメリットが大きいとしています。
しかし、科学者の中には４回目の接種に懸念を示す人もいます。
『科学者の中には、特に高齢者の場合、接種回数が多すぎるとある種の免疫系疲労を引き起こし、ウイルスに対抗する能力が低下するのではないかと懸念する者もいる』
また、参考資料に示した中央日報の記事によると
「４回目の接種について有効であるという証拠は無い」
「イスラエル政府諮問委も４次接種の勧告がデータに基づいたものではないと認めている」
と報じています。
もし、４回目を接種しても数ヶ月後には５回目が必要になる可能性が高いです。まさに自己免疫を削り取る無限ループです。
日本は、イスラエルの状況をよく見るべきです。
日本は３回目接種時期を２回目接種から８ヶ月と長めに取っていますが、一部のバカが早期接種を求めています。３回打てば、４回５回となっていくことが分かっているのでしょうか？
だが、諮問委の４次接種勧告が出てきた直後、イスラエルの医療界の一部からは「科学的なデータが不足している」という反発が出てきた。ハダッサ医療センターの新型コロナチーム責任者であるＤｒｏｒ Ｍｅｖｏｒａｃｈ博士はカナダメディアのＣＢＣに対して「私はデータを根拠に３次接種は支持したが、４次接種の効果に関しては証拠がない状態なので疑問を感じる」と述べた。続いて「『４次接種をする根拠がない』と言う医師と科学者の電話を数十本受けた」と伝えた。
イスラエル政府諮問委も４次接種の勧告がデータに基づいたものではないと認めている。諮問委パネルのネゲヴ・ベン＝グリオン大学のＲｏｎ Ｄａｇａｎ教授は４次接種の勧告に関連し、「我々には４次接種を勧告する根拠資料がないため、データを根拠とした決定ではない」と話した。
テルアビブ近郊にあるシェバ・メディカル・センターの関係者によると、この研究は世界で初めてのもので、少なくとも4ヶ月前にファイザー社とバイオンテック社のワクチンの3回目の接種を受けた150人の医療関係者に追加の注射を行ったという。
アメリカやヨーロッパなどで記録的な数の新規感染者を出し、急速に拡大しているオミクロン・バリアントにどのように立ち向かうか、世界各国の政府が悩んでいる中、コビット・ワクチン接種の先進国であるイスラエルの動きが注目されています。いくつかの研究では、オミクロンの感染は他の亜種による感染よりも軽いとされていますが、この急増はすでに医療システムを圧迫しており、専門家はさらに多くの死亡者を出す可能性があると警告しています。
ワクチンはまだオミクロンによる重症化を防ぐことができるという研究結果が出ていることから、イスラエル政府の諮問機関である医療専門家の委員会は先週、保健当局が60歳以上の人、免疫力の弱い人、医療従事者に4回目の予防接種を行うことを勧告しました。
この提案は保健省の正式な承認を待っているところですが、4回目の予防接種の効果に関するデータが不足していることから、この勧告は時期尚早ではないかという疑問が投げかけられています。同省が、病院での調査結果を待って勧告を行うかどうかは不明でした。
諮問委員会は、オミクロンの効果が不確かであることを認めた上で、8月に最初に3回目の接種を受けた人々の免疫力が低下した証拠を指摘しました。イスラエルのデータでは、3回目の接種後4、5ヶ月以内に、当時主流であったデルタ型の感染率が60歳以上の年齢層で2倍に上昇したという。
比較的小さな国でありながら、効率的な公衆衛生システムを備えているイスラエルは、コヴィドの第1回目の予防接種をいち早く導入し、その後、追加の予防接種を行ったことで、予防接種の効果や予防効果の消失の早さを早期に評価できる立場にあります。
諮問委員会のほとんどの意見は、4回目の接種の潜在的なメリットはリスクを上回るものであり、最も影響を受けやすい人々を守るための決断に時間をかけることはできないというものでした。しかし、他の専門家は、4回目の接種の効果については十分に知られていないと主張し、科学者の中には、特に高齢者の場合、接種回数が多すぎるとある種の免疫系疲労を引き起こし、ウイルスに対抗する能力が低下するのではないかと懸念する者もいる。
厚労省の高官は先週、4回目の接種を行うかどうか、また誰に行うかを決定する前に、特に高齢者のオミクロンによる重症化のリスクについて、他国のデータをさらに収集すると述べた。
参考資料
以上